南紀採集の風景

採集地:和歌山県南部

2004.1.31

深夜1:00前にI氏宅へ
今回は一睡もせずに南紀方面へ出撃となってしまった。

前回の教訓を生かして・・目的地は数ポイントに既に絞り有望なポイントから先に攻めることに(前回とは逆の侵攻パターンである)

朝7:30 車内で食事をすませいざ出撃
空では我々を鳶が出迎えてくれました。
まずは最も有望そうなポイントへ

程良いと思われる材(腐朽度と湿度)を叩くが、出てきたのはコガネムシの幼虫・・シロアリもいたんでこれはと思ったのですけどね。
その頃、I氏が「コクワと違う幼虫が出た」と叫んでいた。

だがそれはネブトの幼虫だった様だ
彼がタッパーにその幼虫を仕舞ったところへ私が近寄ると、丁度ルイスの幼虫のお尻が見えた。

「やりましたね〜、これルイスですよ〜」
コロニーに見事あたった様でその後成虫もコロコロと出てきた。
今日はついている・・
前回もこのポイントの近くまで来たのだが、ここへは踏み込まずに引き返していた。
採集開始から僅かの時間でルイスの成虫、幼虫にお目にかかれ二人とも疲れなど何処かへ吹き飛んでしまった。
威嚇しているルイスツノ成虫 幼虫は細長いのですぐ分かります。
出てきた材はこんな倒木でした。(赤枯)
場所をやや沿岸から内陸へ移動

台風の為か倒木も多く、小型種のクワガタの為の生息環境は決して悪くなさそう。
ですが、湿度と朽ち方が手頃な材となるとなかなか見つからないものです。
前回もそうでしたが、乾燥している材が目立ちます。
次に出てきた材は割と大きな赤枯れの倒木でした。
でも成虫がまばらに入っているだけで、コロニーは無いようなので割るのは中断。

エリアを変え、次のポイントへ車で移動することに。
第二ポイントではコクワガタ幼虫と→このサワガニしか出ませんでした・・

続く第三ポイントは惨敗・・

いよいよ最後の第四ポイントへ
第四ポイントでは、広範に歩き回って材を叩くがなかなか出てこない・・
K氏へのお土産を考えると、なんとか成虫をもう少し出したいところ

I氏ともはぐれてしまったが、出すまではと思っていたら、何気ない細目の材から幼虫が・・しかもコロニーだった

直径15cm、長さ1M程の材(白枯)から30頭位の幼虫と9頭の成虫が出てきました。入れ物に収まりきらないのではと心配になるくらい。(^^)
こうして私の第二次南紀遠征は無事目的達成されたのである。
第一ポイントでの採集成果

今回採集した個体

2名での採集結果です。

●ルイスツノヒョウタンクワガタ 成虫 23頭

●ルイスツノヒョウタンクワガタ 幼虫 48頭

●ネブトクワガタ幼虫 2頭

●コクワガタ幼虫 9頭程

第四ポイントでの採集成果


次はより難易度の高い三重県か四国でもルイス採集してみたいものです。