場所: 伊豆 海洋公園
ポイント: 海洋公園ビーチ
天気: 晴れ
気温: 11度
水温: 17度
スーツ: ドライ
カメラ: PowerShot G6
ウデフリツノザヤウミウシ
クマドリイザリウオ
イロイザリウオ
2005年の初潜りは海洋公園へ行ってきました。この時期のダイビングは何か目的が無ければ朝夕の寒さに耐えられません。今回はまだ水温が下がっていないのと、各種イザリウオがまだいるそうなのでそれを撮りに行く事にしました。
いつも一人で行く時には電車で行っているのですが、器材を持って寒い中歩く事にガマンできず、車で行ってきました。連休でしたが朝は全く渋滞せず、予定通り城が崎海岸に到着しました。
1本目は1の根を回るコース、目的は写真のピカチュウと昨年からいる黄色のクマドリです。1の根の先でまずいつものアカシマシラヒゲエビを観察、シ
ラコダイがいたのでプレッシャーをかけてクリーニングをさせようとしましたが失敗。ヤラセはいけませんね。次に少し上がった壁沿いでピカチュウを観察、可
愛い正面顔を撮れました。
クエ穴の上に上がると前回と少し離れた所に人だかり、海洋公園名物「クマドリ行列」です。しばらく待っていると順番が回ってきたのでガイドさんの指す岩の上を見てみると、、、
もう顔ぼこぼこやん、、、
前回の時点ですでに顔に凹凸が出始めてはいたんですが、1ヶ月ですっかり大人の顔に、、、可愛げのかけらもありません。
撮影が終わって辺りを見回すとチームの姿が見えません。困ったなと思いつつ辺りを見回して、大きな岩の向こう側を覗き込んでみると、、、
目の前に巨大コブダイが!!
最近1の根に居着いているらしいコブダイですが、いきなり目の前に出られるとちょっとびびります。
結局ガイドさんは少し深い所、壁沿いにいました。指示棒で一生懸命何かをしているので近付いてみて見ると、、、
ピカチュウくっつけとる、、、
ウミウシガイド名物、「むりやり交接」です。カサゴに邪魔されたりしながらも何とかくっつけてOKサインを出しています。「いや、そこで笑顔でOK
サイン出されても、、、」と思いつつ撮影しようと思ったんですが、ピントを合わせたりしている内に見る間に2匹は離ればなれに、、、気が合わなかったの
か、早い個体だったのか、、、微妙です。
最後は浅場でワイド撮影、透明度が20m以上あったのと天気も快晴だったので光が入って海藻が透けて奇麗でした。ただ連休のせいかダイバーが多くて
写真に泡が入って困ります。チームはエグジットするという事だったので私は置いて行ってもらって撮影を続行、ダイバーのいない方へちょっと移動していく
と、目の前に何かの群れが、近付いてみるとアオリイカでした。降り注ぐ光の中で半透明の体が色を変えながら泳ぐ姿はこの世の物とは思えない程の美しさでし
た。何とか寄って写真を撮りたかったんですがすぐに逃げられてしまいました。
2本目は1.5の根へ、遠くにいると言うイロイザリ、白いクマドリを見に行きました。まずは写真の黄色いイロイザリ。小さくて一番可愛いサイズで
す。まるで陶器の置き物のようなすべすべの肌、PowerShot G6
はその質感がすごく奇麗に撮れます。美肌処理が作動しているに違いありません。続いて白クマ様、こちらのクマドリも結構な大きさですが、まだ凹凸は出てお
らず、可愛いサイズでした。カイメンの上に丁度出ていたのでマクロとワイドで撮影。ガイドさんには事前に「先に浅場に移動していますので、撮影が終わった
ら移動して来て下さい」と言われていたのでゆっくり撮影、暫くして顔を上げてみると、、、
ダイバーに囲まれてる!!
いつの間に来たのか、別のチームに囲まれていました。遠い所でも行列ができてしまうとは流石海洋公園、あなどれません。そこはそそくさと後にして浅
場へ、帰りにはオレンジ色のイロイザリ、伊豆では珍しいミヤケテグリ、そしてしっぽの動きが可愛いイソギンチャクモエビ等を見ました。
最後に再び浅場で放置してもらってアオリイカを撮影、やっぱり上手く寄れませんでしたがぼーっと見ているだけでも癒されました。
新年早々最高のコンディションで充実の2ダイブ、幸先の良いスタートを切る事ができました。