神津島採集の風景

採集地:東京都神津島村

2006.5.6

◆2006.5.6(採集5日目)


島で5日目の朝がきた。はやいものでもう最終日である。

この日は11:25出航の船に乗らなければならないため宿での朝食は抜きにして朝一番から山へ向かった。

しかし、虫の気配は薄くかわりに採集者の姿ばかりが目にはいる。
ミクラミヤマ♂ 時間が無いので実績のある地点ばかりをピンポイントで見て回り、ようやく1頭のミクラミヤマを採集できた。

もう時間も残り少ない。焦って探したところでみつかるものでもなく、時間は休んではくれない。

黒いタイプのミクラミヤマ♂
その後広く流してようやく歩くミクラミヤマ1頭の追加を獲られたが、そこで時間切れとなってしまった。

町へ降りてリッター200円の高価なレギュラーガソリンを満タン給油し、車を返却。自動車屋の女性に港まで送っていただいた。なんでもその女性の息子がクワガタを好きでニジイロクワガタを飼育しているとか。ミクラミヤマの事も話が弾んだ。
港へ着くと某氏も同じ便で帰るので合流した。

その後、無事熱海行きのジェットフォイルに乗船したがこの日は熱海便には珍しく満席だった。

熱海からは別方面なので某氏親子とお別れをして私はこだま号に乗り京都へ帰ったのだった。

今回の採集はある程度予想できてはいたが、やはり厳しいものだった。年々採集者の数は増えている様だが、虫の数は減ってきている気がする。

あと、天候などの気象や船の運行など自身の努力とは無関係な要素にも左右されてしまう。

私もいきなり出発の朝に欠航の知らせを受け戸惑ったが、無理して時間のかかる大型客船に切替え翌朝から採集出来たのはこの日以降気温が下がってしまった事を思えば正解だった。

やはりルッキング採集というのは様々な要素が絡んで結果に繋がるものなのかもしれない。

◆本日の採集成果:ミクラミヤマ成虫♂2
◆5日間トータルの採集成果:ミクラミヤマ成虫♂23♀1+某氏♂18