場所: フィリピン バリカサグ島
ポイント: サンクチュアリ
天気: 晴れ
気温: 30度
水温: 27度
スーツ: ウェット
カメラ: PowerShot G1
今年のテーマは「行った事の無い所へ」。という事でこれまで色々な理由でなんとなく避けて来た東南アジアに行ってみる事にしました。
調べてみて分かったのは「フィリピンって安い、、、」という事。セブだと6万、セブから離島に行っても8万台。しかも全食事付き。圧倒的なコストパ
フォーマンスです。シパダンで「無制限ダイビング」とかアンダマンクルーズでジンベイ狙いとかも惹かれますが、手始めという事で近い所、それでも久しぶり
に大物、群れ物も見たかったのでギンガメ・バラクーダのいるというバリカサグを選びました。
1日目は移動で終了。セブでセブ・パシフィック・リゾートに泊まりました。2日目はセブから高速艇でボホール島へ、そこからダイビング用のバンガーボートでバリカサグへ行きました。そのままダイビングに突入、2本潜ってからチェックインとなりました。
1本目はダイバーズヘブン、潜ってみて分かったのは透明度が今ひとつで15m程しか無いという事。また水温もちょっと低めの27度、なんだか「調子
のいい伊豆」という感じです。しかし透明度の悪さを吹き飛ばしてしまったのは魚影の濃さとサンゴの多さでした。咲き誇るソフトコーラルと群れるハナダイ、
正にダイバーの天国でした。
2本目は島唯一のホテル、バリカサグ・ダイブ・リゾートの目の前、狩猟禁止区「フィッシュ・サンクチュアリ」にあるその名も「サンクチュアリ」に潜
りました。ドロップオフのポイントで潜ってすぐの砂だまりには早速ニチリンダテハゼ、壁面にはパープルビューティ、そして所々のイソギンチャクにはハナビ
ラクマノミにカクレクマノミとめじろ押しです。ドロップオフを流しているとグルクマ、タカサゴ等の群れも次々とやって来てもう何を撮ればいいのかという感
じで私もワイドにマクロに忙しくレンズを交換していたんですが、、、
ワイドレンズ落とした!!
前に落とした時もそうだったんですが、フィンキックして追いかけてもワイコンには追い付けません。幸いにも下はあまり深くなく、落ちたワイコンを拾った時点でダイコンの表示は35m、すぐに15mまで浮上して何事も無かったように潜り続けました。
その後は第一の目的だったギンガメの登場です。というかホテルからこんな近くのドロップオフにギンガメが、、、
スキンでも見れるんちゃうか。
浮上中はドロップオフの壁面でマクロ探し、ガイドさんは現地人であまりマクロ物を見せてくれたりはしませんが自分で探すだけでもどんどんでてきま
す。穴ハゼ、ウミウシ、ギンポ等からウミシダの下にはウミシダウバウオからコマチコシオリエビ、マクロだけでも相当楽しめそうです。最後にウミトサカを
ちょっとのぞいてみたら水深10mぐらいの所なのにウミタケハゼが鈴なり、、、恐るべしフィリピン。
まだ世界が1つの大陸だった頃、分かれはじめた大陸の間に浅い海が発生し、そこで生命が爆発したと言われています。島と島の間のフィリピンの海はまさにその頃の海を体現しているのだろうか、と思わせる程の迫力でした。