アライメント調整もDIYしてしまいましょう


 車の動きが変わってきたかな? とか、真っ直ぐに走らなくなったときなどは、是非アライメントを調整したいモノですが、ショップでの調整マシンを使った計測・調整はいかんせん値段が高価です。
 アライメントは足回りをイヂッた時には必ず調整したいモノですが、毎回毎回高価な調整料は厳しく払い切れません。
 そこで、頻繁に行うアライメント調整はDIYでやってしまい、高価なマシンを使った計測・調整の数を減らそうと思います。

 昔は高価なアライメント計測・調整マシンなど導入している店は本当に少なく、各モータースポーツショップ等は手作業で計測・調整していたので、慣れてしまえばDIYでも十分調整できると思います。
 更に昔の車の方が取付け精度は悪いし、ブッシュなどの品質も悪かったのですから...

 で、タマに高価なマシンで計測してみてDIYとの差を把握するのも、DIY調整の精度が分かって面白いカモです。


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1・2・3はキャンバー角計測に、4・5はトーイン調整に使います。

1.大工道具のL字定規?です。
  長辺が50cm以上あるとホイルにちゃんと当てられます。
2.精密水平分度器です。これにより0.2°(0°12′)単位で読み取れます。
  下部が磁石になっていて使いやすいです。
3.数百円で買った水準器。
  傾けたときの精度に問題があり没になりました。
4.トーイン調整で使う幅広の金属メジャーです。
5.トーイン調整で使う幅狭の金属メジャーです。
L字定規のホイールに当てる面に写真のような木片(スペーサー)をかませ、タイヤに触れずにホイールに押し当てられるようにしました。

木片(スペーサー)に切り込みを入れて定規を挟むようにし、ガムテープの表裏を使ってスライドするようにしてあります。
木片(スペーサー)は2個付けて、ホイールフランジ部分上下に当たるようにします。

2個のスペーサーの高さ・切り込みの深さに気を付けないと角度が正確に計れません。
この様な感じで計測します。

室内で柱の角度を計ってみました。
キャンバー角(?)は正確に±0°でした。
欠陥住宅ではないようです。安心安心。(^.^)

赤枠で囲んだモノは専用工具のデジタルキャンバーゲージです。
デジタルで精度は0.1°(0°06′)だそうです。
この他にも水と気泡を使ったプロ用のモノもありますが、プロ用は非常に高価ですからね。

雰囲気は少し似ているかなと自画自賛...(^_^;
「かすがい」と真ん中に横棒を入れて補強すればもうソックリです!(^_^;

L字定規の水平部分上側に垂直部分と同じような木片(スペーサー)を挟み下駄として、水平分度器に付属していた20cm程度の金尺を固定します。
水平分度器の底部には磁石が付いているので『ピタッ』とシッカリ吸い付き固定されます。これが、意外に使い勝手良いのです。

キャンバー角度の調整の仕方はこちらをご覧下さい。
最初は上の水準器に手書きの目盛りを書いて使ってみましたが、傾きを見るとき赤矢印部分の気泡が意に反してスムースに動きにくく、微妙な角度の読みとりは断念しました。

下は精密に0.2°まで傾きを読み取れる水平分度器です。
黄色矢印部分の「バーニャ目盛り」というモノにより高精度の計測が実現されています。
でも丁寧に慎重に扱わないと正確には読み取れません。
下手クソな図ですがキャンバー計測の図です。

Ver.1の水準器を使った時の図です。
今ではバージョンアップし青線先に水準器ではなく精密水平分度器を使っています。

水準器では水平は正確に分かっても角度がズレるときにスムーズに気泡が移動しないので精度に疑問がありましたが、水平分度器はその点も大丈夫です。

キャンバー角「−0°36′」などという数値は水準器使用時は夢のまた夢でしたが、精密水平分度器を使用することにより雰囲気としては現実のモノとなりました。 (^.^)

スプリング交換した後に水準器で計測してみました。
前後とも左右差はあまりなく、Fが−0°30′くらい、Rが−1°30′弱という感じでした。(この「くらい」と「弱」というのが肝)

今度改めて精密水平分度器の計測インプレもアップします。

自宅前の駐車場(アスファルト舗装)が、雨水の溜まり具合で「ほぼ水平」と思っていたのですが、ほんの少し傾斜があるようです。
前向き駐車した場合の前輪キャンバー角は「-1°00′と-0°36′」なのですが、後ろ向きに駐車すると左右で数値が逆になります。
平均を取って左右とも「-0°48′」かなと理解しています。

計測するための本当に水平な場所を探すのが大変です。
全く同じタイヤ位置で車の前後向きを変えて2度計り、その平均を採る方法が良いようです。(^_^)/
トーイン計測用の金属メジャー2種類です。どちらもロック(ストッパー)付きです。

上の金属メジャーは長さ2m・幅6mmです。
曲げやすいのが特徴です。左右タイヤをクロスに計測するときに使用しています。

下の金属メジャーは長さ3.5m・幅16mmです。
左右のタイヤの前後幅を水平に計ったり、3.5mあるのでホイールベースを計るのに使用しています。

トーインの計測・調整の仕方は詳しくはこちらをどうぞ。
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追記1:
 ここで紹介した簡易キャンバーゲージですが、嬉しいことに非常に正確に使えます!!

追記2:
 非常に正確に計れると思っていたこのシンワ測定株式会社製の精密水平分度器「マルチレベルA-150」ですが重大な注意点がありましたのでご報告します。

 左右差・前後差を調整する等の「相対値合わせ」としては、丁寧に計測・調整すれば非常に正確に合わせられますが、他の人と比較する際の「絶対値」として使用する場合は、より正確なプロ用機器を使い「0調整」(補正)をすることをお勧めします。

 先日丁寧に前後左右輪を全てキャンバー角「-2°00′」に調整し、プロ用機器をお持ちのナリさんのガレージ(水平レベルが出てて羨ましい限りです)で試しに精密に計ってみたら、3輪が「-1°30′」で残り1輪が「-1°35′」でした!!
 このように相対値としての誤差は非常に小さくできる(熟練は必要)と思いますが、他の人と比べる場合の「絶対値」として使う場合には「-2°00′」近辺で「0°30′」もの誤差があったので注意が必要です。(正直ちょっとショックでした...(T.T) )

 しかし、高価なプロ用機器の購入も無理だし、頻繁にお店で高額な料金を払って調整して貰うのも無理な私は、「絶対値補正」のノウハウを得るべく、まだまだこの廉価な手作り機器でDIY調整し続けます。頑張るぞぉー!! (^_^)/

 一番大事なのは絶対値よりも左右差を無くすことと、前輪と後輪のバランスだと思っているので、廉価な手作り機器によるDIYキャンバー調整で私には十分です!!(キッパリッ!)
追記の追記
   頑張れば手作り品でもできるのですが、私はかなり頻繁に計測するので頑張り続けられませんでした。(^_^;

 1年ほどネットオークション等でプロ用機器を探していたら良い出物があったので買ってしまいました。
 キャンバ計測・調整する場合の、手作り品とプロ用機器を使った比較で一番の違いは「楽さ」加減が違うということです。ご自分の頻度・予算に応じてお選び下さい。


 ちなみに、リアキャンバー調整用ロッドによりリアキャンバーも調整し、車高調を何回も付け外ししたり、フロントロアアームバーを付け替えたりした後の調整・計測なので、偶然でここまで正確に4輪が揃うわけはありません。

 また、金属メジャーによるクロストー計測・調整により、プロ用機器でスラスト角を計測しても正確に±0に合っていたことも報告しておきます。
 スラスト角だって偶然にはまず合いませんよ。(^_^)/

 やれば出来る!、頑張れば出来るぞ!、廉価な手作り機器によるDIYアライメント調整!!


 東急ハンズ町田店で見つけた、精密水平分度器に付いている「バーニャ目盛り」が絶品です。
 正式な商品名はシンワ測定株式会社製の「マルチレベルA−150」です。
 慎重に扱えば精度±0.2°、最小読み取り値0.1°に匹敵するのではと感じています。
 東急ハンズでの購入なので定価で3,000円しましたが、どこかのホームセンターなどでならもう少し安く売っているかも知れません。
 と、思っていたらシンワ測定株式会社のホームページから通販で購入でき、今なら20%OFFの様です。手数料等入れても定価より安いです。(T.T)

 L字定規に噛ませる木片への切り込みを慎重に行い(適宜水平を正確に計りながら)自作すれば、期待以上の精度の簡易キャンバーゲージが出きると思います。

 皆様も是非チャレンジしてみて下さい。(^.^)