A.L.Fのひとりごと

Vol.1 「クワガタの魅力」 
The charm of Kuwagata


クワガタが好きというと子供ならまだしも、私のような歳のものは普通一般社会では変な部類に入るだろう。特に女性には苦手な人も多く、オフ会などでも女性の参加は極めて少ない。爬虫類のオフ会やイベントの方がよっぽど女性は多い。

では、何故圧倒的に男性からの支持が集まるのか?きっと昔の甲冑を思わせる様な攻守兼ね備えた容貌からきているのだと思う。もっとも武士の甲冑がそれらのイメージから影響を受けていたのでしょうが。

クワガタを好きな人も魅力を感じる部分は様々なケースがあり、大型で攻撃的な種を好きな人、とにかくオオクワガタしか興味の無い人、バリエーションに富んだ色虫が好きな人、高山種が好きな人、小型種が好きな人・・・

大型で攻撃的な種を好む人は、その圧倒的な力や存在感に魅力を感じているはず。
オオクワガタに固執する人は、その採集にも固執している人が比較的多い。
色虫が好きな人は、チャレンジ精神旺盛で飼育にも力を入れている。
高山種が好きな人は、採集をアウトドアのひとつとして楽しんでいる。
小型種が好きな人は、きっといつかは日本産クワガタ全種採集もしくは標本収集を考えている。みなさんにあてはまるかどうかは知りませんが。

別な面での魅力というとまず子供の頃に多くの人が経験する採集。大人になってもやめられない人は唯一子供の頃と同じ気持ちで挑める事だからではないでしょうか。それと飼育については、本来入手が難しいものでも自分の手で殖やす楽しみや大きな個体を作り出す楽しみがあります。そして標本でのコレクション=収集。

一時はオオクワガタって儲かるとか勘違いして飼育したり、採集に行ったりした人もいるのでしょうが、10年前ならいざ知らず今ではその様な旨み目当てでは到底採算に見合うはずもなく、そういう人たちの大半は去っていったかと思います。
だが、いまだにラベルなど怪しいものをオークションなどで取り引きしていたり、ネームが先行して○○血統とか○○型とかがもてはやされたりしているのも現実。要は購入する方が見る目を養って本当に価値のあるものに巡り会ってもらいたいし、売る側は嘘偽りのない真当な取引をしてもらいたいものです。

クワガタの魅力というのは本来金銭で手に入れるだけのものではないと私は思います。