奥三河採集の風景

採集地:愛知県北東部

2004.3.13

今回は私の故郷の愛知の高山へパオパオ氏にも同行していただき行ってきました。氏とは通算4回目の機会になります。

朝7:00頃にパオパオ氏宅へ着いて三河の山を目指します。


山間部へ入っても雪はほとんど無く、順調にドライブ出来ました。

途中ちょっと道も間違えたりしましたが、標高も900mくらいまできたところでブナが出てきました。所々に巨大なブナが残っています。
さあ、いよいよ第1ポイントへ突入です。

ブナの立ち枯れは見当たらないので倒木を探して叩いてみると・・
中身が凍ってます。さすがにこんなカチコチの材では歯が立たない。

材を裏返し削っていくと何かの幼虫が出てきました。
頭の色も薄くルリかもしれないが、この時期なら成虫でいるはずなのでオニなのだろうか?でもオニにしては小さい・・。
他にもコガネムシの幼虫もころころと出てきました。
凍結注意! ルリ?
川を覗くとニジマスが日なたぼっこしてマス。

続いて向かった「第2ポイント」

まだ雪が至るところに残ってます。歩行に困難な程ではありませんが、やはり標高も1000mを越えてくるとまだまだ冬のいでたちでした。

ここのブナ林は若く立ち枯れはほとんどなし・・。

よってほとんど採集は行うことが出来ずに歩いただけでした。
次に向かった「第3ポイント」


ここは本格的に雪が残ってます。
ただ、ブナがなく、あっても写真のようなミズナラの立ち枯れくらい。ウサギの足跡などもありました。

このあと別の場所をみて歩くもなかなか良いポイントには巡り逢えずに本日の採集は終わりました。

山でウサギには出会いませんでしたが、小屋で逢えました。(^^)

2003採集のヒメオオ標本

今回採集した個体

2名での採集結果です。

●不明クワガタ幼虫 7頭

●不明コガネムシ幼虫 5頭


帰りには名古屋のいえさん宅に寄り昨年採集のヒメオオの標本の展足を受け取りました。
いつかはこの箱に愛知産も納めたいものですが愛知はブナ林もほとんどないのがわかりその厳しさを痛感した次第です。