が重い。もともと「重い」じゃないか、というツッコミはそれとして(苦笑)、これはやっぱり"冷房アタリ"なのではないかという気がしている。体調は崩せない、なんて書いたハナからこれだもの、ったく何やってんだか。多少の暑さは我慢してでも、"大事に行く"しかないですな。
■思ったよりエラく大変な作業だったのだけど、とりあえず「速報」を最終版(のはず)に更新。で、ご利用される方も多いと思うので、トップページとこのページの上部にリンクも加えました。ただ、途中からだいぶヘトヘト状態で作業したので、誤記があるかも。念のために(?)本家のスケジュールページもリンクしましたんで、巡礼その他をご計画の場合は、必ず"主催者発表"でも確認されますよう>競馬みたいだね(笑) (07/01)

しばらく前に芳名録に頂戴した巡礼報告の中で、ピット内に女性チェロ奏者登場!との情報があったが、国立歌劇場ページのオケ団員名簿をよくよく見たら、なんと正団員になる奏者が1人いたのね。名前はUrsula Wex。ヴィオラのプライヒンガーに続く、"もう1人のウルスラ嬢"だ(^^;。で、どういう人なのかとネット検索してみたところ、どうやらチロル出身であること、そして、ベルリン国立歌劇場のオーケストラアカデミー(学生に演奏の場を与えつつ教育するというシステムですな。聖地近辺ではトンキュンストラーオケがやっております)ってのに所属していたらしいことがわかった。が、残念ながら(?)顔写真は引っ掛からず。いや、先のご報告の中で、ピットに登場した女性チェロ奏者は2人いて、1人はムローヴァ似、もう1人はムター似だったっていうから、このヴェクス女史がどっちなのかと思ってさ(笑)。個人的にはムローヴァ似の方が...と思うのだが(爆)
■などということも含めて、国立歌劇場ページ団員名簿から読み解く奏者の動向、ってのをNEWSにまとめることにしたいのだが、すんません、もうちょいと時間をください。遅くとも今週末までには掲載しますんで。
■しかし、当団の女性奏者名でネット検索すると、女性差別問題運動団体だかのページが引っ掛かってくるってのがナンだなぁ...。今回のヴェクス女史入団情報(オーディション合格情報)も、2月末にはそのページ内でネタにされていたようです。ある意味「先を越された」ってわけで、それが悔しいのでもあるけれど(^^; (07/02)

なんてことしやがるって事件が続きますなぁ。中でも、幼い子どもが犠牲になっている事件には心が痛む。なんでまた、こんな世の中になっちまったのか...。こういう時にこそ力を発揮しなければならない政治家たちはと言えば、相も変わらず政治ゲームとアホ発言に終始しているし>前首相の久々の(表に出た?)ノータリン発言には力が抜けた。今さら言うまでもなく、相当ヤバいよね、この国は。(07/03)

かねがね当団を「世界一のOJTオケ」と称して(賞して)きた私であるが、コンマスのシュトイデは、その"OJT"によって見事に化けた代表格と言えるのではなかろうか(どのメンバーも大なり小なり化けてはいるのだけどね)。それは当人にも"自覚症状"があるようで、ウィーンフィル友の会会報掲載のインタビューで、次のようなことを言っている。ウィーンでの師、故アルフレート・シュタールのことを訊かれてのくだりで、曰く「シュタール先生から学んだことというのは、ほとんど全てといっても良いくらいで、ベルリン時代の弾き方と今の弾き方はまったく違います。私自身はシュタール先生から学んだことが好きで、だから今の私があると思います」(←ベルリン時代というのは、ウィーンに移ってくる前に勉強していた場所のこと)。この論旨は「シュタール先生から学んだこと」なので、厳密に言えば「ウィーンフィルに入って学んだこと」ではないのだが、ご承知の通り、シュタールは当団の奏者だった人だし(ヴィオラ首席を務めた故ヨゼフ、現2ndヴァイオリン奏者ルネは兄弟)、現団員の中にその弟子も数多くいるわけだから、まぁここは「ウィーンフィルから学んだ」と読み替えても何ら差し支えはないでしょう。前にも書いたけど、彼が入団した頃の映像を見ると、ほんと、一人だけ弾き方が浮いてたからね。でも、それが今ではものの見事に当団流(腰浮かし奏法含めて^^;)。確かに「まったく違います」わな。で、彼は、さらに興味深い発言をしているのである。「シュタール先生はとてもまじめな頑固者で、『その弾き方も良いが、こういう弾き方もある』というような教え方は決してせず、『これは絶対こうだ』とおっしゃるのです。それはとても自然でありウィーンの伝統や香りが全部入っていて、今の私の演奏をつくるもとになるものでした」。一般的に、「これは絶対こうだ」という教え方というのは、よろしくないものの例として挙げられるのではないかと思う。しかし、シュタールはそれを貫き、シュトイデはそれを全面的に受け入れて、かつ、それが「好きだ」とまで言っている。私ね、ここに当団OJTの本質を見たような気がしたのですわ。一見、非常に硬直した、かつ強圧的な教え方ととられそうだが、しかし、「絶対こうだ」というものがあって、それを「絶対に身に付けさせなければならない」と指導者が信じていれば、やはり「絶対こうだ」と指導せざるを得ないものね。特に「外」からやって来た人に対しては尚のこと。教える側(=先生、同僚)にも、学ぶ側(=弟子、同僚)にも、体の芯から「ウィーン」であらねばならない、という共通の思いがあってはじめて成立する信頼関係。それこそが当団の屋台骨を支えているものなのかもしれない。うーん、いいインタビューを読ませてもらいましたわ。友の会さん、感謝。(07/04)

ちょっといいことがあって、得した気分の土曜の午後(^^;
NEWS欄に「国立歌劇場オケ団員名簿から読み解く人事動向」を掲載いたしましたので、ご覧くださいまし。(07/06)

N響アワーでデュトワ指揮による「エレクトラ」(の後半部分)をやっていたけど、これ、リハーサルを12回だかやって臨んだのだとか。そうだよね、やっぱり「そういう曲」だよね。音楽監督としての最後の演奏会ということもあっての"異例"ではあったのだろうけど(コンマスの篠崎氏が2ndヴァイオリンのトップに座るなど、弦楽器陣の陣形も特別仕様)、それだけのリハーサルを積まなければ形にならない曲であることも、また事実でしょう。でも、そういう異例のコンサートだっただけに(?)、オケメンバーも指揮者も(!)いつになく"目の色変えて"演奏してたんで、見ていても、演奏への思い入れ、気合いが伝わってくる、いい演奏でありました。もっとも、私が思うところの「エレクトラ」像からすると、音も音楽も少々「軽い」傾向にはありましたが...。しかし、こういう曲を当団なんかはリハなしでやっちゃうわけだから(新演出や何年振りかの公演の場合などは別)、稚拙な表現で申し訳ないけど、「すごい」よねぇ。技術がどうこう以前に、「音楽がある日常」という点で、底力がまったく違うという感じ。これ、言ってる意味わかりますかね? ま、なんとなく雰囲気をつかんでくださればそれで結構なのだけど(^^;
■急遽ではあるのだが、今晩、オペラシティに出向いてウィーン室内管を聴いてくる予定。ここのホルンは2人とも非ウィンナである可能性が高いのだけど(1番をおそらく舞台オケのロレンツィ氏が務めているはずだが、氏も、このオケの場合はHigh-F付ダブル1本で賄ってしまうことが多いので)、ベト7をやるプログラムなんで、来月の演奏会に向けて"勉強"してこようと。ご報告は、明日かそれ以降に(後者の可能性大^^;)。(07/07)

ウィーン室内管弦楽団聴いて参りました。いや、十二分に楽しませていただきましたよ。が、詳細については、予告通り(?)明日以降にということで。だって眠いんだもん(笑) --- で終わるのもナンなんで、とりあえず今日のところは、ホルンの2人と一緒に撮ってきた写真を貼っときます。向かって右がラファエル・シュテッフェルマイヤー氏@フォルクスオパー管首席、左がマルクス・ハルトナー氏@トンキュンストラー管です。あ、ちなみに真ん中は私ですよ>わかるよ、デカいから(自爆)。しかし、肩組んで写真撮ってるもんなぁ、なんだかなぁ(苦笑) (07/08)

ウチの会社はほんとにダメよねぇ、って延々愚痴をこぼす女性管理職。事あるごとに会社と社員の至らなさを嘆く彼女だが、おいおい、あんたもその「ダメな会社」の一員なんだぜ。ウチの会社はダメだ、とのセリフを、当のその会社内で言えば言うだけ自分が惨めになるってことを、なんでアンタはわからんのかね。仕事の仕方がなってないとか、後輩をきちんと指導できる上司がいないとか、そういうことを延々「業務時間内に」「自分の部下に対して」言っている。ハタで聞かされているこっちとしては、まるで悪い冗談としか思えませんがな。という私自身、そういう彼女をビシッと注意・指導するということができていないのだけど...(なんだかなぁ)
■山形でさくらんぼ泥棒頻発という一連のニュースの中で、ブロンズ像のさくらんぼ(=当然ブロンズ製)も盗られたってのがあったじゃないですか。あれ、犯人が捕まったそうだけど、ようわからんのは、その記事の中の次のくだり。「故佐藤栄助氏のブロンズ像から、サクランボの実の部分4粒(約4万円相当)をもぎ取って、像を壊した疑い」。つまり、1粒1万円ということなのだろうけど、これ、どうやって計算したのかしら? まさか「市場価格」が存在するほど、ブロンズ製さくらんぼが流通しているわけじゃあるまいし>まさか(^^;。なーんか胡散くせぇんだよなぁ、こういう記事。
■と、いささか腹立ち系の今宵ですので、ウィーン室内管報告は見送らせていただきます。気分スッキリしたところで書きますんでね>と言ってまんまと先送り>おいおい(^^; (07/09)

腹立ち状態継続中。よって今日はこれにて終了! (07/10)

遅ればせながらのウィーン室内管弦楽団報告。曲目は、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」序曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェン:交響曲第7番の3曲(+アンコール)で、指揮が服部譲二。メンコンのソロも彼(つまり弾き振り)。というように、この服部氏は、ウィーンで育ちキュッヒルにも師事したというヴァイオリニストであるわけだが、近年指揮活動を始め、なんと、2004年からはこのオケの正指揮者というポストに就くのだとか。なので、その日本でのお披露目的な意味合いもあった演奏会だったようだが(他の公演はすべて首席指揮者のエーバーレが指揮)、その内容は、一言で言えば「元気のいい演奏」ということになるか。いずれの曲も、割りと速めのテンポでグイグイ進めて行くと同時に、アクセントを強調したり、音の処理を短め・鋭めにしてメリハリを付けるなど、叙情性より快活さが勝った音楽作り。指揮姿も、その音楽同様元気がよく(=アクションが大きく)、およそ"技巧的"とは言えないもの>桐朋学園では絶対に教えないような棒(^^;。細かなとこはいいから、それより音楽をどんどん進めましょう!って感じか。だけど、私はそんな服部氏の音楽作りが決して嫌いではなかった。確かにある意味荒削りな音楽であって、だからなのだろう、オケにもアンサンブルにほころびが出てしまうところが散見されたのだが(「ヤバい」場所をフォローできるようなタイプの指揮ではないので)、己の度量をわきまえず大きく構え過ぎたり、あるいは感情過多になって、聴いてて恥ずかしくなるような音楽をやられちゃうのに較べれば、全然健全。特に印象的だったのはベト7の2楽章で、その淡々とした音楽の進め方には、「そうそう、そういう音楽だよね、本当は」と、私、膝を叩きました。あの曲は重ったるくベタベタとやりがちだけど、決してそういう音楽ではないと思う。各楽器のメロディーやリズムの重なり合いを淡々と押し進めることで真の「悲しみ」が表出される、そんな曲だと思いますのでね。上記したように、オケには基本的な部分でのアンサンブルに乱れがあたったり、楽器によって腕前にデコボコがあったりもしたけれど、舞台上での落ち着きのない挙動を含めて(爆)、「ウィーンのオケ」としての持ち味は十分に発揮されておりました。よって、「堪能」と。
■さて、"ウィーン○×オケ"を聴きに行った際の必須作業、当団縁のメンバーの"面割り"だが、まず、芳名録にも書いたように、ホルンの2人、Rafael StoeffelmayrとMarkus Hartnerについては、当団へのエキストラ出演経験者。特にシュテッフェルマイヤーの方は、近年定期的に当団演奏に参加しているので、まぁ、十中八九の確率で、ごく近い将来に当団員となる奏者でしょう。あとは、これも芳名録にあった通りで、2番オーボエのPrisca Schlemmer(女性)が、昨年WOWOWで放送されたメータ指揮マラ6に参加していた人。それと、2番ファゴットの、これも女性でBinaca Schuster。確証はないのだが、昨年のニューヨーク公演に参加していたのはこの人じゃないかなと。いや、その時の写真に写っていた女性奏者と顔が似ていたのでね。あと、トランペット2番のAlfred Gaal。この人は舞台オケの団員。もっとも、顔に見覚えがなかったので、頻繁に「表」に出ている奏者ではないのかもしれないけど。と、こんなところが関係者。オケ全体としては、男女比半々くらいか。半常設的な団体なので、メンバーの入れ替わりも相当激しいのでしょう。そんなこんなで、上記したように、アンサンブル上で結構ヤバい個所もありました。それでもこのオケ、いつ聴いても(って、これで3回目だったはずだけど^^;)「快活さ」が感じられるから、それが持ち味ということになるのかもしれない。1994年の来日公演メンバーとは、コンマス含めて3人しかダブってないのだけど、オケって、こういう継続性(=伝統?)があるから面白いですわね。(07/11)

争奪戦が間近に迫っておりますが、地方公演の方は、ホール会員のような方々分を中心に、既に発売が始まっているようですな。びわ湖ホールに関する情報を数件いただいておりますが、皆さん、それほど苦労せずに確保されたようです。羨ましい...。東京分は、先週イープラスのプレオーダー申し込みがあって、昨日その結果が発表されたのだけど、これ、見事「当選」された方っていらっしゃるのかしら? 私はですね、当然の如く全敗(完敗!?)でございまして(トホホ;_;)、ウィンナホルン会関係者でも今のところ当選者なし。読者諸氏におかれましては、いかがなものだったのでしょう? ま、もし、余剰が出るなんて場合には、ぜひご一報いただければと...>それが言いたかった!?(^^;
■3週間後に本番が迫ったシンフォニカは、昨日から指揮者の山下一史氏による練習が始まって、いよいよ佳境に入ってきたというところ。山下氏の指揮は久々だけど、いやぁ「明るい棒」でね(^^;、練習の雰囲気が非常に和やかになる。ベト4の方が、予想に反して(?)構えの大きな音楽作りなので、その中で如何に歌心を示し、メリハリを付けられるか。この辺が、オケとしての一番の課題かも。個人的にもベト4では大きな課題を抱えているわけで...ガンバるっきゃないっすな。ソロの場所で心身がどういう状態に陥るかはだいたいわかったので、あとはそれをどうやって克服するか。いろいろな手を試しているのだけど、なかなかビシッと決まらなくて...。今日の練習で再び模索であります、はい。(07/13)

ぐったり。昨日は練習のダブルヘッダーだったのでありますよ。午後1時からがシンフォニカで、6時50分まで。その後、一駅先の場所でやっているEMQの練習に合流し、8時まで。ドン・キホーテ→ベト4→ベト7(1楽章終わり付近から最後まで)と吹き通しで、はい、さすがに疲れました。練習場所は共に江戸川区だったので、拙宅からはとにかく遠いしね...。これから来月半ばまでこんな感じの週末が続くのでして、となれば、体調の維持、これが一番の課題でありますな。十分に気をつけます。(07/14)

涼しいのを通り越して寒いくらいの昨日でありましたな。この私が、7月だというのに上着を着て出勤し、社内でもほとんどそのまま過ごしたというのだから、これは"異常"でしょう。え?大袈裟だって? いやぁ、だってそれくらい言いたくなりますがな。7月中旬に上着着て過ごしたなんて、ワタシ的には「ありえない」話だから。
■しっかし遅いのぉ。いやね、宅配便の不在票が入っていたので、再配達を頼んだのですわ。が、それがまだ来ないの。現在、夜の11時。S川急便だけどさ、いったいいつになったら来るねん!? おじさんはもう眠いのよ(苦笑)。来るならさっさと来てちょうだい! まさか「午前様」なんてことは...(??) (07/15)

トシとった証拠で、中1日置いて疲れが出る。昨日はもう朝からヘトヘトのクタクタで往生した。こんなことでは、これから毎週火曜日(来週は水曜日?)が"ヘトヘトデー"になってしまうわけで、なんだかなぁ...。
■で、昨日待っていたS川急便はやって来たのかというと、12時ちょっと前に電話がかかってきて、「まだ当分向かえないのですがどうしましょう?」だと。いくらなんでも寝ずに待ってるわけにも行かないので、「じゃぁ明日にしてください」ってことにしたのだけど、そんなことならもっと早くに電話してほしかった。っていうか、無理な当日再配達は受けなきゃいいのに。とりあえず、昨晩荷物は無事受け取ったけど、非常に"待ちくたびれ感"が募った2日間でありました。ハァ...。(07/16)

のダルさ抜けず。蒸し暑かったり涼しかったりの陽気も悪影響を及ぼしてますな。これから公私ともにスケジュールが立て込むところなんで、とにかく「無理せず」で過ごさないと...。(07/17)

いよいよ明日は東京公演チケットの争奪戦本番ですな。ホール会員優待申込やイープラスのプレオーダーに敗退した皆さん、今度こそ頑張りましょうね。で、毎度申していることですが、無事入手された方の中で、何らかの事情によって余剰が出るようなことがありましたら、まずは私までご連絡いただきたく。なんとか仲立ちをしたいと思いますのでね。もちろん、その余剰に私自身が飛びつかせていただく可能性も高いわけですが...(^^; (07/18)

争奪戦、皆さんの結果はいかがでしたでしょうか? 私は運良く3公演ともゲットすることができました。ここ数回(=数年)は自力確保できず(=つまり全敗)が続いておりましたので、なんとか「汚名返上」ということであります。もっとも、これで今年の運(いやさ、今後の人生に於ける運!?)を全部使い果たしちゃった、なんてことになると、シャレにならんけど(^^;。ま、何はともあれ、聴く権利を確保できたということで、まずは一安心。あとは演奏会当日に何事も起こらないようにと祈るのみ。(07/20)

反省点の多い練習だった>昨日のシンフォニカ。ベト4だけの練習だったのだけど、2楽章で一時ボロボロ状態に陥っちゃって...。お腹の支えと息や口のコントロールのバランスがまったく取れなくなってしまい、吹けども吹けども音が当たらないし鳴らない。じゃぁどうやってこの状態(=所謂「ドツボ」ですわな)から抜け出すのかってのを一生懸命アタマで考えるのだが、これが一向に解決策を見いだせないし、そんな中で何をやっても事態は好転しない。だからまた気が焦って...の悪循環。結局、椅子の座り方を変えることで好転のきっかけを見つけることができたのだけど(詳しく書くと話が長くなるので、この部分は省略)、いやぁ、あれには参った。でもまぁ、前にも書いたように、そういう心と体の状態に陥った時にも、その中で最良の演奏ができるように準備しておかねばならないわけで、そういう意味では、やはりまだまだ準備不足、練習不足であるということ。あと2週間。日々鍛錬。これしかないですな...。
■練習の帰り道に新宿タワーに寄って、LMS氏とパノハカルテットによるライヒャのホルン五重奏曲のCD(カメラータ)を入手>あと、クレンペラー指揮によるマーラー2番/9番などのライブ盤も。いやぁ、これはいい演奏ですよ。ホ長調(inE)の曲をF管のウィンナホルンで吹いているので、特に指の回りの速い部分がある1楽章ではメカの音が高らかに鳴ってたりもしておりますが(これはこれで実にウィンナらしい臨場感^^;)、しかし、演奏は誠に素晴らしい、そして実に音楽的なもの。音のコントロール、アタックの美しさ、フレージング、歌心、どれもこれもLMS氏のそれであって、本当に見事。恥ずかしながら、私、この曲を初めて聴いたのだけど、「いい曲だ」って思いましたもの。というわけで、ぜひ皆さんにもご一聴いただきたく。ついでのようになっちゃってアレだけど、カップリングのシュミ氏によるクラリネット五重奏の方も見事ですよ。ブックレット記載のカメラータ井阪社長による"プロデューサー・ノート"によれば、シュミ氏、並々ならぬ意欲で本収録に臨んだとのこと>詳細はCDをご購入の上でお読みいただければ(^^;。その辺の「気持ち」が十分に伝わってくる演奏・音楽であります。
■本日、オペラを観に行ってきます。場所は上野の文化会館。ということは... そう、二期会の「ばらの騎士」ね。「日本人によるR.シュトラウスのオペラを観よう!」企画(笑)の第2弾ということになるわけだが、果たしてどんな上演になるのやら。期待と不安が入り交じりますな、やはり。(07/21)

ばらの騎士、良かったですわ。私が座った4階席右側あたりだと、特に女声陣の声の通りが今一つという部分があったし(これは日本人の場合、ある意味やむを得ないのかも...)、オケ(=都響)も大健闘ながら、そりゃぁ「ウチのオケ」(笑)と較べていろいろ言いたくなることもあったけど、でも、十分に「立派」と言える公演内容だったし、何より楽しかった。ああいうオペラで「楽しい」と思わせることができるってのは、そりゃもう一線級の仕上がりであったことの証明とも言えるわけで。以前、テレビで観た同じ二期会の「フィガロの結婚」の時にも書いたけど、昔は、特に演技の面でどうしても違和感を感じることが多かった我が国のオペラ。でも、そういう部分もだいぶ洗練されて、歌共々、心から舞台を楽しめるようになっていて、ほんとにこれは、日本のオペラの「進歩(進化?)」を実感させられた公演でもありました。ケルン市立歌劇場との共同制作ということで、そのケルンの総監督を務めたクレーマーが演出を担当したわけだけど、これがまた面白かった。ウィーンやミュンヘンのシェンク演出版に代表されるようなトラッドなスタイルではなく、大胆に時代背景や人物のキャラクター設定などをいじった、所謂「今ふう」な演出であったのだが、私はすんなりと受け入れられた。まぁ、いろいろ趣向は凝らされていたのだけど、従来版との違いで特に面白いと思ったのは、オクタヴィアンの人物設定かな。なんつーか、こう「やんちゃ」な人物として描かれていて、それがよく出ていたのが、2幕で"銀のばら"を届けに登場するところ。あそこ、金管の高らかなファンファーレが鳴って、颯爽と登場するのが従来版だったじゃないですか。なのに、このクレーマー版では、野郎、フテ腐れて登場するんだよね(笑)。つまり、嫌々使いに出され、仕方なくやって来たのだと。でも、確かにそうだものね。1幕の終わりで、一夜を共にしてさっきまでラブラブ(死語?)だったマルシャリン(どうでもいいけど、最初に変換したら「○車輪」って出ましたわ>爆)が、なぜか急に機嫌を損ねて(←ここがこのオペラのキモでもあるわけだけどね)「あんた、ばらを届けに行っといで」(そんな言い方せんけどさ^^;)って"パシリ"させるんだから。そりゃぁ、17歳の兄ちゃんとしてはフテ腐れもしますわな。とまぁ、こんな感じで、従来版とは異なった人物設定や、それに伴う演出上の「見慣れない」あれこれがたーくさん。それでも、そういうものが非常に新鮮に感じられた本公演でありました。ああいうのは好かんという人も当然いるだろうけど、でも私は、あの演出だったからこそのオール日本人キャスト上演(正確に言えば、召使いのマホメッド役のみ黒人青年>この役の使い方も面白かったのだけど、これについては後日気が向いたら書きますわ^^;)での上首尾だったのではないかと、そんなふうに思う次第。いやほんと、各論はさておき、総論ではもう十分に堪能という公演でありましたよ。
■というわけで、いろんな形で音楽漬けだった三連休が終わり、また今日から仕事であります。前にも書いたように、来週に3泊4日の名古屋出張ってのがあるので、その準備やらで今週はちょっと忙しくなりそう。体調の維持と、楽器の日々鍛錬。これだけはしっかりとやらないとね。(07/22)

気がつくと「ばらの騎士」のワルツを口ずさんでいる週明けの1日(笑)。右手が無意識に「指揮」してたりもして、やべぇやべぇと慌てて動きを止めたりとかもね(^^;。で、その「ばら…」鑑賞を、「『日本人によるR.シュトラウスのオペラを観よう!』企画の第2弾」と書いたのだけど、とんだボケでしたわ。「アラベラ」「サロメ」「ナクソス島のアリアドネ」に続いてだから第4弾が正解。「アラベラ」と「サロメ」のことをすっかり忘れてたんだよねぇ。ほんと、ボケてるわ...>「サロメ」なんか2回も観に行ったくせに!(^^;
■昨晩はFMでブーレーズ指揮によるザルツブルク・モーツァルト週間の演奏会の模様が放送されたのですな。この録音はすでに耳にしていたものだから、以前に放送予定は確認していたものの、すっかり抜け落ちておりました。ブーレーズが、ポリーニが弾く「モーツァルトの」協奏曲の伴奏指揮をしたなんて、非常に珍しい企画もあった演奏会。シェーンベルクの2曲の室内交響曲も演奏されたし、いやほんと、絶対に日本じゃ有り得ないプログラムで、誠に羨ましい限り...。(07/23)

昨晩のニュースを見ていたオトーサンの大半が口にしたセリフだと思いますが、敢えて言ってみます。「ナニ?自由党と民主党が合併?じゃぁ、新しい名前は自由民主党だな」。すんませんm(_ _)m
■しかし嫌な天候が続きますな。涼しいけど蒸して雨シトシト(地域によっては「ザーザー」でしょうが)。おかげで気持ちもジメジメですわ。カラッとしてえなぁ!(07/24)

くわぁ、嫌な汗をグッショリ。昨晩、所用で都内まで出たのだけど、エアコンの風が吹き付ける場所に長時間座っていたものだから、なんだか体の代謝が上手く行かなくなってしまったようで...。もう、こういう時は早く寝るに限る。というわけで、今日はこれにて失礼。そうそう、「余剰」の情報を心待ちにされている方もいらっしゃるでしょうが、すみません、もうちょっとだけ待っててください。多少はご案内できる見込みですので。(07/25)

名古屋の某ホテル20階にて夜景を眺めつつ書いております。それなりの料金を取るだけあって、さすがに快適ではありますな>某ホテル。が、客室からのネット接続環境は完備していないので、相変わらず携帯電話でアクセスするしかなく、これは少々難あり。会社ではLAN、自宅ではADSLという高速接続が日常となった今では、携帯の9600bpsって速度はあまりにかったるい。メールを10件くらいサーバーから引っ張ってくるだけで5分とか、そんなノロさ。一緒に来ている若いやつは、ネットゲームがしたいから、という理由で全室ブロードバンド回線完備という某チェーンホテルに泊まってるんだけど、なんか、彼の方が賢い選択をしたような...(^^;
■というわけで、本来ならば週明けの昨日から再開するはずだった当欄を1日お休みしてしまったわけですが、いや、これにはワケがありましてね。土日共にシンフォニカの練習だったのだけど、土曜日は、それに先だって午前中からウィンナホルン会の練習もあり、結局、ほとんどホルンを吹き詰めの2日間を過ごしたものだから、日曜の夜はもうヘトヘトで。で、なんとか出張に出る準備だけはしたものの、当欄の更新を行う気力・体力は残っておらず、敢えなくダウンと相成ってしまったと。情けないけど、でも、ほんとに疲れたのよ...。しかし、今日から3日間は日中みっちりと「講師職」を行わねばならないので、ウム、このままヘトヘト状態を続けてしまうことのないよう、メリハリつけて過ごさないと。今週末土曜日はシンフォニカの演奏会。懸案のベト4の2楽章については、1番奏者の奥田安智氏と協議の結果、最後のソロを交代してもらうことになり、それで随分と"切羽詰まり感"は弱まった>マジで夢にまで出てきたからねぇ...。とは言え、何かとプレッシャーのかかる楽章であることに変わりはなく、毎度お馴染みの(トホホ)"体調崩し"状態では絶対に乗り切れないのも確か。この「快適なホテル」を選択したのも、ひとえにシンフォニカの演奏会に無事臨むためでもある。その辺、心して過ごしますわ、ほんと。
■というわけで、今頃の正式告知となってしまいましたが、ザ・シンフォニカの演奏会が今週末土曜日の夜に行われます(於:東京オペラシティコンサートホール)。詳しくはこちらをご参照いただくとして、ご興味およびお時間があるという方は、ぜひともお越しいただきたく。ご連絡くださればチケットをご用意しますのでね、どうぞご遠慮なくお申し付けください。(07/29)

名古屋2晩目。立ち仕事&しゃべり仕事はさすがに疲れますな。"教室"にエアコンはあるものの、受講生のおじさんたち(これがほんとに「おじさん」だらけで、ありゃどう見ても平均年齢50歳以上^^;)はただ座ってるだけだから、あまり温度を下げると寒いらしく、高めの設定にされてしまうので、おかげでこっちは汗だくだ。この季節にこういう仕事は、さすがに堪えます。でも、やっぱり性に合っていることは間違いなく、我ながら活き活きと仕事してる姿に感心しきり(^^;
■20階の部屋から夜景を眺めつつ、こういう高層階で生活していたらきっと人生観も変わるだろうな、などと思う名古屋の夜。(07/30)

名古屋3晩目。さすがに疲れてきた(^^;。昨日の夕方になってようやく太陽が顔を出してくれたのが救いだけど、そのぶん明日は暑くなるそうで、うーむ...。"インドア派"の私としては、早く拙宅に帰ってマイ布団(笑)に横になりたいっす!
■「余剰」の件は、帰宅後、明日か明後日には必ず。(07/31)