奄美大島採集の風景

2000.7.7〜9

奄美大島は未開の原生林が山間部に多く残りとても美しい島です。


↑今回同行のメンバーです。

左からMC氏、ALF、佐賀んもんのクワガタ氏、Kボンバー氏

※佐賀んもんのクワガタ氏写真提供

2000年7月7日
京都組み2名と九州組み2名計4名が奄美空港で合流。

空港からはレンタカーで移動。

次に向かったのが建設機材屋さん。

夜のライトトラップに備えて発電機と投光器をリースしました。
ホテルでチェックインを済ませるといよいよ林道へ突入です。

道の状態はあまり良くなく、狭くて凸凹として運転しにくい。
尾根沿いを貫く林道ヘバナナトラップセットして回ります。
合計200個近いトラップをセットしました。
材割りもこういったところを降りていって行いましたが、あまり幼虫は出てこなかったです。
山への踏み込みは正直なところ、ハブが怖いです。
綺麗な色のカメムシ
他にもハンミョウやアゲハなどもこちらでは見ることの出来ないものがいました。

Kボンバー氏はクワガタよりも他の虫に興味があるようで、ハンミョウなどをしきりと追いかけていました。(^^)
夜間のライトトラップの光景
お目当てのクワガタは飛んできませんでした。
私とMC氏とで街灯へ回りましたが、クワガタは見つけられずに・・

次の日はほとんど睡眠時間も無いまま、早朝から林道のトラップをチェックして行きます。すると、スジブトヒラタやアマミコクワが付いています。

ある程度回収も終わって町へ戻り、山羊汁などで腹を膨らまし、再度トラップへ出撃です。
その後は街灯下を中心に回りアマミノコ、アマミヒラタなどの成果がありました。

最終日は朝から雨模様。期待薄で林道へ向かい、トラップの回収作業を終え、荷を宅急便で出荷してから時間があるのでハブセンターへ向かいました。

丸々と太った大きなハブはかなり恐ろしいものです。
採集時に我々の前にも姿を現した奄美で一番恐ろしい猛毒蛇のハブ

くれぐれも南西諸島での採集には気を付けないといけません。

※奄美観光ハブセンターにて撮影

採集した個体の一部

参加者4名での採集結果です。

●スジブトヒラタ 25♂3♀(max ♂55mm)

●アマミノコギリ 7♂7♀ (max ♂74mm)

●アマミヒラタ  3♀

●アマミコクワ  1♂1♀

●アマミコカブト 3♂1♀

●アマミシカ幼虫 1頭

●スジブトヒラタ♀幼虫 1頭

●アマミヒラタ♂幼虫 1頭 

他にシロスジコガネ、アオドウガネ、アゲハ、セミ、カミキリ、ハンミョウなど少々

奄美の美しい夕焼け


※佐賀んもんのクワガタ氏写真提供