讃岐地方採集の風景

採集地:香川県

2004.2.7

今回は京都メンバーのツキノワグマ氏、イカ氏とそして北摂オオクワ愛好会のY口氏、M山氏、O川氏と総勢6名での採集会。私は亀岡のワグマ氏と現地入りしました。

朝3:00 には亀岡を出発。6:30頃には現地到着し1時間ばかり仮眠の後採集スタート。
明け方頃は雪もちらつく中での採集となりました。

他のメンバーはまだ来ないので、2人でひとまず入山。
前回実績のポイント周辺の散策へ。
香川では大きな立ち枯れは少なく根株や倒木、幹の先の朽ちた部分がチェックの対象となる。

2時間ほどして下山すると親方(北摂オオクワ愛好会のY氏)のグループが讃岐うどん屋で食事を済ませ、まさに今到着したところだった。
親方には以前よりお世話になっているが、フィールドで会うのは初めてであった。
少々歓談の後、親方らとは山へ別れて入った。

我々は南部の斜面を登り、親方らは北側へ降りていったようだ。
別れてからしばらくして親方達はオオクワGETの報告。
さすがにこれには採集名人の本領発揮を痛感する。
こちらも負けてはいられないと頑張るが、なかなか叩く材に巡り会えない。

一番下の幼虫は体格も良くオオかと一瞬思ったが、頭部の色など後で親方らが出したオオクワ3令と比較すると明らかにコクワガタと思い知らされました。

コクワガタコクワガタコクワガタ
これは午前の部が終わったときに見せてもらったY氏グループの収穫

←中央2頭がオオクワガタ3令
昼過ぎに合流しエリアを変えて攻めることになるが、クヌギの幹があまり太くなく良さそうなポイントがなかなか見つからない。
そんな折り、天候が悪化し雪が舞ってきた。

やっとこの辺りはどうかと決めて山へ入る。竹藪の中にクヌギが点在している。

ニクウスバの根株を叩くI氏

この日は風邪をおしての採集だがフィールドでは人一倍元気な様子(^^)
香川では案外チビクワガタも多くみられる。
I氏はチビクワ大漁にご満悦。(爆
エリアをまた移動して最後のトライを試みるが雪が激しく降ってきた。この日の天候は不安定。


←久しぶりにフィールドを共にしたツキノワグマ氏
次第に雪は強くなり、吹雪へと

四国というと暖かいイメージがありますが、この日は全然そんな事は・・

最終的にI氏が新規ポイント開拓に成功してオオ2齢2頭を追加。こうして私達香川遠征は無事終了。
私はというと自らの手ではオオは出せずに課題を残すことになる。あと、讃岐うどんも食べずじまいだった・・
京都グループの採集成果

今回採集した個体

6名での採集結果です。

●オオクワガタ幼虫 4頭

●ヒラタクワガタ幼虫 2頭

●ノコギリクワガタ幼虫 2頭

●コクワガタ幼虫 20頭以上

●チビクワガタ成虫 26頭

Y氏グループの出したオオクワガタ3齢幼虫

今回歩いて夏に入ったときもそれは感じましたが、やはり材割り出来そうな立ち枯れや倒木がこの土地には少なく、決してオオクワガタ採集が安易な土地ではないということ。
採集圧が高くなるとキャパが大きくない分難易度の上昇も高くなるものと思われます。

次の四国ではヒメオオを求めて高山を狙ってみたいですね。