場所: 神子元島
ポイント: カメ根
天気: 晴れ
気温: 32度
水温: 25度
スーツ: ウェット
カメラ: EOS Kiss Digital X
ニザダイの群れ
カンパチ
「伊豆の海水浴場にサメ出現。」そのニュースは日本全国を駆け抜けました。それを見た普通の人達は思いました「何て恐ろしい事だろう。」と。そして
ダイバー達は思いました「何てこった、神子元に行かないと!!」。という訳でお盆休み最後の日曜日、ハンマーヘッドに会おうと伊豆の最南端、下田へ行って
きました。3年前に行った時には数十匹の群れを見て大興奮したので今回も期待に胸を膨らませて出発しました。
いつもお世話になっている川奈のショップのツアーだったため、前日の夜川奈入りして泊まり、当日はショップの車で下田へ向かいました。途中の白浜、
弓が浜では海水浴場の横を素通り、水着ギャルを横目にひたすら車は進みます。しかし海水浴に来ている人たちは誰もこんな所にサメを見に来ている人々がいる
等とは考えもしないだろうと思うと不思議なものです。海水浴場の裏手にあるダイビングショップにはハンマーヘッドを一目見ようと言うダイバー達が100人
以上も集結しているのですから。
到着してすぐに準備をすると大型船はダイバーを満載して出港、一路神子元島を目指します。時間にして15分、海水浴場から沖へほんの2キロの所にサ
メの現れるスポット、神子元島があります。この日はかなりうねりが強く、揺られる船からエントリー、集合したらすぐに潜って沖へ流しました。するといきな
りガイドさんがタンクを叩いて前を指すのでそちらを見ると、前方からゆっくりと大きな影、メジロザメでした。正にジョーズの様なシルエットにいきなり興奮
しましたが、それはあっさり通過、次に期待することになりました。
ところがそれからはサメは影も形も無し、途中の根の上に写真のニザダイの大きな群れ、イサキとタカベの群れ、そして大きなカンパチの群れを見まし
た。カンパチは特に大きく、体長はゆうに1.5mは超えていました。水中で出会うと一瞬「サメ!?」と思ってしまう程の大きさです。
2本目もほとんど同じコースで同じ様に魚の群れとカンパチを見ました。カンパチは1本目より近くで見れてかなり迫力でしたがやはり目的のハンマーは見られず、残念でした。
2本連続で潜ってあっさり終了、残念な結果でしたが久しぶりのドリフトダイビングはいい練習になりました。予報が外れて天気が良かったのも助かりました。今期もう一度チャンスがあるかどうか分かりませんが、前回の様な大ヒットをまた狙いたいものです。