Dorcus grandisの飼育方法
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グランディスオオクワガタの基本的な飼育方法を紹介させてもらいます。
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◆成虫飼育◆
オオクワガタ最大といわれる威風堂々としたグランディス。近年タイワンオオクワもこのグループに分けられているが、繁殖はタイワンオオクワと違ってとても神経質な為難しい種です。
用意するもの
- 飼育ケース :プラスチックケース(大ケース以上)orコンテナケース
- 産卵木 :ナラ、カワラ材、霊芝などの太めの材
- 埋め込みマット:細〜中目の発酵済みマット(茶色)
- 餌 :昆虫ゼリー、バナナ等
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ペアリング
- ♂♀共に羽化後最低半年以上経つとペアリング可能です。
- ハンドペアリングを行うか、直接産卵セットに♂♀を入れます。
- 野外物は♀のみ投入して産卵しない場合は再度ペアリングをされるのが良いでしょう。
- 産卵にはクーリング期間をきちんととらないと産卵しない場合が多いです。
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産卵セット 飼育温度は22〜28℃位。
- 飼育ケースに産卵木(水分は普通)をマットで40%程埋め込みます。
- 材は縦の方がいいように思います。
- ペアリング後の♀のみ、もしくは♂♀を投入します。
- ♀が材をかじり出したら(産卵痕)♂は取り出します。
- 産卵形態は材に産みます。
- 回収はセット開始から2ヶ月後位から可能です。
- 年に数回に渡り少量づつ回収できます。(中には一度に沢山産むものもおります。)
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◆幼虫飼育◆
この種は菌糸瓶飼育が比較的安全に大きく飼育できます。
飼育適正 飼育温度は18〜24℃位がベスト。
- 菌糸瓶飼育:◎
- マット飼育 :○
- 材飼育 :○
- 耐乾性 :○
- 耐湿性 :○
- 耐寒性 :△
- 耐暑性 :△
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◆A.L.Fからのお願い◆
- 外国産種や離島種の野外への放虫は生態系を壊す恐れがあります。増えすぎたからといって無責任な行動はみなさんなさらないでください。
- ここに掲載している内容についてはあくまでも目安とお考えください。飼育状態、環境、個体差により一概言えない点もございます。
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