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南紀採集の風景 採集地:和歌山県南西部〜南東部 2004.3.6 |
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今回もまた新たなルイスへの挑戦を夢見て今年に入って4度目の南紀遠征、しかも西回りで紀伊半島を一周してきました。 深夜2:00に家を出て、2:30にI氏宅へ 今回は我が愛車での遠征となりました。 阪和道の先の海南道が南部ICまで延びたので案外西回りも楽になりました。 朝6:00 現地に到着するが、海の近くは風が強くかなり肌寒い。なので1時間ばかり休んでからスタート開始です。 |
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まず入った「第1ポイント」予め地形図と例のI氏のマップで有望と思われていたこの場所は、今回の目的の一番のポイント。林内へ入っていくとスダジイなどにツルが巻き付いた亜熱帯性の原生林が広がります。倒木や立ち枯れも多くこれはルイスにはもってこいの環境と思われましたが・・。 我々の期待も虚しくネブト幼虫とコクワ幼虫くらいしか出なかった。だが、ここはまた来たいと思うようなポイントだ。 ![]() |
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事前に下調べしておりた、次の候補地を目指して車を走らせるがいまいちな所ばかり・・ そんな中で「第2ポイント」ではマメを探すが材も少なく坊主でした。この辺りは本州でも最南端の土地。 海の雄大な景色が広がり、しばし観光気分に浸ってました。 気を引き締めなおして「第3ポイント」 私の車ではぎりぎり通れる細い道を通って海の近くの林を目指します。やや、木が細く倒木も少ない所でした。かなり細い材でも手頃な朽ち方をしている材にはコクワガタが入っています。恐るべしコクワガタの適応能力。 |
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続いて「第4ポイント」 ここはわりと太いスダジイも多くみられ期待できそう。 大きい木のあるところは林内の湿度も高く保たれているので倒木や立ち枯れに虫の姿も多くみられます。 しかしルイスの姿はなく、大きなヒラタクワガタの幼虫やネブトクワガタの幼虫が出ただけでした。 ![]() |
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続いて移動しながら「第5ポイント」へ もう時間が15:00になっていたのでここは30分だけと決めI氏と別れて入ることに。 材は少しはあるもののどうもあまり良い環境ではないので早々に切り上げ最終ポイントを目指します。 本日最後の「第6ポイント」 ここは前にも出したことのある旧知のポイント。だが、時間も押していたので日没までの事を考えると1時間ほどしかなく無駄な動きは出来ない。 2人共今日一番の気合いで望みました。 早々に細い材から幼虫の糞と成虫の死骸が出ました。この材ならまだいる筈と細くて堅い材だが慎重に割っていくといました。ルイス成虫と幼虫が転がり出てきました。(^^) 私はこの材で慎重に出していると、近くでI氏も出していました。 大コロニーにはあたらなかったけど、僅か1時間ほどの間に5本の材からルイスを割り出すという大成功を納められました。 車に戻った時には既に18:00。今日は日の出から日の入りまであっという間でした。 その上帰路では三重県を通過する際は結構な雪に見舞われました。 私が帰宅したのは23:00。 21時間に及んだ日帰りの紀伊半島一周というスケジュールは病みあがりのI氏にはちょっと強行だったかも・・(笑 |
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今回採集した個体 2名での採集結果です。 ●ルイスツノヒョウタンクワガタ 成虫 10頭 ●ルイスツノヒョウタンクワガタ 幼虫 40頭 ●ネブトクワガタ幼虫 4頭 ●ノコギリクワガタ幼虫 1頭 ●ヒラタクワガタ幼虫 1頭 ●コクワガタ成虫 5頭 ●コクワガタ幼虫 20頭以上
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