Dorcus rubrofemoratus/arrowiの飼育方法

アカアシクワガタ/アローコクワガタの基本的な飼育方法を紹介させてもらいます。

◆成虫飼育◆
ドルクスでは珍しく色虫の様な色彩が特徴。日本・朝鮮半島にはアカアシクワガタ。タイなどにはアローコクワガタ、台湾にヤマダクワガタなどの近縁種が存在する。この種は標高400〜1500mに生息し、日中も盛んに活動するが、灯りにも良く集まる。

用意するもの

  • 飼育ケース :プラスチックケース(中〜大)orコンテナケース
  • 産卵木    :クヌギ、ナラ(材質は並〜やや柔らかめ、中〜太)
  • 埋め込みマット:中〜粗めのマット(オレンジ色)
  • 餌       :昆虫ゼリー、バナナ等

ペアリング

  • ♂♀共に羽化後最低4〜6ヶ月以上経つとペアリング可能です。
  • 小ケースでペアリングを行うか、直接産卵セットに♂♀を入れます。

産卵セット 飼育温度は22〜25℃位。

  • 飼育ケースに産卵木(水分は普通)をマットで50%程埋め込みます。
  • ペアリング後の♀のみ、もしくは♂♀を投入します。
  • ♀が材をかじり出したら(産卵痕)♂は取り出します。
  • 産卵形態は材に産みます。
  • 回収はセット開始から2ヶ月後位から可能です。
  • 年に1〜3回程回収できます。(計20〜40頭位)

◆幼虫飼育◆

この種は菌糸瓶飼育が比較的安全に飼育できます。添加物の少ないマットでは問題ありませんが、高カロリーなマット飼育にはあまり向いていません。
暑さに弱い傾向があるので夏場の温度管理は重要です。

飼育適正 飼育温度は16〜25℃位がベスト。

  • 菌糸瓶飼育:◎
  • マット飼育 :○
  • 材飼育   :○
  • 耐乾性   :○
  • 耐湿性   :○
  • 耐寒性   :○
  • 耐暑性   :△

A.L.Fからのお願い

  • 外国産種や離島種の野外への放虫は生態系を壊す恐れがあります。増えすぎたからといって無責任な行動はみなさんなさらないでください。
  • ここに掲載している内容についてはあくまでも目安とお考えください。飼育状態、環境、個体差により一概言えない点もございます。