讃岐採集の風景

12/10(土)

この週末はY氏グループの採集忘年会が香川で行われるからと、Y氏からお聞きしたのもあって、私も是非とも都合をつけて参加させて頂くにした。

メンバーは関西からY氏グループ６名＋愛媛からO氏＋私で合計８名。それと当初私の想定外だった１名が・・

私は皆より一足先に深夜に香川県まで移動していた。朝6:30に目を覚ますと、すぐに着替えをすませ朝食を摂りながらポイントとなる現地へ向かった。7:30には入る場所を決め、山歩きを開始した。Y氏グループも別れて入るだろうから全くの別行動である為、皆が何処へ入るのかもわからずだった。

暫し散策すると手頃な立ち枯れが目についた。早速斧を入れると小さな食痕が走っている。その先には２齢幼虫がいた。数頭の２齢幼虫を獲られたが、どうやら皆コクワガタの様である。その後も良さそうな立ち枯れを見つけては斧を入れてみるが、感触はいまいちな状態が続いた。

いつしか見晴らしの良い丘の上まであがってきていた。日差しがあるので寒いどころか額には汗さえかいていた。次に感触のあった立ち枯れではコクワガタの３齢幼虫が数頭でてきた。やはりそう簡単に本命には巡り会えないものである。

丘から下りたあとは別のエリアへ移動することにした。ざっと流した限りでは他のメンバーの姿は見られなかった。そんな中、移動中に地元の方でこの辺りの山を管理している方と話をする機会を得た。「近年、昆虫採集者が山によう来るようになった。来るのはいいけど、ゴミを捨てたり、ホダ木を割ったりという被害がでている。バス釣りにも来るけど池のフロートの係留ロープを切ったりと・・」話をしていると要は迷惑をかけない範囲で楽しんでいってほしいという内容だった。それは仰るとおりで当然の事である。

次のエリアでは丘へ入ってみたが、思ったより植生が良くない。そんな中、巨木の立ち枯れを見つけて叩いてみたら、内部が一部空洞になっていてスズメバチの巣がびっしいりと作られていた。もし活動期にこの木を叩いていたら私の顔面はお岩さんになっていたのかもしてない・・（汗

ここまで一向に勝機のつかめない私は再度エリアの移動を行った。初めて流すところだったので、車を停止して植生や地図を確認していると右舷方向から一台の車がやってきた。クラクションを鳴らすので、誰かと思ったらなんとＫ氏だった。昨夜電話で話していたときには行かないと聞いていただけに本当に驚いた。おまけに車も買い換え後は初めてだったので遠目では全く気が付かなかった。

	讃岐採集の風景採集地：香川県 2005.12.10
	12/10(土) この週末はY氏グループの採集忘年会が香川で行われるからと、Y氏からお聞きしたのもあって、私も是非とも都合をつけて参加させて頂くにした。メンバーは関西からY氏グループ６名＋愛媛からO氏＋私で合計８名。それと当初私の想定外だった１名が・・私は皆より一足先に深夜に香川県まで移動していた。朝6:30に目を覚ますと、すぐに着替えをすませ朝食を摂りながらポイントとなる現地へ向かった。7:30には入る場所を決め、山歩きを開始した。Y氏グループも別れて入るだろうから全くの別行動である為、皆が何処へ入るのかもわからずだった。暫し散策すると手頃な立ち枯れが目についた。早速斧を入れると小さな食痕が走っている。その先には２齢幼虫がいた。数頭の２齢幼虫を獲られたが、どうやら皆コクワガタの様である。その後も良さそうな立ち枯れを見つけては斧を入れてみるが、感触はいまいちな状態が続いた。いつしか見晴らしの良い丘の上まであがってきていた。日差しがあるので寒いどころか額には汗さえかいていた。次に感触のあった立ち枯れではコクワガタの３齢幼虫が数頭でてきた。やはりそう簡単に本命には巡り会えないものである。丘から下りたあとは別のエリアへ移動することにした。ざっと流した限りでは他のメンバーの姿は見られなかった。そんな中、移動中に地元の方でこの辺りの山を管理している方と話をする機会を得た。「近年、昆虫採集者が山によう来るようになった。来るのはいいけど、ゴミを捨てたり、ホダ木を割ったりという被害がでている。バス釣りにも来るけど池のフロートの係留ロープを切ったりと・・」話をしていると要は迷惑をかけない範囲で楽しんでいってほしいという内容だった。それは仰るとおりで当然の事である。次のエリアでは丘へ入ってみたが、思ったより植生が良くない。そんな中、巨木の立ち枯れを見つけて叩いてみたら、内部が一部空洞になっていてスズメバチの巣がびっしいりと作られていた。もし活動期にこの木を叩いていたら私の顔面はお岩さんになっていたのかもしてない・・（汗ここまで一向に勝機のつかめない私は再度エリアの移動を行った。初めて流すところだったので、車を停止して植生や地図を確認していると右舷方向から一台の車がやってきた。クラクションを鳴らすので、誰かと思ったらなんとＫ氏だった。昨夜電話で話していたときには行かないと聞いていただけに本当に驚いた。おまけに車も買い換え後は初めてだったので遠目では全く気が付かなかった。




	こうして13:00頃からはＫ氏と行動を共にすることになった。丘を下りたり上がったりとして探してゆくがなかなか感触のある材がない。ようやくＫ氏が湿度も保った感触の良い立ち枯れを見つけて叩いたが、全然だった。この材に入って無いならという位いい状態の材だったが・・ Y氏グループや愛媛のO氏らはどうやら成虫を当てたようだ。だが、こちらは今のところ幼虫さえ当たっていない燦々たる状況である。私の場合はこれが実力なのだが、ハンターK氏の場合はこれでは済まされない状態なのかもしれない。エリアを一旦移動してみることにした。今度入ったところは結構急な斜面を登って行く。この日私は登ったり下りたりばかりで疲れが回ってきていたが、そうも言ってられない。しばらく歩くと大きな樹液の木があった。これならいい感じな木なのだが、晩には来られない様な所だった。歩けど歩けどなかなか良い感じの立ち枯れが見つからない。時間的にも15:30を回った頃ようやく良さそうな立ち枯れをＫ氏が見つけた。中央に大きな食痕が走っている。大きさ粗さからしてオオクワに間違いない。慎重にＫ氏が削っていったが、黒い３齢の亡骸だった。その後も諦めずに探すと２齢の幼虫が出てきた。ようやく本命との対面が出来たのであった。私もＫ氏が割ってる間に周辺の立ち枯れを探して叩いてみたが、どれもいまいちな状態だった。時間的にも16:30を回り下山することにした。この時期は暗くなるのも早いもので17:00にはだいぶ暗くなってしまうのであった。山から上がり、Y氏らとの合流ポイントへ向かった。少し待っていると続々と到着。暫し歓談の後場所をうどん屋へ移して打ち上げをした。実に楽しいひとときである。皆は今晩も近くに泊まって翌日もたっぷり採集するのであるが、私は翌日は用事があり参加できないので、一人お先に失礼させていただいた。成果こそはこの手で獲られなかったが、有意義なひとときを過ごすことが出来た事に感謝したい。


	その後翌日はＫ氏から成虫♀が出たとの連絡。その後も夕方から大当たりがあったようで幼虫は沢山出たようである。総数は把握出来ていないが、さすがに強者が集まっての採集忘年会だけに只では終わらぬと言うところだろうか。香川のオオクワガタが絶滅しなければ良いが・・（爆


◆本日の採集成果：コクワ幼虫１５（Y氏グループ：オオクワガタ成虫♂１♀１＋幼虫？）（愛媛O氏：オオクワガタ成虫♀１＋幼虫３）（Ｋ氏：オオクワガタ成虫♀１＋幼虫多数？）