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讃岐採集の風景
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和歌山港からフェリーで徳島に着いたのは23:00過ぎだった。そのまま車を走らせて香川のとある道の駅へ。ここでI氏と待ち合わせだった。 朝7:00に目覚めて、ゆっくり支度をしてからの採集スタート。 この日は、関西から我々以外にY氏、K氏らのグループも来る。愛媛のO氏らも来るという。まるで、新年の大採集会の様な感じだ。 |
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我々2人は皆より速いスタートである。 先ずは、昨年末にI氏らが出しているポイントの近くを散策するが、コクワガタとチビクワガタのオンパレードだった。 なかでもチビクワガタはコロニー状態であっという間に数十頭の成虫が採集できてしまった。まるで、ルイス採りでもしているかの感覚だった。 |
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場所を変え、いろいろ探すが、なかなかよい材に巡り会えない。Y氏も到着している様だ。K氏らのグループもそろそろなのかも。 早々にY氏からオオクワ幼虫が出たとのコールが入る。皆より早くからやっている我々の成果がこの時点でチビクワというのも情けないものだった。 I氏がいい感じの根株からようやくコクワ以外を出したようだったが、ヒラタの♀である。私はというと、立ち枯れの上なのにカブトしか出てこない有様。 そんなこんなで、もう昼になってしまった。場所を移動しながらおにぎりを食べて再スタート。 今度の根株は肉質も良く期待が持てそう。早速幼虫が出てきた。てっきりオオクワかと思い喜びつかの間、取りだしてみると頭が赤い。顎も太い。ノコかヒラタか? I氏にみせるとノコで間違いないと・・。 その頃I氏は1頭だけオオの幼虫を当てていた。一方、私が叩いていたのはノコギリクワガタのコロニーの様である。 おまけに雪まで降ってきて身も心も寒くなってきた。(汗 |
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もう残り時間も少ない。車で最後の場所を何処に入るか決めかねて走らせていると親方(Y氏)の車が止まっていた。みるとスモールランプが付いたままである。I氏が連絡をし、親方と落ち合うことになった。 実は親方、丁度この時大木を当てたところのようだった。我々に一緒にと誘われ、ご一緒させてもらうこととなった。 川を越え、山に登り、暫く歩くとかなりな巨木の立ち枯れ。しかも回りに数本もある。早速I氏が叩いてみると大きな食痕が現れ、その先にオオクワの幼虫が現れる。私も裏側を叩いてみると同じように食痕があり、オオクワの幼虫が出てきた。 回りの他の木は朽ち方が進んでいるので、蛹室は沢山あるものの、幼虫はなにもでてこない。 本命の材は最後は親方が上に登り叩いていたが、あまり上は出てこなかった。しかし、まだ手の届かないところには、いそうな巨木だった。 その頃、K氏の方も巨木を当てていた。オオクワの成虫幼虫かなり出ているみたいである。愛媛のO氏達も成虫幼虫と出している様子。 私などは自力ではチビかノコ位しか出せないのに皆たいしたものである。おまけに、久々の斧振りで腕や手のひらがもう限界になってきていた。(汗 この立ち枯れを一通り叩き終わり、車に戻りこの日は終了することに。 |
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今回採集した個体 |
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採集も終わって、皆と集まって成果報告。皆の虫を見せあったり、地図で何処の木とか・・(笑 |
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しかし、今回の採集は年明け早々からオオクワ採集の魔力というのを体感するものとなった。私としても強硬スケジュールで海路で入った甲斐があるものとなりました。 ←夜の明石海峡大橋 |