讃岐地方採集の風景

採集地:香川県

2004.7.2

香川へは今年に入って4回目の遠征であるが、樹液での香川遠征は一応今回が最後と決めている。帰宅して、慌ただしく準備しているとイカ氏が20:00過ぎに迎えに来てくれた。いつものように香川は彼のジムニーで向かった。今夜は満月なので明るい。湿度も高めな為、今夜は期待出来そうな予感・・。

23:00頃から採集のスタートである。今宵も始めに入るポイントは決まっている。回を重ねる毎に樹液の出具合も良くなってきていた。しかし、我々を待っていたのはコクワガタばかりである。いきなり2本の木で十数頭のコクワガタの嵐でヒラタもいない。そんなとき上に大きなノコをI氏が発見するが、ライトの光で飛びながら落ちてしまい逃げられてしまった。

次に道沿いの木を軽くチェックし、いつもは後で回るポイントから先に逆回りで回ることにした。期待できる木だったが、思ったより虫が少ない。辛うじて、ようやくヒラタを1頭採集出来た。その後もポイントを数カ所回るものの何処も芳しくなく、苦戦が続く。今年に入って採集仲間がオオクワガタを採っている木も辛うじてヒラタ1頭のみ。また場所を移動して、畔木のような細い木でノコギリクワガタが2♂1♀、ミヤマカミキリが2♂2♀ついていた。

そしていよいよ期待の御神木へと向かったが、状態こそ良くなっていたものの、カブト・ノコ・コクワ・カナブンという厳しい有様。ここでは珍しくI氏が木に登ると言い出して登っていたのは良かったが、上へ行く途中で私めがけて懐中電灯を落とすわ、メガネも落とすし、挙げ句の果てに上まで行ったら掻き出し棒は下に置いたままだし・・・やれやれ。(笑

これで相方は疲れてしまって、その後は私単独で3カ所見て回ったがコクワしかいなかった。もう一カ所ヒラタ期待のポイントは木がわからずに戻る始末。最後に離れた場所のポイントへ行ったが、下にはスジクワ2♂、高いところにはヒラタか何かを確認したのだが手がでずに退散。その頃夜も明けてしまっていた。香川は連続の敗北が決定。カブトの出現は思ったより少なかったが、ヒラタは確実に減ってきている。これと対照的にノコが多くなってきている。

こうして香川樹液採集に終わりを告げ、北へ進路をとり移動を開始する。とそこへI氏にY氏から電話が入った。
Y氏は今香川へ向かっているそうだ。我々と入れ替わりに朝一から樹液へ向かう様子。

私達はこれから岡山で採集の予定なのでY氏にお会いする事もなく瀬戸大橋へ向かったのだった。

本日の成果

今回採集した個体

2名での採集結果です。

●ノコギリクワガタ成虫 8♂5♀
●ヒラタクワガタ成虫 4♂
●コクワガタ成虫 43頭
●スジクワガタ成虫 2♂
●カブトムシ成虫 5頭



ある程度の間隔で同じポイントへ遠征するというのはこういった虫の出現や下草の状態など色々見えてくることが多く参考になる。

これを活かせるように来期の樹液に期待したい。