水中デジカメ

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2004/09/19

場所: 伊豆大島
ポイント: 秋の浜, 秋の浜沖, ゴードー
天気: 曇り
気温: 30度
水温: 25度
スーツ: ウェット
カメラ: PowerShot G1

クダゴンベ
クダゴンベ

ウミトサカ
ウミトサカ

トラフケボリタカラガイ
トラフケボリタカラガイ

大島二日目、この日も早朝を含めて3本潜りました。狙いはもちろんニタリなんですが、、、

1本目の秋の浜早朝では再び沖に出て大物を探しますが流れも無く魚の群れも薄かったため出る気がしませんでした。帰りにウミトサカを探すとスケロクウミタケハゼが何匹も、一枚の写真に3匹写せたのは初めてでした。

2本目は秋の浜沖、ボートなのでタンクを積み込んだりと準備をしていると、防波堤の方から釣り人らしい人が走ってきました。

「ダイバーらしい人が流されてるんですけど!!」

一週間前の神子元の事件が一瞬頭によぎりました。とりあえずオーナーがボートで出動、私もついていく事にしました。すぐ沖を流れていたと言っていた のですが出てみるとどこにもダイバーらしい影は見当たりません。防波堤からは釣り人達が何か叫んでいますが風のため全然聞こえません。手で方向を示して聞 いてみてもちゃんとした手信号を送ってくれず、焦りはじめた時、オーナーが水面のダイバーを発見しました。港からはかなり離れていて、最寄りのポイントの 秋の浜からはゆうに1キロ以上はなれています。近付いてみるとカメラを持ったおじさんダイバーでした。ボートに上げて聞いてみるとやはり秋の浜の沖から流 されてきたそうでした。そのままボートで秋の浜に向かって相手のダイビングサービスのボートにおじさんを届けました。相手のガイドはオーナーに怒鳴られて 平謝りになっていました。カメラ -> はぐれる -> 浮上 -> 流される、という図式だったのでしょうか、他人事ではないなと思いました。

気を取り直して同じ秋の浜沖へ、狙いはニタリと言いつつもやはりクダゴンベは外せません。手前にあったサンゴの間から見えていたので前ボケ、青ヌキ に挑戦。何度か試してやっとストロボが届いて奇麗に撮れました。続いてウミトサカも撮影、透明度も良かったので青が奇麗に出て涼しげな写真が撮れました。 ちなみにこの写真、オリジナルを拡大してみるとスケロクウミタケハゼが2匹写ってました。異常繁殖?

3本目は前日に続いてのゴードー、今度はサザエ門というコースです。潜ってみてすぐに出会ったのがヒメジの一種の「オジサン」、しかも10匹以上の 群れでした。こっちも繁殖期か何かなんでしょうか、群れているのは初めて見ました。この日は透明度が少し落ちていて天気も曇ってきていたので水中はどんよ りとした感じ、中層には魚が群れていますがニタリの気配は見えず、私はナシジイソギンチャクを見つけてはアヤトリカクレエビを探したのですがなかなか見付 からず、代わりに写真のトラフケボリタカラガイを発見しました。初めて見たのでちょっと感動。ちなみに「毛彫り」とは毛のように細い線で彫る技術の事らし いです。確かに細い線の虎縞です。

これにて2日目も終了、天気も海も良いにもかかわらず、ニタリの影は未だ見えず、焦りながらも最終日に期待となりました。


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