いかん、今日から新しい仕事が始まるというのに、どうにも気合いが入らない。中途半端な準備で臨めば、それだけ嫌な汗をかくことになるし、第一、受講生諸氏にも申し訳ないことになってしまうのだが...。まぁ、とにかくやれるだけのことをやりましょう。それしかないですわ。
■というわけで、今日から来週月曜日までの5日間(平日のみ)は渋谷通勤。朝の"出勤"時間は多少遅めなのだけど、それでも下北沢からの井の頭線は大混雑なんだよね。ここのところの蒸し暑さが続くとなると、仕事で嫌な汗をかく前に、通勤でも大汗かきそう。あーあ...。--- てなことを書いたけど、天気予報によれば、今日は気温がぐっと下がるとか。もう着る必要はないと思って長袖ワイシャツを全部クリーニングに出してしまったのだけど、早まったか(^^; (06/01)

冷や汗脂汗をだいぶ流しつつも、初日はなんとか終了。準備不足は否めなかったけども、そこを乗り切る「策」もいろいろ思いついて、まぁ、なんとかやり通せましたわ。とは言え、残り4日。気を抜かずに務めないと...。
■また買ってしまった。と言っても、CDやら"機械モノ"ではなく、文庫本なんだけどね。鬼平犯科帳(笑)。ここんとこ買ってる本といえば「鬼平…」か「剣客商売」だけで、つまり、池波正太郎の時代小説ばかりってこと。結果、--- たまさか他の本も読んでみねばなるまいと思うフォルカーだが、(いやいや、やっぱり池波小説の魅力にはかなわねえ……) --- なんて、文体もいささか池波調になってしまったりして(苦笑)。しかし、「鬼平…」も「剣客…」も、古本屋にはあまり出てこないですな。出てもすぐ売れてしまうのかもしれないけど、なかなか見つからない。いや、文庫本といえども"新品"はそれなりの値段になってしまうので、極力古本で賄おうと思っているのですわ。新品なら2冊しか買えない金額で、古本なら3〜4冊買えるし。だけど、これがなかなか見つからない。あっても、"品揃え"がバラバラだしね。いや、だってほら、どっちも何十巻とあるシリーズ物だから、順不同で読むと多少不都合もあって。でも、背に腹は代えられない(!?)。古本については「ある物を買う」ということで、順不同についても、甘んじて受け入れております。まぁ、基本的には一話完結だから、"多少の不都合"も"大勢に影響する"ほどではないし...。(06/02)

を車検に出し、それを今晩引き取り行こうというタイミングで市民・県民税の請求が。今の私にとっては「ハンパでない」金額で、いやはや頭が痛いっす。こんな時に聖地巡礼とは、経済的には完全に自殺行為。だがまぁ、今しかやれないことをやろうってんだから、ここはひとつ清水の舞台から飛び降りて... って、やっぱ自殺行為だ(^^; (06/03)

おぉ、あと1週間で聖地巡礼に出発だ。なんかイマイチ実感が湧かずにもいるのだが、来週の今頃は「機上の人」。きっとワクワクしながら機内食を食べていることだろう(なんじゃそれ^^;)。ウィンナホルン会の今回の渡航者は11名。関東組は成田から、関西組は関空から一斉に飛び立つ。で、シュベヒャート空港にはほぼ同着の予定だから、空港からは全員でホテルに移動だ。ホルンのケースを抱えた"大集団"の姿は、それはそれで迫力あるだろうなぁ(^^;。でも、「カッコだけ」にならないよう、演奏の方もしっかりやらないとね>TWV皆の衆。(06/04)

土日2日間に渡って聖地遠征前の最後の(国内^^;)練習を行い、いよいよ「秒読み」という段階に。いろいろ問題点は残っているけれど、ここはひとつ「気持ち」で演奏すると、そういう意識で臨みたいもの。気負いすぎてもいけないが、こんなところでいいだろ、といった甘えもまた禁物。とにかく、我々にとっては画期的にして歴史的な出来事となるわけだから、なんとか「いい演奏」ができるように、心技体の準備をしっかり行わないと。それにしても、本当に「聖地演奏会」が実現するんだなぁ。マジ、感慨深いっす...。(06/07)

いやぁ蒸し暑かった。昨日で渋谷での仕事は一旦終了したのだけど(同じ"クラス"には7月上旬に再度出向く)、この「教室」の空調設備が劣悪なものだから、終始汗だく(苦笑)。おまけに、一番最後に取り上げた内容でうまく説明できない部分が出てしまい、ついに「イヤな汗」までかいてしまったし(^^;。というわけで、朝から夜まで終始汗まみれの1日であったと、そういうことであります。いやはや。
■今回の巡礼だけど、何せ「聖地公演」という大イベントがあるものだから、自身で出向く予定の演奏会については、今ひとつ"ワクワク感"に欠けているところがある。でも、実際はというと、当団演奏会では、アーノンクール指揮によるブルックナー5番、指揮者なし演奏会のモーツァルト「13管」他、ムーティ指揮による「ローマの祭」他の3公演、オペラでは、新演出上演となる「ダフネ」(R.シュトラウス)などと、非常に充実した布陣となっているのである。今のところ聖地公演で頭がいっぱいの状況なのだが、演奏会をなんとか無事に終了させて、以後は、これら演奏会とオペラをしっかりと楽しんで来ることにいたしましょう。(06/08)

13日の聖地(合同)演奏会について、その告知メールをLMS氏がいろいろな方(=主に現地の方々)に発信してくれたようなのだが、彼、全員のアドレスをTOにして送っているものだから、誰に送り、その方々のアドレスが何なのかがバレバレ(^^;。これ、リテラシー的には問題ありだけれど、へぇこの人にまで!? とかってことがわかったりして、個人的にはなかなかに面白い。で、なんと当団首席クラ奏者にして「事務長」でもあるシュミードル氏へも送ってくれたようで、そのシュミ氏のアドレスを見て思わずニンマリ。「ウィーンフィルのシュミードルです!」みたいなアドレスでね、なんか「らしい」というか(^^;
■というわけで、巡礼への出発の時がさらに近づいてきたわけでありますが、問題はネット環境。実は、明日の晩には成田へ移動して"前泊"するのだけど、そのホテルからして、すでにネット環境がない。いや、モデム用のモジュラージャックというのは各部屋についているようなのだけど、今時ダイヤルアップってのもねぇ...>まぁ、ないよりはマシではあるけれど。さらに、ウィーンのホテルがまた、ネット環境を望むべくもないわけで>なんて思ってると、案外環境が整っていたりして!?(^^;。あれですかね、前回同様、ネットカフェみたいなところに行って、必要に応じて「芳名録」に登場させていただくってな形ですかね。できれば「現地更新」を行いたいのだけどなぁ...>一応、プロバイダの海外ローミングサービスを利用してみますけども。(06/09)

いよいよ明日から巡礼である。聖地へ赴くのは、さて、これで何回目になるのだろうか。でも、今回の巡礼が「格別」のものになるであろうことは間違いない。今回の巡礼、そもそもは、某友人が「ウィーンに行かない?ついては...」と、そりゃ信じられないような(マジで^^;)申し出をしてくださったことに端を発する。しかも、その友人は、結局仕事の都合で出向けなくなってしまったわけで、こりゃもう、私の「ボロ儲け」とでも言うか...(いや、マジで^^;)。ご当人もここを読んでいらっしゃるはずですが、ほんと、今回のご厚意にはただただ感謝であります。本当にありがたい。特に、今の私のような立場では、今回のご厚意がなければとても巡礼(および聖地演奏会)への参加など叶わなかったわけで...。
■昨日も書いたように、今晩は成田のホテルに泊まるので、そこからの更新を行う予定であります。が、万一ネットにつながらなかった場合は、そのまま出発ということに。で、さらに最悪の場合、帰国後にならないと更新できないかもしれませんので、どうかその節はご容赦いただきたく。というわけで、明日も書くかもしれないけど、万一に備えてご挨拶を(^^;。行って参ります!(06/10)

成田のホテルからです。はい、無事に(?)ネット接続できました。よって、昨日の「挨拶」はなかったことに(笑)。--- このホテル、空港近くに点在するいくつかのうちの1つなわけだけど、宿泊者は14日間まで駐車場が無料使用できて、かつ、宿泊料金が一般の駐車場を10日間ほど借りた時の金額とほぼ同じというスグレもの>っては言わないか(^^;。今回のような午前便の場合、拙宅を出るのは明け方になってしまうので、そんなことならと、初めて前泊という手を取ってみたわけだが、慌ただしく空港に向かうといったバタバタ感がなく、心穏やかに(^^;出発の時を迎えることができそうで何より。あとは気を抜いて寝坊したりしないように気をつけないと。
■今回の聖地演奏会。公式には「ウィーン・ヴァルトホルン協会(Wiener Waldhorn-Verein:WWV)」の演奏会に我々が合流するという形になるのだが、その「WWV演奏会」の案内が、会場であるムジークフェラインの演奏会告知ページに掲載された→こちら。会場が決まってから掲載までだいぶ時間がかかったけれど、しかし、「ムジークフェラインにおける公式の演奏会」という扱いを受けることができたこと、まさに「感無量」である。ほんと、こんなことが現実になるなんて...。私らは大変な幸せ者ですな。
■では、今度こそ(笑)。行って参ります!(06/11)

ついに実現「聖地更新」。ということで、グリュースゴット!(^^;。ウィーンのホテルからお送りしております。電話機側の電話線コネクタは日本のと同じ物(RJ-11)だったので、それを引っこ抜いてパソコンにつなげたら、実にあっさりと通信できました。ダイヤルアップなのでかったるいけど、それ以上を望むのは贅沢ですわね。
■さて、只今の聖地時間は11日の夜の9時過ぎ。日本では12日の明け方4時過ぎですか。さすがに眠いですな。で、この時間にホテルにいるということは、そうなんです、オペラ観戦には出かけなかったのですよ。ただし、私以外のメンバーは行ってます。いや、正確にはもう1人ホテルに残っていて、関西組J氏が体調を崩してしまって寝込んでいるのだけど>明日、明後日の練習および本番に無事出られるのか、少々心配...>あ、あと、別便でやって来る奥田安智氏は、今頃空港に到着したのではないかな。今晩の演目は「トスカ」。私も"引率"してチケット購入のところまでは付き合ったのだが、イタリア物だけに(?)、一目で観光客とわかる(って、我々もそうなんだけどね^^;)立ち見希望客がわんさかで、最終的には立ち見も全席売り切れになったんじゃなかろうかというくらいの盛況でありました。あと1時間半くらいでみんな引き揚げてくるだろうけど、楽しんで来てくれれば何より。私はね、明日以降もまだまだありますので、今晩は早々に休みます...。
■成田組の飛行機(オーストリア航空の直行便)は、8割程度の混雑だったろうか>関空組はもう少し余裕があった模様。私は、幸いにして隣の席が空席で、そういう点では、非常にリラックスして飛んでくることができました。いやほんと、隣に人がいるかいないかじゃ、私の場合雲泥の差>っていうか、隣席の人にとっての影響の方が大きいだろうけど(苦笑)。これはありがたかった。ホテルも、リニューアルされたばかりというきれいな部屋で何よりなのだが、今回はグループとして不規則な宿泊パターンになるため、その辺の事前周知が上手く行ってなかったらしく、チェックインで少々手こずった。部屋がないなんていう致命的な問題にはならなかったけど、ちと焦ったのも事実。まぁ、これもまた旅の楽しさか!? えーと、あと書いておきたいこととして、機内食(爆)。「ポーク オア チキン?」って訊かれたから「ポーク ビッテ!」と頼んだのだけど、その「ポーク」、なんだったと思います? 正解は、カツ丼!(^^;。もちろん、"カツとじ"が機内食用のトレイに載った状態だから、厳密に言えば「丼」ではないのだけど、しかしまぁ、カツ丼ですよ。いや、トンカツはね、そりゃもう私の大好物ですから、別に食えなかったとかってことじゃないのだけど、しかし、機内食でカツ丼に出会うとは...。いやぁ、ちょっと衝撃的な出来事でありました(笑)
■というわけで、初日の"1枚"(ってことは、毎日続くの??)は、国立歌劇場裏の「いつもの」ソーセージスタンドでさっそく食する私、であります(笑)。ま、これが聖地初日の「お約束」でもありますから、ね。(06/12)

いやぁ暑かった。お天気は比較的良く、しかし外を吹く風は心地よい涼しさだから、その中にいる分には良いのだが、何せ演奏会の会場となるアイネム・ザール(ホール)が暑くってねぇ。写真は、3団体合同による演奏(サイフリート作曲の「小組曲」)の練習風景なのだけど、狭い舞台の上に20人以上が乗っての演奏だから、超過密状態。当然空調もない会場なので、空気が澱んじゃって、まさに「うだるような暑さ」というやつ。私、この時点で倒れるんじゃないかと思いましたわ、マジで(^^;。とは言うものの、初めて顔を合わせたスコットランドの皆さんとも、あっという間に親密な関係を築くことができたし(いやほんと、非常にフレンドリーな方々であります^^;)、ウィーン組は、プロや音大生といったメンツばかりだったけれど(あ、あと、もちろん「会長」であるLMS氏もいらっしゃいましたが)、個人的には、ウィーン・ホルンアンサンブル(Wiener Horn Ensemble)の"不動の下吹き"であるフローリアン・ヤネシッツ氏(ヤネシッツ家の次男坊ですな)と一緒に吹くことができたので(演奏中に2人でアイコンタクトを交わして微笑みあったりもしましたが^^;)大変勉強にもなり、誠に有意義な時間を過ごすことができましたわ。今日の本番、きっと慌ただしくなだれ込み、そのままあっという間に終わっちゃうのだろうけど、こういう機会はもう二度とないかもしれないので、その喜びをしっかりと噛みしめて演奏するようにいたしましょう。もっとも、昨日と同じくらいの暑さになっちゃったら、喜びを噛みしめるなんて余裕もなく、ただひたすら汗をぬぐうだけだろうけど(苦笑)
■夜は国立歌劇場の「さまよえるオランダ人」(小澤指揮)を"いつもの"立ち見で。まごうことなき「通常公演」だったと思うけど、サウンドの重心は、やはり軽めだったなぁ。もう少しこう、腹にズシンとくるような音と音楽を聴きたかったっす。(06/13)

の聖地公演、なんとか無事に(??)終了いたしました。まぁ、いろいろありましたわ。だけど、本当に「聖地公演」が実現したという事実。これはもう、何ものにも代えることのできない誠に貴重な経験として、我々の心身の中にしっかりと残るでありましょう。いやほんと、すごい経験をした...。
■個人的には、緊張もしたし、(やっぱり^^;)暑かったしということで、口がカラカラに渇いてしまい、息と音のコントロールが十分に効かなくなって、満足のいく演奏ができず仕舞い。過去2回の東京での演奏会の際は、あそこまで緊張はしなかったので、これはやっぱり「聖地」であるが故のプレッシャーか。無念。でもさぁ、ウィーン国立音大ホルン科教授のガブラー氏(元フォルクスオパー首席)と、元ウィーン響首席のフロイント氏(1977年の当団来日公演にトラで参加していた方です)がウィーン組に奏者として加わり、それを指揮するのが元当団のゼルナー氏。客席には、これまた元当団のバール氏やホルヴァート氏(こちらは"現役"団員ですが)がいらして聴いていらっしゃるわけですよ。あと、ウィーン組の若手たち(結局、全員が音大生やその出身者、そして大先生たちという、"反則編成"でありました^^;)も「こいつらどんなもんなんじゃい?」って注目している。これはねぇ、やっぱ緊張するなって方が無理(苦笑)。まぁ、それでも、大きな破綻は起こさずに演奏し通し、聴いていた皆さんからも暖かい拍手を頂戴できたので、その点は「何より」でありました。当然お世辞なんだけど、でもね、"昔馴染み"のゼルナーさんから、「ササーキサン、スーパー!」「セア シェーン!」なんて言ってもらえて、私はもう、大感激でありましたよ。ガブラー教授、フロイント氏、バール氏、ホルヴァート氏(って、考えてみたら、ゼルナー氏も含めたこのメンツ、バーンスタインによるマーラー全集映像に演奏者として参加してた人たちなんだよねぇ>すげぇ...^^;)からも、それぞれ大変暖かい励ましのお言葉をいただいて、いやほんと、ありがたかった。もちろん、それで良しというわけではなくて、例えば、わざわざご足労いただいた現地在住当ページ相談役殿からは、厳しいご評価も頂戴いたしました。でも、これも「前向きな励み」にすべき内容でありましたから、文字通り「ご助言」として、今後の活動に活かしていこうと思います。また、会場にお越しくださった当ページ読者・関係者各位、本当にありがとうございました。お客さんは非常に少なかったけれど(演奏者の方が2倍くらいいたはず^^;)、非常に「良い」演奏会であったと、そう思います。
■で、最後になったけど、忙しい中準備に奔走し、かつ一緒に演奏にも加わってくれたLMS師に、改めて感謝の言葉を捧げねば。ほんとにありがとうございました。あなたがいなかったら、今の私たちはありません。それはすなわち、こんな経験をすることもなかったということ。ウィーン組、スコットランド組との"結びつき"を生み出してくれたことも含めて、その功績には感謝してもし尽くせない。良き師、そして良き友を持ったことを心の底から嬉しいと思う、そんな今現在であります。
■さて、午後6時過ぎに終わった演奏会の後、7時半からはオペラ「ダフネ」のプレミエがあるということで、"乗り番"のLMS氏および聴衆となる私たちは大急ぎで国立歌劇場へ移動。さすがに混雑はしたけれど、なんとか立ち見の場所は確保して、「プレミエ」というものを初体験させてもらいました。で、その上演だけれど、いや、これは誠に立派なものでありましたよ。歌手陣、指揮者、オケいずれも充実の内容で、「R.シュトラウスの世界」をたっぷりと堪能させてもらいました。LMS氏も"掛け持ち"で大変だったと思うけど、しかし、その演奏は「お見事!」のひと言。やっぱね、シュトラウスの音楽はウィンナホルンじゃないと表現できんですよ。っていうか、当団じゃないとダメ。またこういうこと書くと怒り出す人がいそうだけど(苦笑)、でもね、本当にそう思うから、その通りに書かせてもらうわけです。ああいう演奏を聴いてしまったら、余所のシュトラウスは「似て非なる物」と感じるはずですよ。いや、マジで。
■さて、只今現地時間の14日午後2時。今頃こうして書いているということは、そう、外出もせずにホテルにいるわけですが、まぁ、今日はこのまま「まったり」(^^;してますわ。で、夜はアーノンクール&当団によるブルックナー5番。これはまた「聴き物」であること間違いなしですからね、実に楽しみ。(06/14)

最短滞在組は昨日帰国ということで、パリ経由となる奥田安智氏は早朝に、直行便の盟友T氏@当会会長とF中根女史の2人がお昼に、それぞれホテルを離れて行った。今日以降も断続的に帰国者が出て、最終的には私が1人で日曜日に帰国するということになる。だんだん寂しくなりますな。
■そんな昨日は、特にどこに出かけるということもなく、日中のほとんどをホテルの自室内で過ごしたのでありました。まぁ、あんまり時間が経たないうちに、当ページに演奏会報告を書いておきたかったし、特にどこかに行きたいということもなかったしね。おかげで(?)↓ご覧のような形で昨日の当欄を書くことができましたので、それはそれで何よりだったと。
■で、夜はアーノンクール指揮による当団定期演奏会。曲はブルックナーの交響曲第5番(のみ)。ただただもうひと言、「お見事」な演奏でありました。実に素晴らしかった。聴いたのは、上記写真の通り、3階席(ガラリエ)の最後列という場所だったのだけど、しかしこれがまた完璧なバランスで聞こえてくるんですわ。どこで聴いても響きのバランスと音の分離が良いという、奇跡的なホールではあるけれど、改めてその神髄を見た(聴いた、だね^^;)というか。まぁ、アーノンクールの響きの作り方自体が「完璧」なものであったのだろうけど、しかしそれは、このホールであるからこそ実現したのであり、活かされたのであると、そういうことでありましょう。ムジークフェラインでブルックナーを聴いたのは初めてだったが、「そうか、この音か!」と納得いたしました。またまた書いちゃうけどさ、ブルックナーもやっぱり当団でないとダメですよ。あの音を生で聴いちゃったら尚のことそう思う。っていうか「確信」しちゃう。
■で、終演後は、楽屋口で待ち合わせをしたヴォルフィ(リントナー)およびセバスチャン(マイヤー)と一緒に食事会。セバスチャンは燕尾服のまま出てきて、結局そのまま自転車に乗って帰っていきましたが(笑)、久しぶりの再会で、楽しく過ごさせてもらいました。結果としての「演奏」は実に素晴らしかったし、そこに異論もないようだけど、演奏者という立場で見ると、アーノンクールに対してはいろいろ言いたいこともあるみたい。とまぁ、そんな裏話というか本音も聞けて、貴重な会食でありましたよ。
■さて、その食事会の席上、2人から衝撃的な情報が。なんと、明日夜の指揮者なし演奏会がキャンセル(正確には順延らしい)になったというのだ。理由は、ソリストとして出演するバルトリの急病によってとのこと。なんたること! 当団による「13管」を聴くことができるということで、今回最も楽しみにしていた演奏会だったのだが、とんだことに...。まぁ、歌手も人間だからしょうがないと言えばそれまでなのだが、しかしなんでまた今回なのよ。もう、ガックリです。オケのメンバーがそう言ってるんだから間違いないのだろうけど、しかし間違いであってほしいと、そう願いたくなる話でもある。とりあえず、今日の朝にムジークフェラインまで出向いて確認を取るけれど、なんだかなぁ...。(06/15)

第2陣が帰国して、残るは私を入れて3人に>実際は、仕事で一旦パリに飛んだ関西組K氏が今晩戻ってくるので、4人残留になるのだけれど。で、昨日は、昼からその3人で、ウィーンの北西方向に位置するFreishling村のユングヴィルト(Jungwirth)を「表敬訪問」したのだった。ユングヴィルトは、ウィンナホルンやナチュラルホルンを製作する工房で、我がウィンナホルン会において、ユーザー数が最も多い楽器でもあるのだが(ちなみに"第2位"は、私が使っているヤマハ)、その1人であるN氏が一度は訪ねておきたいということで、出かけて行った次第。実は、私は2度目の訪問となるのだが、前回はウィーン郊外のLeopoldsdorfで製作している時だったので、"新工房"は初訪問となった。フランツ・ヨーゼフ駅から急行とローカル線を乗り継いで約90分。さらに最寄り駅まで車で迎えに来てもらい、そこから5分ほど走った場所という、本当に「田舎」(^^;のFreishling村であったが、美しい車窓の風景も楽しめて、なかなかに楽しい「小旅行」でありました。ユングヴィルト氏は益々意気盛んという感じで、ナチュラルホルン、ウィンナホルン共に需要が高まっており(="マーケット"が広がっており)、それだけに一層やりがいのある仕事となっている、というようなことを力説しておられました。
■で、夕方にウィーンに戻り、そのままフォルクスオパーに直行。国立歌劇場は、先日も観た「さまよえるオランダ人」だったので、ここはひとつ、滅多に観られない演目の方に行ってみようということから、フォルクスオパーの「ウィーン気質」を選択したというわけ。お客は6割程度の入りというところだったろうか。それに、当然のことなのだろうが、"地元民"が圧倒的に多かった。でもって、演目も、セリフの合間に音楽がちょこちょこと入るという趣のものだったので、話の展開がさっぱりわからない(苦笑)。それでもね、なんだかとても楽しく鑑賞させてもらったのでありました。敢えて強引に例えれば(って、それほど強引でもないと思うのだが^^;)、吉本新喜劇のようなもんなんでしょうな。繰り出される"ギャグ"はお約束のもので、おそらく何十年にも渡って同じことをやっている。でも、お客さんはそれを楽しみにやってきていて、そのお約束でしっかりと笑う。こういうのって、言葉がわからなくてもなんだか楽しくなるものです>言葉がわかればもっと楽しいだろうけど。オケはね、まぁ"ヒマ"だからしょうがないのだろうけど、当団以上に落ち着きがなかったですな(爆)。しかし、その挙動も含めて、彼らの音楽とオケとしての"有りよう"を楽しませてもらいましたよ。ちなみに、ホルンは全員ウィンナでありました(1番は首席のクルマーだったけど、あとのメンツの名前はわからず)。ウィーン響もウィンナ化が進んでますからね、「ウィンナホルンはウィーンフィルだけが使い続けている楽器」ってな切り口は、もういい加減止めた方が良いかと。
■さて、今晩予定されていた当団指揮者なし演奏会だが、やはり延期(27日)ということになってしまった。朝にムジークフェラインに確認に行った際には、「まだ発表できる情報はない」ってな感じで追い返されたのだが、夜に確認した時点で、ポスターに「延期」の張り紙が。でも、あんな告知だけでは気づかない人も多いだろうから、今晩、何も知らずに会場へ出向いてしまう人も多いことだろう。それにしても残念なり...。
■明日から宿替えとなるので、通信環境がどうなるかわかりません。よって、もしかしたら「現地更新」はこれが最後になるかも。その場合は、来週火曜日からの再開となりますので、悪しからず。(06/16)

よくよく考えたら、夜のうちにアップしてしまえば良いのだから、もう1日分は現地更新できました(^^;。というわけで、聖地滞在6日目のご報告。
■まず、もう食べられない、と思っていたシュパーゲル(白アスパラガス)を食べることができましたので(笑)。国立歌劇場近くのレストラン。これで最後、といった雰囲気でしたが、なんとか間に合って何より。とっても美味しかったっす(^^;
■さて、順延となったことでもう聴くことができないと思っていた「13管」。これがですね、写真のように聴けたのであります。聖地在住当ページ相談役殿のお力添えによって、リハーサル見学をさせてもらうことができ、それで、このように"至近距離"で聴くことができたと(場所は、先日演奏会を行ったアイネム・ザール)。リハーサルだから、途中止まったり、カットしたりもあったので、完全な形の「全曲演奏」というわけには行かなかったけれど、しかしまぁ、こんな間近で「音楽が作られていく現場」を体験させてもらえたことは、もう、何ものにも代えられない財産となるものでありました。いや、ほんとにね、「音楽」なんですわ。そういう言い方しかできない。すべてが「音楽」。演奏者全員が共通の音楽を持っていて、それが実に自然に表出・表現されていく。なんとまぁ心地良い、そして「上質」な音楽であることか! 本番が聴けなかったことは残念だけど、これはこれで大変貴重な経験。聖地在住相談役殿、そして当団各位にただただ感謝であります。--- 一応メンツを書いておくと、オーボエがボイシッツとエールベルガー弟、クラがシュミードルとヒントラー、バセットホルンが若手(名前わからず)とモザー、ファゴットがミュラー、ディンクハウザー、エールベルガー兄(コントラ)、ホルンがトムベック、マイヤー、ヘグナー、ヤネシッツ父でありました。セバスチャン(マイヤー)は我々の見学をとても喜んでくれて、ニコニコしながらこっちを何度も見てくれたのだけど、お隣のトムベック氏は少々ナーバス気味。それが至近距離に"お邪魔"した我々のせいだったのかどうかはわからないけれど、とても"ご挨拶"できるような雰囲気ではありませんでした。いやほんと、すんげぇ「存在感」でありましたわ。もちろん演奏の方も「ものすごい」ものでありましたが>いやほんと、彼は"次元"が違う...。
■そうそう、昨日の午後に、当団(正確には国立歌劇場管弦楽団)初の日本人団員となった杉山さんにお会いしました。これまた聖地在住相談役殿のお導きによって。実は、昨年秋口にひょんなことから電話でお話ししたことがあったのだけど、それを言ったら覚えてくださっていて、和やかにご挨拶させてもらいました。今週末に行われるムーティとの演奏会(「ローマの祭」をやる!)にはご出演の由。私は氏の演奏を聴くのが初めてなので、楽しみなところであります。
■というわけで、本日昼に宿を移ります。今はウィーン大学の裏手付近なのだけど、今度はマリアヒルファー通りの中ほど。通信環境はどうかなぁ。電話機のジャックがね、ここと同じようであれば問題ないのだけれど。つーことで、もしかしたら来週までさようなら(^^; (06/17)

というわけで、新しい宿からの更新であります。なんとか無事にネット接続できたと。ただ、前の宿のチェックアウト時に、電話代の請求が思ったより高かったものだから、いきなり「節約モード」に切り替わっておりまして(苦笑)、新しい宿でのネット接続は最小限にとどめると、そういう方針でやっております。ネット接続は1日2回まで。でないと、ほんとにお金がなくなっちゃう(^^;
■新しい宿が西駅の近くということで、その西駅から路面電車で行ける産業技術博物館(Techisches Museum)に行ってみた。ここ、最初に訪れたのはたぶん10年以上前だったと思うのだけど、その時は改装中ということで、中を見ることができなかった。しかも、この「改装」がやたら長くて、その後何度か出向いてみても、結局見学することができず仕舞い。で、今回ようやく中に入れた次第で、ということは、"10年越し"の望みが叶ったと、そういうことだ(^^;。楽器の展示コーナーもあるので、最初、そこから見始めたのだが(写真左はそこでの1枚)、いやぁ、ここは面白いですな。"機械物"が好きな人には飽きない場所。見せ方も工夫されてて、いやほんと、楽しめました。最後は疲れちゃって(^^;"流し見"にしちゃったけど、それでも、休憩も取らずに約3時間、たっぷりと見学させてもらいましたよ。もっとも、おかげで足が張っちゃったけどね(^^;
■で、夜は国立歌劇場で「ダフネ」の観戦。日曜日のプレミエの際は"いつもの"立ち見だったけれど、今回は少々奮発して、ロージェ、つまりボックス席を確保したのだが、おかげで舞台の全容がつかめましたわ(^^;。なにせ立ち見の時は舞台の4分の3以上が見えなかったものだから、どんな演出だったのかさっぱりわからなかった。しかし、今回は「全部見えた」ので、そういう意味ではフラストレーション溜まらず(笑)。とは言え、ボックス席の2列目だったから、「音」の面では少々難ありで、とにかく変にこもってしまうのですな。壁と天井に囲まれた中にいるから、音がスコーンと抜けてこない。その点では、「いつものところ」はとても良く(天井桟敷だからね、遮蔽物は何もない^^;)、音が非常にクリアに聞こえてくる。とまぁ、そんなことも新たにわかった、まさに「貴重な経験」でありましたわ。15年近くになる国立歌劇場通いで、写真右のような「風景」を見たのは、実は今回が初めて(苦笑)。いやほんと、貴重な経験でした(^^;
■終演後にLMS氏と待ち合わせ、軽く食事。彼とはもう会う機会がないので、今回の催事に関する尽力に感謝すると共に、草津での再会を約束してお別れして参りました。ところで、今日行われるウィーン・ヴァルトホルン協会の会合の席上で、彼、会長職の辞任を申し出るのだとか。忙しいことがその要因とのことなのだが、しかし、そういうことになると、益々今回の聖地演奏会については、「やって良かった」ということになる。だって、彼が会長だからこそ、我々も発案できたわけだし、それが本当に実現もしたわけだからね。ギリギリセーフ。まさにそんな感じ。ラッキーだった。(06/18)

聖地滞在も残りわずか。ついでに、財布の中身も残りわずか(苦笑)。今晩の当団演奏会終了後にヴォルフィ君と待ち合わせしているのだが、食事に行ったとして、自分の分を払えるかどうか、ちと心配>おいおい(^^;。いや、マジで危ないっす...>明日の最終日に空港まで行けないと話にならないし>おいおい(^^;
■昨日は、午後に当団出演のジュネス演奏会があったのだが、それに先だって、音楽の家(Haus der Musik)内にあるウィーンフィル資料館を見学した。前回巡礼時は、この資料館部分が工事中で見ることができなかったので、これまた"2年越し"で望みが叶ったと(^^;。展示されている資料自体は決して豊富というわけではないけれど、まぁそれでも十分に「価値」のある、なかなかに興味深い資料館でありましたよ。個人的に特に印象深かったのは、写真の真ん中に写っている液晶ディスプレイ>小さくてわかんないか(^^;。これ、当団に関するいろんなテーマについて、当団員(ほとんどが"役職"のあるベテラン)がそれぞれに語っているのを見る(聞く)ことができるシステムなのだけど、各々がいろんな切り口で話しているので、なかなかに面白かった。中でも、"当団メンバーになるには?"みたいな問い掛けに対してシュミードルが語った、「演奏面だけではなく、ステージマナーや楽器の構え方のようなものまで含めて、我々の仲間として相応しい人物かどうかを見極めている」(と語っていたように聞いたのだが^^;)ってな答えには、まさに「我が意を得たり!」。思わずニヤリと微笑んでしまいましたわ(^^;
■で、その後ムジークフェラインに移動して、3時半からのジュネス演奏会を聴く。これは、演奏会前のゲネプロを有料(=ただし"本ちゃん"の演奏会よりは格安)で公開するといったスタイルのもので、よって、オケメンバーも指揮者(ムーティ)も私服。当然のことながら、演奏も所々で止まったり繰り返したりといった形になるので、厳密な意味での「演奏会」ではない。ただ、それだけに「音楽が作られていく現場」を見ることができるわけでもあり、そういう意味では、大変有意義な催事なのではないかと思う。私は立ち見席で聴いたのだけど(=よって、写真のように前方に「柱」が見える^^;)、いや、これは十分に面白かったですよ。ムーティは、いつもそうなのか、あるいはサービス精神が旺盛だからなのかはわからないが、実に念入りなリハーサルをやっていた。特に、前半のプログラムの1つである、ヴェルディのバレエ音楽「四季」って曲については、それに先立つ「運命の力」序曲と合わせて1時間強。これにはさすがにオケの面々も疲れたようで、休憩時間に3番ホルンを吹くヴォルフィ君に会ったら、「もうバテバテだよ...」ってこぼしておりました(^^;。でですね、この演奏会のメインプログラムは、なんと「ローマの祭」。まさか、この曲を当団で聴ける(しかも生で!)日が来るなんて考えてもいなかったけれど、いやぁ、これはもう「すごい」演奏でっせ。ムーティ一流の「大見得を切る」音楽作りがピタリとはまっていることが勝因の一つ。しかし、それ以上に当団の音楽、それが実に素晴らしい。今までどこでも聴いたことがない「ローマの祭」だけれど、しかしそれは、どう聴いても「そうあらねばならない」と思えてしまう説得力がある音楽となっている。オケとしての「己(おのれ)」、つまり「自分の音楽」があるってことが、どれほど大切であり、そして強みであることか。そんなことを改めて痛感させられた演奏でありました。これ、今日の夜に改めて"本ちゃん"を聴きます。あと、日曜朝の演奏会については、NHK FMでの生放送があるはず。これね、皆さん、是非とも聴いてみてください。とにかくすごいです。説得力あります。でもって面白いです。
■夜は国立歌劇場に移動して「ジョニーは演奏する」を観戦(指揮は小澤)。いや、これまた大変面白かったですわ。クレネクという人が1926年から翌年にかけて作曲し、ウィーンで初演。その後大ブームとなってヨーロッパ中(?)で演奏されたものの、ナチスの台頭の中で、頽廃音楽であるといった理由から演奏を禁じられてしまい、それっきり埋もれてしまっていたとかっていう(確かそういう話だったはず^^;)、そんなオペラ。当時は斬新だったジャズの要素を取り入れた曲、とのことだけど、まぁ、その辺の突き詰め方は今ひとつであるにせよ、音楽自体は良く"こなれ"ていて、なるほど当時ウケたことも頷けるわいと、そう思える内容だった。あとね、歌手陣がほとんどプレミエの時から同じ顔ぶれということで、このアンサンブルがまた良かったのですわ。だいぶ"エグい"シーンも多い演出なのだけど、その辺を「大人のお遊び」的雰囲気で楽しげにこなしてくれて、いや、これはもう十分にエンターテイメント。小澤の指揮も、こういう曲では実に冴える。彼の持ち味である「手際の良さ」が十二分に発揮され、それがまた良い方向に結実して、充実した音楽を作り出していた。これはね、ほんと、良かったですわ。お客は通常演目に較べるとだいぶ少なかったけれど、それでも来ていた人には大変ウケておりました。私も大満足。
■というわけで、演奏会(=公開ゲネプロ)およびオペラ、いずれも堪能できた1日だった次第だけど、昨日はまた「人」に数多くあった1日でもあった。まずジュネスの休憩時間に、上記したようにヴォルフィ君と。その後通路を歩いていたら、なんと、当団ホルン奏者であったフィッシャー翁がいらっしゃり、 これはもうお話しさせてもらわにゃアカンということで、「私、ウィンナホルンを吹いておりまして...」とご挨拶。「おぉ、そうなのかい!」ってな感じでにこやかにご対応くださって、もう大感激。引退されて早10年。でも、当時と変わらぬご健在ぶりで嬉しかったです。あと、そこに夜のウィーン・ヴィルトゥオーゼン演奏会に出演するフラダー氏がやってきたので、握手>どうやら私のことは覚えてくれているようで、先方から手を差し出してくれました(^^;。で、さらに立ち見席まで戻ってくると、そこに指揮者の十束尚宏氏(と奥様とお嬢さん)の姿が。十束氏にはザ・シンフォニカで何度かお世話になっているので、その旨申し上げてご挨拶すると、「あぁそうでしたか!」と、大変ご丁寧に応対くださり、しばし話し込む。3年間の予定で国立歌劇場に"派遣"されている形だそうなのだけど、「勉強するっていうより、こういう毎日を楽しませてもらってまして...」と申し訳なさそうに話しておられました(^^;。「シンフォニカの皆さんによろしくお伝えください」とのことだったので、読んでいらっしゃる団員の方、その旨ご承知を(^^;。続いて、国立歌劇場に移動し、開演前にいつものソーセージスタンドで腹ごしらえしていると、そこに当団ヴァイオリン奏者のフリューアウフ氏が登場。同じテーブルで食べるうちに会話が始まって、これから始まる「ジョニー…」のことなどで話が弾む。で、私が「ところでフリューアウフさん」みたいに言ったら、「どうして私の名前を知っているんだい!?」って、目を丸くして驚いていらっしゃいました(^^;。そりゃねぇ、知ってますよ。だって、当団在日代表(自称^^;)の私だもの。その後、歌劇場入口のところで当ページ相談役殿とバッタリお会いし、じゃぁ休憩時間に合流しましょうってことでお別れして、その休憩時間に2人で外に出たら、なんとまぁ、タイミング良くセバスチャンが楽屋口から現れた。この日が彼と会う最後のチャンスだったので、終演後になんとか掴まえようと思っていた矢先にご登場となったから、これは誠にラッキー。秋の日本での再会を約束し、固い握手を交わしてお別れしてきました。そうそう、水曜夜のリハーサル潜入時におけるトムベック氏の厳しい表情が気になっていたので、「我々がお邪魔したことで彼のご機嫌をそこねてしまったろうか?」と訊いてみたら、「ぜーんぜんそんなことないよ!まったく問題ない!彼に君らのことを説明したら、『ほぉ、そうなんだ』って興味を示してくれたんだから」って力説してくれて、いや、これにはホッとひと安心。その後、ピット内から手を振ってくれ、その際に、隣で1番ホルンを吹くイェプストゥル氏にも促してくれて、イェプ氏もにこやかに手を振ってくれたのが、これまた嬉しかった。いや、イェプ君はね、なんか私らを避けているような雰囲気があったものだから、ちょっと気になっていたのですよ。でも、どうやらそれは杞憂だったみたい。で、終演後に再び相談役殿と合流して、積もる話をいろいろさせてもらった上で、お別れさせていただきました。今回はいつにも増していろいろとお世話になりまして、本当に感謝感謝であります。そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますです、はい。(06/19)

いよいよ聖地最終日。今日午後の便で帰国するわけだが、長かったような短かったような... ってのが常套句だけれども、今回については「長かった」ですね。日本を出たのも聖地演奏会を行ったのも、なんだか遠い昔のことのような気がする。いやほんと、すごーく時間が経っている感覚なんですわ。だから、少なくとも今回の巡礼については「長かった」と。毎日"濃い時間"を過ごしたから、ということもあるのだろうけど、やっぱりね、時間の感覚が絶対的に違うと思うのね。つまり、当地の方が遙かに「余裕」があると、何事についても。オペラやコンサートに行くにしても、ホテルを開演30分前までに出れば十分間に合う>チケットを持っていればの場合だけど(^^;。終演後も、さほど時間がかからずに帰り着けるから、ちょっと一杯引っ掛けて、みたいなことも気楽に行える。これ、日本(っていうか、東京近辺)ではそうは行かんもんねぇ。開演時間を気にしつつ仕事を切り上げ、電車に揺られて会場に向かう。終演後はまたしても長時間電車に揺られ(それも満員で、かつ酒臭い^^;)、おかげで、その間にオペラやコンサートの余韻なんかすっかり消え失せちまう。何事もいっぱいいっぱい。余裕なんかありゃしない。こういう状況下ではね、時間が早く過ぎていく感覚になってしまうのも無理からぬところ。でも、それは全然「豊か」ではないよね。毎度思うことだけど、こっちは豊かですよ。経済的には日本の方が裕福だろうけど、人としての生き方、という点では、圧倒的にこっちの方が豊か。だって、時間の感覚一つとってもこんだけ違うんだから(長く感じるんだから)、その分「長く生きている」ことになるし。って、なんか上手くまとまらないんだけど、言いたいことはわかってもらえますよね?(苦笑)
■さて、昨日の行動報告をしなければならないが、生憎時間が足りない。今、当地の朝7時半を過ぎたところなので、そろそろ荷造りを行って帰る体制を整えないといかんのだ。え?午後便だったらそんなに急ぐ必要もなかろうって?いやいや、実はですね、今日の11時から始まるウィーン響演奏会のチケットを買ってしまったのですわ(笑)。なので、早めにホテルをチェックアウトしないといけなくてね。ミッテ駅に新装なったシティエアターミナルでチェックインできるので、まずそこまで行って大きな荷物は預けてしまう。それからコンツェルトハウスまで移動して演奏会を聴く。しかし、最後まで聴いていたら飛行機に乗り遅れるので、時間を見計らって途中で抜け出す。これが本日のプラン(^^;。ただねぇ、後半のプログラムがブルックナーの第7交響曲ということで、これは最後まで聴きたかったんだよなぁ。でも、それは無理だから、せめて2楽章冒頭まではなんとか粘りたい。果たして上手くいくか?乞うご期待!って、上手くいかないとヤバいんだけどね(^^;
■ということで、最終的なご報告は、日本に帰り着いてからとさせていただきます。月曜日の朝に成田に着くので、当欄の再開は火曜日からとなりますか。とりあえず、これまで連日お付き合いいただきましてありがとうございました。充実の巡礼で、大満足でございました。お疲れ様。(06/20)

無事帰国・帰宅いたしました。着いたら台風到来で、雨は降る、風は吹く、でもって蒸し暑い!(笑)。あぁ日本に帰ってきたなぁ、って、そんな感じ>わずか10日しか離れていなかったのに大袈裟だって(^^;
■とりあえず最終日の"ウィーン響問題"(笑)からご報告しておくと、結局、ブルックナー(交響曲第7番)については、冒頭部分のひとくさりしか聴けませんでした。予定通りにシティエアターミナルでチェックインしたのだが、その際に出されたボーディングパスには、ボーディングタイムが13:25と記載されていた。なので、そうなると12:37発のCAT(新しい空港直通列車)には乗っておかないとまずい。そうすると、12:20には会場のコンツェルトハウスを離れる必要があり、まさにその時間が、ブルックナーの冒頭部分であったというわけだ。ところが、実際には飛行機の出発が遅れ、空港のボーディングブリッジまでのスムーズさなども考えれば、下手すりゃ(?)最後まで聴いてから空港に向かっても間に合ったのでは、という展開に。これにはさすがにガックリした。いや、だってね、前プロのドヴォルザーク:チェロ協奏曲では、どうにももっさりした、キレに欠ける演奏に終始していたウィーン響が、ブルックナー冒頭部分では実に重厚で、それでいて暖かい"いい音"を出してくれたんですわ。だから、先も期待できる展開だったので、ぜひとも聴きたかったなと...。とまぁ、そんなことを言っても後の祭り。とにかく目一杯「音楽」を楽しんで無事に帰ってこれたのだから、それで良しとしなければいけませんよな。いやほんと、いい巡礼でありました。お世話になった皆様方、本当にありがとうございました。改めて感謝感謝です。
■ウィーン響のことをもう少し書くと、ホルン会は、さらに"ウィンナ化"が進んだように見受けられた。チェロコンの方は、3人ともウィンナ。1番は首席のマクドナルド氏だったけど、彼は、以前はダブルホルンを吹いていたものね。ウィンナも吹く、という情報は得ていたけれど、もしかしたら完全に切り替えたのかも。ただ、その芸風や音楽の在り方、そして何より「音」そのものは、当団ホルン会とはだいぶ異なるのですよねぇ。上記したように、オケ全体としても切れ味に欠けるところがあるのだけれど、ホルン会も然り。なんかこう、もっさりとしてね、スコーンと突き抜けてくるものがない。当団の場合って、ホルン会のキャラクターがある意味オケの在り方を代表しているようなところがあると思うのだけど、そういう意味では、ウィーン響ホルン会も、「ウィーン響そのもの」であるのかもしれない。いやほんと、チェロコンは聴いててもどかしかった。随所に「味」のある音楽は聴けたのだけど、ほんと、キレが悪くて...。ブルックナーのホルン会は9名体制。こちらの1番はもう1人の首席クシュナー氏で、彼は以前同様パックスマンのトリプルホルンを使用。2番のソンライトナー氏(だったと思う)もアレキのダブルで、この2人だけが非ウィンナ。もちろん"後列"はワーグナーテューバだから、実際には彼らがどんなホルンを使用しているのかはわからないが、でも、メンツからすると、全員"ウィンナの人"であったように思う。ところで、このテューバだが、所謂"ウィーンタイプ"の楽器で、ベルの曲がり具合などからすると、当団が現在使用しているレヒナー製よりも断然古い、相当の「年代物」であった可能性が高い。だから、尚のことその音を聴いてみたかったのだが...。そうそう、面白かったのが並び方で、舞台上手に陣取ったわけだが、"ウィンナ派"のマグドナルド氏グループ(^^;は、外から内に向かって1→2…という順番(つまり、世界的に見れば一般的な並び順)であったのに対し、"ダブル派"のクシュナー氏グループが、内から外に向かって1→2…という順番になる「ウィーン式」を取っていた。だから、ブルックナーの時は、ホルンパートがウィーン式でテューバパートが汎用式という混在型になっており、これはちょっと面白かったです。統一しろよっても思うけど、この辺もまた「ウィーン流」かと。
■遡って19日のことを簡単に書いておきますと、まず、朝方大変天気が良かったので、持参したビデオカメラを持って「撮影」に出かけたのでありました。聖地演奏会の模様を撮影するために持って行った機材なのだけど、後日編集する際にウィーンの街並みなども加えたいと思い、何箇所かを撮影して回ったと。これはまぁ、順調に終了。その後、最後まで一緒だった関西組K氏が帰国となり、ついに1人ぼっち(^^;に。が、夜の演奏会まではだいぶ間があるので、この春に新装オープンとなったリヒテンシュタイン美術館を見学に行く。この段階で10ユーロの出費は痛かったけれど(苦笑)、でも、それだけの価値がある展示物を観ることができたので、十分に満足。夕方、19:30からの当団演奏会に先立って、当ページ読者でザルツブルク在住であるSepp Bassposaune am Mozarteumさんと奥様、それから、ご友人でウィーンでピアノの勉強をされているSさん(この方も読者なのでありました^^;)のお三方に、今回新婚旅行で聖地を訪れていた音楽仲間のはんまーしゅみーどる氏夫妻も加わった計6人で夕飯を共にさせていただいた。Sepp Bassposaune am MozarteumさんとSさんのお二人には、着いた早々にもお会いしていたのだけれど、当団のことのみならず、オーストリアという国で生活するということ、といった切り口のお話も伺えて、とても楽しく過ごさせてもらいました。皆さん、お時間作っていただいてありがとうございました。で、その後当団演奏会(ムーティ指揮)。内容については、金曜日の公開リハーサルの時に書いた通り。日曜日の演奏会はFMで生中継されたから、お聴きになった方も多いでしょう。前週のアーノンクールの「厳しい音楽作り」とは、ある意味対極にあるムーティの指揮だったけれど、どちらもまごうことなき「当団の音楽」であって、十二分に堪能。終演後に楽屋口でヴォルフィ君と待ち合わせ。近くの店で軽く一杯やってお別れいたしました。語学堪能者(=助っ人^^;)が誰もいない中での"サシ"の会談(笑)だったのだが、これがちゃんとコミュニケーション取れるから不思議だよねぇ(^^;。私の「意を酌んでくれる」ヴォルフィ君の人柄があってのこと。別れ際にはいつものようにハグし合って、おそらく叶うであろう秋の日本での再会を約束いたしました。ところで、待ち合わせ場所で会うとすぐ、彼が「トムベックももしかしたら合流するかもしれないから」と言うので、これにはさすがに驚いた。っていうか、ちょっと怖かった(^^;。なんかもう畏れ多いって感じでねぇ。何を話せば良いやらも見当がつかなかったし(^^;。しかし、結局氏は現れず、取り越し苦労に終わったのでありました(笑)。しかし、そうなると、お会いしてみたかったという気持ちも強くなるもので...>どっちやねん(^^; (06/22)

どうにも中途半端な時間に眠くなって困る。今日から「受講生」として3日間コースのセミナーに参加しなければならないのだが、こんな調子で大丈夫だろうか...。これ、今後の仕事(それも、それなりの実入りが期待できる)に直結する勉強会なので、変な挙動で"ミソ"を付けてはなんにもならない。気を引き締めて臨まないと。それにしても、今回の聖地遠征では、ウィンナホルン会の相当数のメンバーが、帰国当日にそのまま仕事に出ているのだが、みんな頑張るよなぁ。この2日間の自分の体調を考えると、会社に出て仕事をするなんて、とてもとても...。皆さん、ほんとにご苦労様であります。
■前回の巡礼の際にも、女性奏者の増加が進んでいることに触れたが、今回の巡礼でわかったのは、もうそれが「当たり前」になっているってこと。正式な国立歌劇場オケ団員であるハープ、ヴィオラ、チェロの3人は当たり前としても、それ以外の楽器にも、女性補助団員が多数登場していた。ヴァイオリン、フルート(「さまよえるオランダ人」の際には、日本人と思しき2番奏者が!)、クラリネットあたりはごくごく日常的に。また、オペラ「ジョニー…」の際は、打楽器会総勢8名のうち、2名が女性奏者>この打楽器会、御神体兄とプシホダ氏だけが正規団員で、残りの6名は全員補助団員>それもみんな若手!。まぁ、今のご時世や世界的趨勢を考えれば、それこそ「当たり前」のことであって、女性奏者がいない状況の方が「異常」であることは間違いないのだけど、にしても、ごくごく短期間で"門戸開放"が進んだことを考えると、やはり「時代は変わったんなぁ」との思いを抱かざるを得ない。女性だけではなく、例えば杉山さんの入団なんてこともあったんだしね。どんどん変わっていく当団。でも、その音楽は、相変わらず「ウィーンフィルのもの」でありましたがね。(06/23)

なんとか居眠りをせずに乗り切りました(苦笑)。午後になってちょっと眠くなったけど、一番前の席に座っていることもあり(!?)、さすがに醜態は晒せない。しっかりと受講させてもらいました。いずれ自分が講師を務める可能性のある講座、なのだけど、今回の講師は女性の方。いや、頑張っていらっしゃいますわ>生意気言ってすんませんが(^^;。話し方のテンポも良いし、声の出し方もしっかりしているし、教室全体への目配りも行き届いているし>いろんな意味で「独りよがり」な講義を進められると、受け手にとっては苦痛・苦行以外の何ものでもありませんからね。講義内容が受講生の満足感を得るものとなっているかどうかには、イマイチ疑問もあるのだけれど(到底自腹では払えない受講料なので、大半の人が会社からの「仕事」として来ているはず。よって"コストパフォーマンス"への意識は低いかもしれんが...)、私自身もこういう機会にしっかりと「勉強」させてもらって、今後に備えましょう。人の振り見て我が振り直せ、ってこともあるしね(^^;
■それにしても、満員電車で"押しくらまんじゅう"していると、聖地の地下鉄や路面電車が懐かしく思い出される。どんなに混雑しても、体と体が密着するなんてことにはならんもんねぇ。よって、朝から(夕方でも可)不快な思いをするなんてこともないし...。またしても「豊かさとは?」を考えてしまう、そんな小田急線ラッシュ時でありました。あーあ。
■そう言えば、ウィーンの地下鉄(U-Bahn)に新型車が登場しましたな(→写真左)。現行車は地下鉄開業当時からの型式のはずなので(もちろん、小改良はされているだろうけども)、おそらくこれが"二代目"ということになると思う>独自車両のU6は除いて。1回だけ乗る機会があったが、走行音も静かで乗り心地がアップし、ドアの開閉もボタン式で軽快・スムーズになるなど、新世代の車両らしい進歩を示していた。路面電車の方も低床の新型車(→写真右)が増えてるし、こういう面でも、聖地はどんどん変化しておりますな。※写真はいずれもウィーン市交通局サイトにて提供されているものです。(06/24)

昨日は、睡魔との戦いが少々シビアでありました(^^;。受講生20名。うち女性が5名ほどいるのだけど、このうちのお一方が大変寒がりで(座っている席が特に寒いのかもしれないけれど...)、部屋の空調温度をこの方の感覚に合わせてるのね>だって「寒い!」って強硬に訴えるんだもん。なので、午後あたりになると、部屋の中は結構な"ポカポカ陽気"に。そうなると、ほれ、どうしても眠気が...。ってことで、もう1日、なんとか頑張らないと(^^;
■留守中拙宅には特に異常もなく... と書きたかったのだが、困った「問題」が発生しておりました。ベランダにね、鳩が巣を作っていたんですわ(泣)。しかも卵まで産んでやがんの...。いやぁ、これにはさすがに参った。鳩との戦いはだいぶ長いけど、ここのところはなんとか"フン害"などを防いでいたのだった。拙マンションの他の部屋では、ベランダ部分全体に網を張って、鳩の侵入自体を阻止しているお宅もあるのだが、そこまでしなくてもなんとか抑えられると、そう自信を深めていたのだが...。さすがに10日も家を空けると付け込まれますな。鳩夫婦には大変申し訳なかったけれど、そのまま放置(=容認)というわけにもいかないので処理させてもらいましたが、いやしかし、参った...。(06/25)

日曜日の午後に、久々の個人宅訪問の仕事があったのだが、そこから帰ってきたあたりから頭痛がし始め、体もなんだか熱っぽい。こりゃいかんということで床に入り、そのままバタンキュー(死語^^;)。というわけで、昨日の当欄をお休みしてしまいました。失礼。たぶんね、エアコンに「あたった」んだと思います。あまりの暑さに、家の中でもずーっとエアコンをかけていたのだけど、おそらくこれがいけなかった。汗だくでも構わないから(苦笑)、家の中では極力「自然」に暮らす。これが肝要なようですな。気をつけます。
■聖地巡礼から帰って1週間。でね、やっぱり思うのだけど、「早い」ですわ、時間の経つのが。ウィーンで過ごした1週間の時間感覚と、帰国してからのそれとでは、あまりに速度感が異なる。その辺の"考察"は、聖地滞在中の当欄でした通りだけれど、いやほんと、これほど違うとは。セカセカしてやだよねぇ、ほんとに...。
■当団ページに告知が出ている小澤指揮による「さまよえるオランダ人」のDVD(→これ)ってのは、いわゆる"メイキング"ってやつでしょうかね? あと、国内発売はあるのかな? ご存知の方いらしたら、ご教示ください! (06/29)

聖地演奏会の模様を収めたビデオテープ(MiniDV)をキャプチャしてパソコンに取り込んでいるのだが... どうも塩梅が悪い。映像の方は問題ないのだが、音声が時々"瞬断"するような感じになって、これでは「使えない」のである。IEEE1394(つまりiLINK)経由で入れているのだが、そのデバイスの問題なのか、はたまたハードディスクの問題か...。いずれにしても、こんな調子じゃ聖地演奏会DVDの作成もままならんわけで、さて困った。そうそう、iLINK端子付のDVD/HDDレコーダーなんてのもありますなぁ。あれで一旦HDD→DVDに落としてからパソコンに取り込めば、こんな現象は起こらないか? うーむ、そうか、DVD/HDDレコーダーかぁ... って、今はそんなのに"投資"するような余裕ないでしょ!>しかし悪魔の囁きが...>ダメだって!(苦笑)
■明日新潟で仕事なので、今日の午後から現地に移動する。先般金沢に出向いたのと同じ"お座敷"。ただし、講義内容は別物で、またしても初めて取り組む内容となる。とは言え、まったくやったことのない内容ではなく、日常的にタッチしている事柄だから(つまり、インターネット関連ってこと)、なんとかなるとは思うのだが...。でも油断は禁物。準備だけはちゃんとして臨みましょ>って、当たり前だよね(^^; (06/30)