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丹波・山城地方採集の風景 採集地:京都府 2004.6.13 |
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昨日のミヤマ出現が目に焼き付いていた。京都もそろそろ出るのだろうか・・ そう考えると夜のとばりがおりる頃、車を走らせてしまっていた。といっても、毎週の様に見に行っている街灯のポイント。 今回は真夏には数回行っている、ちょっと遠いところまで足をのばしてみる事にした。 この日は昨日と打ってかわり天気も良く日中は暖かかった。 しかし夜は冷え込んできている。空気の乾燥した今日のような日は厳しいのかな・・。 明るい街灯をチェックしていくが虫の気配は薄い。 |
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真夏ならカブトやミヤマがよく飛来するポイントにもクワガタは全くみられない。 街灯の隣の木を揺さぶってみると何か大きな甲虫が落ちてきた。 それは、とても大きなシロスジカミキリだった。 自宅で計測すると60mm近くもある。今まで見た中でも最大級の個体だった。 他には甲虫はみられないので場所を移動した。 山間部の街灯を見ながらいつもの場所に辿り着く。 すると先客がいてライトトラップをされていた。 かなり年輩の方だった。 |
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話を伺うと蝶や蛾を専門に戦前から採集活動をされているベテラン採集家の方で日本蛾類研究会や蝶研など古くから所属活動されてきている方だった。 明かりの下でその方と暫し歓談。沖縄の話やトラップの話し、虫の飛ぶ様な日のことなどいろいろ参考になる話を伺うことが出来た。 この日は成果は全くだったが、こんな山間で虫好きな方とお会いできてそのことの方が有意義だったかもしれない。 ←その方がやられていたライトトラップ 気温も下がっていたが、そこそこの蛾が付いていた。 |
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話しも一区切り付き、辺りを見回すとカブトの♀が木に止まっていた。 その採集者の方に「甲虫屋の人は流石に甲虫見つけるの上手いですな」などと言われてしまった・・(汗 この日クワガタは坊主だが、カブトがみられて何故かほっとした。 その後、採集家の方も引き上げるというので私もその場を失礼することにした。 あの方とは、また会うこともあるような気がする。 いつもならこんな地元の下回りはUPしないのだが、今夜はこの様な出合があったのでついUPしたくなった次第です。 |