場所: 柏島
ポイント: 後浜1番, 勤崎
天気: 晴れ
気温: 32度
水温: 25度
スーツ: ウェット
カメラ: PowerShot G1
キツネメネジリンボウ
クダヤギクモエビ
イソコンペイトウガニ
柏島2日目はどうやらホムラハゼがいるらしい、という事で後浜へ、柏島の北側に広がるこのポイントには1番から9番まであるそうで、それぞれにブイが打たれていて合計では10以上のブイがあり、柏島のメインポイントになっています。
潜ってすぐにガイドさんがホムラハゼのいるという場所で岩の間を探しはじめました。しばらくしてスレートに「ホムラハゼ」と書いているので、「これは」と思いましたが、すぐに隠れてしまったらしく見る事はできませんでした。
その後は砂地に下がってハゼを観察、ヤシャハゼは先月、慶良間で見ていたのでとりあえず贅沢にもパス、初めて見たキツネメネジリンボウを撮影しました。ネジリンボウと違って頭が尖っているのと、頭の黄色がなくてあまり可愛くはありませんが。
その後もヤシャハゼやホタテツノハゼ等、砂地に次々と珍しいハゼがいました。ホタテツノハゼは串本で撮れなかったので撮りたかったのですが、どれも警戒心が強くてなかなか近付く事ができませんでした。
後半は浅場へ移動、ぼーっと探しているだけでもイソギンチャクモエビ、オビテンスモドキの幼魚なんかがすぐに見付かります。ガイドさんは瓦礫を引っくり返してキンチャクガニを見せてくれました。
2本目は昨日の民家下と同じ対岸のポイント、勤崎へ。深場でアケボノハゼが見られるという事だったんですが、その前に巨大なコブダイが現れて驚かさ
れました。餌付けされているのかダイバーの周囲をぐるぐると回っています。大物は期待していなかったのとコブダイは初めて見たので嬉しかったのですが、ハ
ゼを撮る時には引っ込められてしまうので迷惑です。
アケボノハゼはペアだったので頑張って撮ろうと思ったのですが、1匹はすぐに引っ込んでしまいました。しかも巣穴の回りに何かの稚魚が煙の様に群れていて写真はどれもぼけぼけでした。
写真はその直後に見たクダヤギクモエビ、これもヤドカリの一種でしょう、どんなサンゴにも必ず何かが付いていて、上手く擬態しているのには感心します。
浅場に戻ってからはソフトコーラルの上で写真のイソコンペイトウガニを撮りました。撮っているとガイドさんがもう一匹持ってきてくれてヤラセ撮影開始、2匹そろって撮れました。
浮上直前にはキビナゴの群れに囲まれました。今回どこでもキビナゴや稚魚の群が雲の様に群れていて、こんな所でも柏島の生命力の高さを感じました。小魚の群は写真にきれいに写らないので被写体としては面白くないのですが。
3本目は再びホムラハゼ狙いで後浜1番へ、しかし今回もホムラハゼは隠れていて出て来ませんでした。それでも再びハゼ地帯でキツネメネジリンボウやヤシャハゼを見ました。他にも探しているとオシャレカクレエビやオドリカクレエビ、ウミシダウバウオ等が見付かりました。
明るい浅場にはキンギョハナダイやソラスズメダイ等、伊豆でも見る種類からフタスジリュウキュウスズメダイ、ミスジリュウキュウスズメダイ等、沖縄
でよく見る種類まで、スズメダイも群れています。岩の上にはイシヨウジがペアでいたり、ハタタテハゼも何度も見ました。本当に魚の種類という点ではどこよ
りも豊富だと感じました。