WFN製 SEV−ALを燃料ホースに巻いてみました     ↓インプレッションへ

 SEVとは『金属と天然鉱石(ラジウム)を組み合わせることで、物質(気体・液体・固体)を強力にイオン化することを可能とした』というモノで、本来は車の吸排気をイオン化させパワーアップさせるモノだったらしいのですが、近年(最近)では空気だけでなく金属・ゴム・オイル等あらゆる物質に効果を与えるという夢のような謳い文句です。
 身近にもSEVのパワーアップ効果を体験でき絶賛している方が多数いらっしゃいますので、非常に興味がありました。こんな手軽に(金額は高いが)パワーアップが出来るならと早速お借りして試してみました。

 ちなみにこのSEV-ALというのはショックアブソーバーやブレーキキャリパーなどに貼り付けるために板状にしたもので、フューエルラインに巻くのは目的外使用なのですが、効果有りという報告が多数寄せられているらしいので燃料ホースに巻いて試してみることにしました。本来燃料ホースに巻くSEVはSEV-FLというものがあるようです。

各画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます
黄色矢印のフューエルライン(燃料ホース)に柔らかい金属のようなSEV-ALの板を巻き付け(指先の力で簡単に曲がります)、タイラップで留めます。

取付けはこれだけです。いたって簡単です。
拡大した画像です。取付けも取り外しも簡単なので、比較試験には好都合です。

付けたり外したりしながら、体感やRSM-GPによる加速性能を試してみました。



SEV−ALのインプレッション           ↑ページトップへ

 余っているSEV-ALがあるとのことで、お借りして装着してみました。装着しただけでアイドリングの回転数が変わる事を体験した人も居るようですが、私の場合はアイドリング回転数は全く変化無しでした。
 しかし、装着しての帰途では
今までに体験したことのない加速感を体感し、ハッキリ言って驚きました。こんな小さなモノでこれだけ効果があるならフューエルライン用のSEV-FL5連装など装着したら大変な事になるのではと思い、その夜はスグにでもSEV-FL5連装を買いたいと思いました。

 しかし、次の日は様子が一変して、
前日夜のような劇的な加速が体感できません。いろいろ考えてみると、季節は秋口で前日夜が丁度一気に冷え込んだことが分かりました。更にSEV-ALを初装着しての帰途で爆発的加速を体感した場所は気温のかなり低いと思われる山道だったので、慎重にRSM-GPを使って出来るだけイコールコンディションで試験してみようと思いました。
 燃料積載量や、エンジンの熱ダレなども慎重に考慮して試験しました。結論を先に言ってしまうと
効果は認められませんでした。
 SEV-ALを付けた方が良い結果の場合もありましたが、逆にSEV-ALを外した方が良い結果もあり、その差は誤差の範囲内と思われます。

 約10日の間、夜な夜なSEV-ALを付けたり外したり、ECUをリセットし再学習させるようにある程度距離を走ったり、表にして付けたり裏にして付けたり...と色々やりましたが、SEV-ALを燃料ホースに巻いた事による影響は全くありませんでした。RSM-GPでの計測でも体感でも変化は認められませんでした。それよりもB4という車が気温に非常に敏感に反応することが良く分かりました。

 今回装着したSEV-ALは最初にも書きましたが、ショックアブソーバーやブレーキキャリパーなどに貼り付けるために板状にしたもので、
本来の目的とは違う場所に装着しての加速試験ですから、この結果だけでSEVシリーズを否定するモノではありません。機会があればSEV-ALではなくSEV-FL3やSEV-FL5を燃料ホースに装着して試験してみたいと思っています。

 ただし、このように理屈が良く分からない(文系の私には理解できない)
製品の宣伝に、『誤魔化し』ともとれる宣伝があるのが残念でなりません。
 SEVでinternetを検索するとヒットする正規SEVディーラーである sev system technology(SEV SOHP)
のページにあるトレンドアイ・レーシングチームの装着レポート というレース時のレポートですが、『耐久性のないタイヤが驚くほどの距離を走行でき、レース距離をもつかどうか微妙と言われたブレーキも半分しか減ってなかった』とレポートされていますが、このレースでこのチームは120周の耐久レースで87周しか周回できず、完走最下位だったようです。
 特に大きなトラブルもレポートに載っていないことから、耐久性のないタイヤのせいで相当遅いペースで周回し続けたと思われます。相当遅いペースで
87/120周しか走っていないのですからブレーキが半分しか減っていないのは当たり前ではないでしょうか? 車名にも「SEV」の文字が入っているので、金銭的なサポートも受けているであろうことからレポートを書いたドライバーはスポンサーのためにこう書くしかないのでしょう。決してこのドライバーを責める気持ちはありませんが、このレポートを詳細なレース結果などを載せずに宣伝としてホームページに載せるのは、私としては「怪しい・胡散臭い」という感を強くするモノでしかありません。是非もっとチャンとしたレース時のレポートを載せて不利な箇所を隠すような真似はしないで欲しいと思います。ブレーキの減りが半分になったり、タイヤのもちが十倍にもなったりという魔法のようなことがあるわけがありません!! このレースの結果はJAFのモータースポーツのホームページから閲覧できます。

追記:
 上記のトレンドアイ・レーシングチームの装着レポートは、sev system technology(SEV SHOP)だけでなく、SEV-POWER.COM ( セブパワードットコム )でも掲載されていました。なんでこのようなレース結果・成績を併記しない曖昧なレポートを正規SEVディーラーと呼ばれる2社が掲載しているのでしょう? 早くもっと納得できるレースレポートに更新して欲しいモノです。「国内外の有名レースでも実績がある」とのことですので...

 この「誤魔化し」のようなレースレポートを見てしまったので、他の「テストレポート」なども本当に同一条件に近付ける努力をしてテストしたモノなのか疑ってしまい、信憑性を疑ってしまいます。
 
本当に燃費が20%も良くなるなら多額の投資をしてエコロジーの研究をしている車メーカーが放っておくわけがないと思うのですが?
 そんな都合の良いところばかり載せて20%の性能アップや十倍以上のタイヤの摩耗ライフ向上などを謳い文句にしていますが、私達は『魔法・まやかし』を求めているのではなく、
コンスタントに5%も性能が向上したらそれはもう素晴らしい製品だと思うのですが?


 私の他のページには謙遜して「私は鈍感なのかな?」とかも書いてますが、私のモータースポーツライフ・カーライフから言って一般的・平均的な人に比べたら私は「違いの分かる男」だと思うのですが...

 何となく上記の宣伝記事を見てSEVに対しての興味が無くなってしまいました...

 本当に効果のある良い物なら高いお金を出してでも是非使ってみたいと私は思っています。
 SEV-FLのお試し版があるようなので、気を取り直して今度またテストしてみようと思います。多くの人が「吹け上がりが軽くなる」や「加速が良くなる」と言っているのだから、加速性能が向上するのがRSM-GPの計測で数字に表れると思います。

 
イコールコンディションに近付けることは皆さんが思っている以上に非常に難しいモノで、特にターボ車は気温の変化・エンジン等の熱ダレに敏感です。RSM-GPによる加速テストでも3℃気温が違えば結果に現れてきます。連続して試験をすると必ず加速性能は落ちます。適宜クールダウンが必要です。



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