
私と如月さんとの出会い、それはPCエンジン版「ときめきメモリアル」との出会いから始まった。1995年の春、受験も一応終わりを告げ、私は思いっきりゲームをしたくなった。
そこで前々からPCエンジンファンでいろいろ評判になっていた
(受験中に読んでいるなよ(^^;;;))
「ときめきメモリアル」のことが気になり、高校近くのゲーム屋で購入することになった。帰ってきて早速パッケージを開け、中の取説を読んでみる。
”ふんふん・・・。こういうゲームなのね。なんだか妙なゲームシステムみたいだな・・・。”
”ん?キャラ紹介ね・・・。うううううん、これといって好みだと言えるような娘はいないな・・・。”
”如月さんね・・・。この娘がいちばん好みに近いかな・・・。”如月さんについては当時この程度ぐらいの印象しか持っていなかった。
やがて如月さん狙いでゲームを始めることになった・・・。
まずは文系を上げて如月さんを登場させる。
「あ、ハンカチが落ちていますよ」 これがモニター上での最初の如月さんとの出会いだった・・・。
夏合宿・文化祭・クリスマス・正月・・・。そしてその間に行われるデート・・・。
如月さんと数々のイベントをこなすうちにいつしか私は如月さんの虜になっていった・・・。
そして97年の春・・・。このとき片桐さんとの相性も結構よかった(^^;;;;)ので、
どきどきしながら伝説の樹の下へかけていったのだが・・・。
「すみません。失礼だとは思いましたけど…。」
そこには如月さんが体を震わせながら立っていた。
如月さんの懸命な告白・・・。
彼女の汚れなき純真な気持ちが伝わる・・・。
このとき彼女がときメモの一押しキャラに確定したのだった・・・。
が、このときはまだあくまで「ときメモでは一番好きなキャラ」という存在であって、
今ほど思いは強固ではなく、「次は最難関の詩織だ!」という思いが
すぐに浮かんできたのだった・・・。
そして2回目の詩織狙いのプレイでは見事に撃沈の女々野郎・・・。
ショックでしばらくの間ときメモには手をつけることができなかった・・・。
やがて数ヶ月が経ち、PS版が出るというので一人暮らしのマンションで
再プレイをしようと思い立った。もちろん狙いは如月さんである。
最初のプレイで出なかった眼鏡なしバージョンの如月さんのEDを
見るのが目的である。
映画館のイベントをちゃんとクリアし、そして伝説の樹へ・・・。
そこにはコンタクトを入れた如月さんが待っていた・・・。
告白の内容はそんなに眼鏡ありと変わっていなかったが、
数ヶ月ぶりに見たせいか彼女の告白がとても心に染みわたる。
このとき、私の如月さんへの想いがあの時のようによみがえった。
ここに如月さんが私のときメモ一押しキャラに確定したと言っていいだろう・・・。
やがてPS版も発売される。通常版を発売日、限定版をヨドバシ開店記念セールで手に入れる。
ここ一連の動きに合わせて放送されていたラジオドラマにも耳を傾けていた。
しかし、このとき恐ろしい悪夢が・・・。
ファンなら誰でもわかるし、あまり思い出したくないのでここには書かないが、
かなりショックな出来事だった・・・。
この悪夢が私の如月さんへの想いをさらに強固にしたのであった・・・。
年が明け、ときメモプライズなるものが出回りはじめ、ときメモ、いや、
如月さんへの情熱はさらに熱くなっていく。
そして96年4月下旬、私はインターネットの世界に足を踏み入れることになった・・・。
しばらくいろんなときメモページをさまよっていたが、
運命の6月4日17時08分、あの「ときめき伝言板」に足を踏み入れた・・・。 そのときの書き込みメッセージは、”みんな、如月さんを嫌わないでね。”
という大したことのないものであった。これが後の自分の人生まで変えてしまう
第一歩だとは思いもよらなかった・・・。
月日とともに伝言板が大いに盛り上がっていく。
数々のオフ会、同人誌即売会・・・。
やがて自分はインターネットなしでは生きられない体になる・・・。
そしてその中で私の如月さんへの想い・・・愛(あい)がとてつもないものに
なっていったのである・・・。
現在自分の部屋には200個以上の如月さんプライズが転がり、
如月さんのシーツで寝る毎日である。
この壊れきった生活ぶりを見て他人はどう思うだろうか・・・。
でもこの生活は幸せである。何せ大好きな如月さんと一緒にいられるのだから・・・。
この前親が来たときには必死で隠したけどね(笑)