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フォントの設定(字形の変更)
使用するリソースファイル : font.src
Gllogoで用いられているストロークフォントは直線と円弧、そして点のみで構成されています。以下に字形の定義方法の例を示します。
Z e 18.0 94.0 l 82.0 94.0 p 18.0 6.0 l 82.0
6.0 e
1行の中に1文字分の字形が定義されています。先頭の文字がその行で字形が定義されている文字(この例では"Z")になります。字形は直線や円弧といった要素とそれに与えるパラメータによって構成されています。要素は上記の例のように"e","l","p"といった文字で表され、パラメータは実数で与えられます。以下にリソースファイル内で使用できる要素とそれぞれに与えるパラメータの意味を示します。
- 終端要素 : e,f
- ストロークの開始点と終了点を示します。開始点の場合にはその点の座標x,yをパラメータにとります。終了点の場合は直前の要素が終了点を定義するため、パラメータをとりません。開始点と終了点の間に何の要素も含まない以下の例のような場合、それは点になります。
e 50.0 6.0 e
(点要素の例)
また終端が露出している場合にはe、終端が別のストロークの中に入っていて露出していない場合にはfと定義します。fの場合には終端が何も処理されないため無駄な処理を防ぐことができます。
- 直線要素 : l,p,s
- 直線は終了点の座標x,yをパラメータにとります。直前の要素の終了点を開始点とし、与えられた終了点までの直線になります。3種類の直線は要素が互いに接続される場合の振る舞いが異なります。それぞれの直線で"W"を定義した例を以下に示します。
[画像]l(line):直線の長さを短くして滑らかに接続します。
[画像]p(pivot line):直線の角度を変化させて滑らかに接続します。
[画像]s(stiff line):長さも角度も変えずに接続します。
1番目の例では大文字のWのはずが小文字の様に見えてしまいます。また、最後の例では接続部分がつぶれてしわになっています。そこで私は"W"の場合は全てを"p"の直線要素で定義しています。
- 円弧要素 : c
- 円弧の要素は中心点の座標x,yと円弧の中心角dをパラメータにとります。直前の要素の終了点と中心点から半径を割り出して指定された角度の円弧を描きます。
フォントを定義する場合の注意
標準で添付されているfont.srcの中では、フォントを大体100.0x100.0の範囲内で定義していますので、変更する場合にはそれに従って定義すれば全体のバランスを保つ事ができます。しかし、リソースファイル全体を書き直す場合にはフォントの範囲は自由です。ただしフォントのベースラインはy=0.0に定められています。
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