このゲームは９８年９月にＦ＆Ｃから発売されたゲームですが、
ダブルヒロインシステムが話題になった作品です。で、その２人のヒロインが幼なじみで一人は幼稚園のころから一緒だった巫女さん”氷川菜織”、
もう一人は小学生の頃に父親の転勤で主人公と別れて
６年ぶりにミャンマーから帰ってきた眼鏡っ娘”鳴瀬真奈美”。
これだけ見ると「なんとマニアックな組み合わせ・・・」と思われる方が多いと思われますが、
私は真奈美ちゃんのかわいさに惹かれて買ってしまいました（笑）もっともこの他にもいろんな女性キャラが出てきますが、
「おとせる」キャラはあくまでこの二人だけです。
ファンにとってはそのあたりが不満点の一つともなっています。
とくに主人公の妹・乃絵美にこわれた方にとってはそのあたりがぶーぶーと・・・（爆）
やはり私にもこのあたりにゲームの全体的なボリュームの少なさを感じています。
さらに、ヒロインの一人・菜織のストーリーが真奈美のそれと比べると
話の展開が狭く、ボリュームもかなり少ない印象になっているので
余計にそのあたりが不満に思えてきます。では何故私がこのゲームについて推すのかというと、
なんと言ってももう一人の・・・というよりストーリー上事実上のヒロイン、
鳴瀬真奈美ちゃんの存在に尽きるからです。
素直で思いやりのある・内罰的だが決して後ろ向きではなく明るい・ちょっと天然ボケ
と眼鏡っ娘属性があろうとなかろうとはまりこみそうなキャラクターです。
ストーリーはちょっと伝奇的な方向に飛んだところもありましたが、
要所要所に現れる彼女の繊細で純真な性格が自分の心にひしひしと伝わってきました。素直すぎる性格が物足りなく、喜怒哀楽に溢れる菜織の方がいいという方も多く、
事実二人の人気を比べてみると菜織の方が真奈美ちゃんを上回っています。
ただ、私はこのゲームはストーリーを楽しむという点においては
真奈美ちゃんのそれが完成されたものとなっていますし、
キャラ対比においては優劣と言うよりは、二人の性分の違いや
共通するさわやかさ・優しさ（の形は二人はそれぞれ違っていますが）が
このゲームの大きな魅力になっていると思っています。