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紀伊山地採集の風景
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先週に続いての和歌山遠征。しかし、今回は先週とはうって変わり海抜0Mから目指すは標高1300Mクラスの高山である。 朝ゆっくりの7:00に自宅を出発。現地には約3時間といったところ。案外近いものだ。 標高を上げるに従い残雪が所々みられる。念のため冬タイヤで来ているので少々の雪道なら平気だが、走行には別段問題ない。 天候の方がむしろ心配で、空は厚い雲に覆われていていつ崩れてもおかしくないような感じだった。 目的地へ到着して、着替えを済ませいよいよ山へと入っていった。昨夏に比べると視界も開けて見通しが良い。立ち枯れなども目につきやすい。 そんな中、斧を入れると食痕が現れた。なんとなく糞の詰まっている状態からしてヒメオオではなく、アカアシっぽい。そのまま割り進むと幼虫、成虫が出てきた。 やはりアカアシクワガタだった。その後もアカアシばかりなので、部位を変えてみると今度は小さな成虫が出てきた。スジクワガタだった。 高山で特に割りでの採集ではヒメオオやオニクワガタは嬉しいものがあるのだが、どうもアカアシやスジクワは平地でコクワガタが出てくるのと同じくらいな感覚になってしまう。無論、平地のコクワ程圧倒的に個体数が多いというわけでは無いのに不思議なものである。単に私の好みの問題かもしれないけど・・ 場所を変えて別な倒木を探してみると今度はコガネムシ系の幼虫が出てきた。オニクワガタも採集したいと思ってそれらしい腐朽した倒木を探すが、出すことが出来ない。 前々回にオニクワガタを採集できたエリアへ移動し、探すが無理だった。 |
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場所を更に移動して、腐朽の進んだ立ち枯れを見つけたが、ここでもオニもヒメにも逢うことは出来ない。 樹皮下に大量の黒化した糞詰まっていた。そして、出てきたのはハナムグリ系の幼虫だった。 |
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更に場所を変えて斜面へ入り込み探したが、結局無駄だった。おまけに雨がポツポツと落ちてきた。 |
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町へ出ると進路を東へ取り奈良の有名店へ先ず向かった。土曜日なので少しは賑わっているようだ。私も久方ぶりだったが、相変わらずという感じだった。しかし、生体はあまり動いていない感じだった。 その後は京田辺の「虹クワ」(=虹色ペットハウス)へ閉店間際だったが入ることが出来た。成果が出せなかった分、衝動買いしそうになったが、止めて帰宅の途についたのであった。 |