ハンドペアリング
ペアリング時の事故防止に。


▼ハンドペアリングとは?

大型のドルクス種などで攻撃性の強い種のペアリングにはミスも多く注意が必要です。

ペアでケースに何週間も入れておりたりすると♂が♀を★にしてしまったり・・

そこで意図的に安全にペアリングを行う為の方法です。

シェンクリン、アンタエウス、オオヒラタ、ダイオウヒラタなど大型の種で大切な個体をペアリングする際にお薦めいたします。

1.用意するもの

・ペアリング用ケース(直径15〜20cm程の大型ブロー容器や洗面器など)

・ピンセット、霧吹き等

2.準備

・ペアリングを行う♂♀共に十分な餌を与えてあげてください。

・円形容器に湿らせたマットを薄くひきます。

3.投入

・先ず♀を先に容器中央に配置します。

・♂の大顎が♀の背中に乗るようにT形にゆっくり置いてください。

(♂は♀の背中の小楯板のあたりから出るフェロモンを口のブラシで確認します。)

・なるべく照明などの灯りは遮り、暗くした方が警戒せずに交尾へスムーズに入ります。

4.交尾

・♂が♀を認識し交尾体勢に入れば成功です。大型ドルクス系はV形の体勢で交尾します。

・逆に気が立って挟みに行くようならすぐに離してください。この様な場合は、また機会を改めて行ってください。

(交尾を催促する行為で♀の横から顎で寄せる様なアピールを行いますがこれは♀に認識させるための行為です。)

・数回試みても相性が悪い場合は別の♂個体で試してください。

5.産卵ボックスへ

・日を置いて数回交尾を確認したら産卵ボックスへ♀を移行してください。

一度の交尾確認でも十分産卵回収は可能ですが、数回させた方がより無難です。)

※注意事項

・♂♀共に成熟期間は十分に取った上でペアリングを行ってください。
 成熟が不十分な場合には相手を同種と認識せず、攻撃してしまう場合があります。