場所: 伊豆 海洋公園
ポイント: 海洋公園ビーチ
天気: 晴れ
気温: 16度
水温: 21度
スーツ: ドライ
カメラ: PowerShot G6
クマドリイザリウオ
イロイザリウオ
ベニイザリウオ
昨年に続いて今年も海洋公園にクマドリイザリウオが現れたというニュースを聞き、PowerShot G6 のマクロ能力を試すため、行列覚悟で行ってきました。
前日はきちんと目覚ましを仕掛けて就寝、ところが朝起きてみると時刻は
6:40、集合時間にギリギリ間に合わない時間です。急いで支度をして家を出ましたが、案の定藤沢 7:19
発の沼津行き東海道線には乗れませんでした。これを外すと城が崎海岸駅到着は1時間近くも遅れてしまいます。それでもどうする事もできず、次ぎに来た小田
原行きに乗りました。小田原に着くまでの間、携帯で何度も乗り換え案内、しかし何度やっても結果は同じです。ところが、小田原に着く直前、小田原発で検索
した結果に私は希望の光を見たのでした。
新幹線、、、
そこには 8:06 発のこだまに乗って熱海に行ければいつもの伊東線に乗れると出ていたのです。東海道線が小田原に到着したのは
8:05、器材とカメラバッグを抱えたまま新幹線のホームへ、改札も「こだまに乗りたいんです!!」と言うと「中で清算して」と通してくれました。発車の
ベルが鳴る中、駆け込みで何とか乗車、10年以上ぶりの新幹線で何とか時間に間に合う事ができました。
伊東線に乗ってみると2週間前よりは人は少なく、ダイバーも今日はそれほどいないのかと思っていました。ところがいざショップの車で海洋公園に行ってみると、、、
ダイバーだらけ、、、
まさかクマドリ登場のニュースでこれだけの人が、、、不安がよぎります。北に発生したと言う低気圧のせいかうねりと風が少し有り、エントリー口もそ
れなりに波が立っていたため、すでにエントリーのロープにも列ができていました。潜ってみると透明度は10m程度、まあマクロには何の支障もありません
が、やはりうねりがあり、撮影には苦労しそうでした。
この日は行列を予想して2本ともクマドリ狙い、1本目から1の根の向こう側、クエ穴の近くに行ってみると、、、
すでに人だかりが、、、
探す必要も無く黄色のクマドリがそこにいました。少し大きめで表面もぼこぼこが出ていますがまだ可愛いサイズでした。撮影の準備をしながら人だかり
の後に並んで順番待ち、しばらくすると人の波が引いたので早速撮影開始、しかしドロップオフの壁だったのとうねりのためなかなかピントも構図も決められま
せん。何とか数枚撮って周囲を見ると、、、
ダイバーに囲まれてる、、、
次の一団が来た様でした、仕方なく譲って囲みを抜けようとしたのですがぶつかったり蹴られたり、大変でした。近くのウミトサカにアオサハギがいたの
でそちらを撮影、また人の波が去って行くのを待ちました。そんな感じで何度か撮影を繰り返して1本目は終了、帰りに写真のイロイザリウオも見ました。
2本目も基本的には同じコース、クマドリの所に行ってみると先ほどとは明らかに位置が変わっています、誰かが撮影し易い場所に動かしたなと思いつつ
再び撮影、しかし暫くするとまた人の波が、、、こちらも流石にクマドリは飽きて来たので再びアオサハギに挑戦、ちょろちょろするのでなかなかピントが合わ
ず、クマドリの事等忘れて撮影していました。しばらくしてそろそろ帰る時間かなと思って周囲を見ると、、、
またダイバーに囲まれてる、、、
クマドリの方は何故か放置されています。私がウミトサカを離れるとダイバーが集まって来てライトで何かを探しはじめます、、、
いや、クマドリじゃないから、、、
明らかに勘違いしている人達にクマドリを指差して教えてあげました。あの辺で写真を撮っていれば必ずクマドリだと思ったのでしょうか、思い込みとは恐ろしいものです。
帰りには再びイロイザリとさらに写真のベニイザリを見ました。こうして比べると違いがよく分かります。まあ一番よく分からないのはオオモンとイロイザリなんですが、、、別のチームのガイドがスレートに「オオモン」と書いていたし。
これにてイザリウオ三昧のダイビングは終了。イザリウオもたくさん見ましたがそれよりもダイバーが多すぎて疲れた、という感じでした。やはりクマドリを撮るなら平日でしょうか。この一匹のクマドリが冬になって死んでしまうまでに一体何人のダイバーを海洋公園に呼ぶのでしょうか。恐るべき集客能力、ヨン様ならぬクマ様効果でダイビングショップも感謝感激という所でしょうか。
2本目が終わって器材を洗い、ドライを脱いでみると、ズボンの膝の所に丸く濡れた後がありました。フットバルブの近くでもなく、開口部がある訳でもなく、突然浸水した跡が、、、
ピンホール!?
あーながあいたー、あーながあいたー、ちっちゃなあーなーがー、、、、