明けましておめでとうございます。本日から再開です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
■今回の帰省は30日から3日まで。首都圏も大晦日に雪模様となったようでありますが、我が故郷福島も同様でありまして、久しぶりの「雪のお正月」ということに相成りました。まぁ、これはこれで風情があってよろしい。そんな中、元日が結婚記念日という我が両親が晴れて結婚50周年の金婚式を迎えたものだから、一家揃って温泉に出かけてささやかなお祝いの催しを。みんなでどこかに出かけるということをほとんどしてこなかった我が家なので、ちょっと新鮮ではありました。でも、老いた両親の、その「老い」を改めて実感する催事ともなり、その点については感慨深し...。あとはほとんど寝正月(^^;。最早恒例行事と化している甥っ子たちとのボウリング大会をやったくらいで、ほんと、ひたすらのーんびりと過ごさせてもらいましたわ。12月はバタバタと気忙しく過ごしたのでね、文字通りのリフレッシュができて良かった。
■さて、お正月といえばニューイヤーズコンサート。上記のような次第で、今年は温泉ホテルの部屋で第2部のみの鑑賞となってしまったのだけど、我がLMS氏の元気な姿も確認できて、それについては何より。ただ、早くも寝床に入ってしまった親に気兼ねしつつの鑑賞だったし、テレビもモノラル音声の安物(失礼)だったので、とても"楽しむ"ことのできるような環境ではなかった。だから、帰宅してからの留守録ビデオでの再鑑賞でじっくり楽しもうと思ったのだったが... これがあーた、ものの見事に失敗ですわ(泣)。っていうか、成功してはいたのだけど、不慮の"事故"が発生してしまったと。ハイビジョン放送をD-VHSで録画していたのだけど、1部の途中まで進んだところで突然映像が消えてしまったのです(=テープ自体はちゃんと動いている...)。原因不明。ただ、以前も同様の現象が起こったビデオテープを再使用したので、もしかしたらテープ不良という問題だったのかも>新しいテープを用意するんだった...>典型的「後悔先に立たず」。さすがハイビジョン、映像も音もよろしいなぁ... って感心しながら見ていた矢先だったのでね、もうガックリですわ。それでもまぁ、聴けた、見られた部分で簡単に所感を述べれば、以前は強ーく漂っていた「マゼール臭」(←どんな"臭"やねん!?^^;)が、だいぶ薄らいでいたように感じた。確かに、要所要所でマゼール流の"決め"が打たれ、それはそれで「なんだかなぁ」と感じるものではあったけど、でも、全体的に見ればだいぶ軽やかになってたんじゃないかと。結構淡々とした演奏だったと思うのだけど、皆さんはいかが感じられましたかね。私は、シュトラウス物に関しては、過剰・過多な"演出"は不要で、結構淡々と演奏した方が却って「それらしく」なるのではないかと思っているクチなので、以前は相当激しかったように思うマゼールの"演出"がだいぶ抑制された(ように感じた)今回の演奏は、好感の持てるものでありました。まぁ、近々に発売されるであろうCDで、改めてその辺のところを確認してみようと思いますが。
■「ラデツキー行進曲」のない"ニューイヤー"。このコンサートが最早"世界的催事"となっていることを考えれば、こういう形での実施となったこと、そして、ヘルスベルク団長によるメッセージの発信があったこと(=もちろん義援金の拠出も!)は、ある意味「当然」のことではありましたね。世界中で起きている出来事は、何事もすべて「他人事」ではない。私は、今回の"ニューイヤー"を通して、そのことを改めて強く認識いたしました。--- それにしても、未曾有の大災害...。何がなんだかわからないままに命を奪われてしまった方々の無念さを思うと、切なさが募る。(01/04)

仕事始めとなった昨日は、朝から晩までのフル稼働。でも、無駄な時間を作ることなく効率良く仕事をこなすことができたから、その点では気分良し。さい先がよい、とはこのことか?(^^;。いい年にしましょ。
■今晩、この正月の"ウィーン○×オケ"鑑賞の第1弾として(って、第2弾はあるのかね?^^;)「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団」に出向く(会場はすみだトリフォニー)。これまた半額券が出たのでそれを買った次第だが、このオケを聴くのは初めて。さて、どんな感じでしょうかね。あと、ホルン会をはじめとして、メンツがどういうものになっているのか。これまた興味津々。公演チラシの写真だと、2番ホルンをヤネシッツ弟(フローリアン)が吹いているのだけど、今年はどうなのかな。(01/05)

今年の「(生演奏の)聴き初め」となったウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団。楽しんで参りましたよ。とまぁ、基本的には「楽しんだ」でのはありますが、いろいろ思うところはありましたのでね、それについては明日にでも>ほんとに書くんだろうな!?(苦笑)。メンツについては、多少「知った顔」がありました。配布されたプログラム冊子にはメンバー表がなかったのだが、当団トラ組としては、ヴィオラのトップを弾いていた兄さん(=調べればわかると思うけど、現時点では氏名不詳)とオーボエのナッシュレガー(=丸顔メガネ^^;)の2人の顔が。あと、ティンパニを叩いていたのがシュミディンガー息子(=ベンヤミン君)だったように思うのだけど、確証はなし。でも、似てる若者ではありましたよ。ホルン会は、昨秋のウィーン・モーツァルト・オーケストラにも参加していたペハムと、初めて見る顔の若者の2名。もっとも、これまでにも「初めて見る顔」と思ったのが「以前にも見ていた顔」だったことが多々あるので、この人も蓋を開けてみたら「あぁアイツか!」なのかもしれんけど(苦笑)。楽器はもちろん両名ともウィンナ>ペハムがユングヴィルトでもう1人がヤマハYHR-601D。後者が基本的には1番を吹いたが、何せ2名体制ということもあるので、曲によって上下を交代。一般的な楽譜にはない"休み"も含めて、この辺は「臨機応変に」という感じ。若者は坊主頭に無精ヒゲという、10年前のLMS氏のような風貌(=つまり、人相悪し^^;)でありましたが、だいぶ緊張していたのか、音の伸びが今ひとつ。その点ペハムの方は貫禄十分で、「ウィーンの森の物語」のエコーのソロのところなんか、なかなかに聴かせてくれました。とまぁ、そんな感じで、見て・聴いて楽しかったです。で、それ以上の細かな所感は明日にでも>だから、ほんとに書くんだろうな!?(笑) (01/06)

寒かったぁ。基本的には暖冬なのだろうけど、昨日はさすがに寒かった。そんな中、私は標高250mほどの集落まで出向いて仕事をしていたのである。そんなん全然高くない場所じゃん、とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、神奈川県においては、これで結構な"高所"(そして"田舎")ということになるわけでして。さて、そこで仕事をしている間に雨が降り出したわけである。でもって、仕事が終わったのはすっかり陽も落ちた夕方6時。こうなると怖いのは路面凍結だ。私の車は通常タイヤ。帰りの坂道でスリップしたら「ハイ、それまでよ」である。なもんだから、そりゃもう日頃の私の運転からは想像もできないくらいゆっくりと走りましたがな(苦笑)。おかげで無事"下山"できたけど、いやぁ、あれは結構肝を冷やした。この後も同じような場所に出向く仕事があると思うのだけど、どうかその時に雪が降ったりしませんように。神様お願い(笑)
■ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団ネタの続き。まずメンツなのだけど、招聘元のカメラータ様からメンバー表をお送りいただいたので(ご担当Sさんに感謝)、昨日の時点で氏名不詳および確証なしだった人物についても"はっきり"した。ヴィオラのトップを弾いていたのはトラベジンガー(Michael Trabesinger)という人。彼は、当団メンバーらと共に"ウィーン・シューベルト・アンサンブル"ってところで弾いてますな。あと、シュミディンガー息子(Benni Schmidinger)かもと思ったティンパニは「案の定」でありました。そうそう、彼、アンコールの時に急に耳栓をし始めたので何事かと思ったら、ポルカ「狩り」で鉄砲を撃つ係をやっておりました。結構デカい音の出る鉄砲だったので、備えあれば... だったわけですな。で、ここにオーボエのナッシュレガー(Stephan Natschlaeger)が加わって、当団トラメンバーはこの3人... かと思いきや、おぉ、ファゴットを吹いていた女性は舞台オケのキス(Beatrix Kiss)ではないか! そうか、あの方がキス女史(なんか変ね^^;)なんだ。顔と名前が一致して、これは大収穫。そうそう、顔と名前が一致と言えば、ホルンの「もう1人」もだ。坊主頭無精ヒゲの彼は、フォルクスオパーのリーフ(Josef Reif)。この人の名前は、LMS氏たちから何度となく聞かされていたのだが、顔と名前が一致せずにいたのだった。でもこれで解決。LMS氏たちの話しぶりだと「期待の若手」の1人でもあるようなのだが、うーん、先日の演奏ではいまいちパッとしなかったなぁ。今後に期待、の奏者だね>エラそうに(^^;
■さて、昨日の当欄で持ち越しとしたオケに関しての「思うところ」なのだけど、それは「緩いオケだったなぁ」ということ。とまぁ、そんな書き方をすれば、普通は「怒」のベクトルでの話になるわけだが、無論、私にはそんな意識は毛頭ない。昨日も書いたように「楽しかった」のである。緩さもまた楽しき、として聴いてきたということね。ただ、会場内に冷静に聴いちゃった人(=所謂「外来オケの公演」として聴いちゃった人)がいたとすれば、あの緩〜いアンサンブルには腹を立てたかも。出が揃わないとか、伸ばしの切り方が不揃いとか、そういうところに注目して聴いちゃう人、結構いますからね。で、その"緩さ"の最大の原因は指揮者(ウヴェ・タイマー)にありまして、この方、基本的に両腕を上下させながらグルグル回すだけの動きなので、細かなところでのアンサンブルの"交通整理"はまったくできない。っていうか、もとより"そういう指揮"をするなんてことは考えてもいない方なのでしょう>某国某音大(=某メソード)出身者にはこれまた「考えられない」はず!?(^^;。なものだから、演奏上のあれこれはすべて「オケのアンサンブル」に一任されている。じゃぁ、その辺をオケがみんなできっちりやろうとしているかというと、これまたそういうものでもない。ので、結果、アンサンブルがグチャっとしちゃうところが出てしまうと。つまり、全体的には「緩い」演奏ということになってしまうわけだ。でもね、私はそれはそれとして楽しく聴いたわけなのですよ。だって、そういう「きっちり」したものとは別な世界で成立してる音楽であるし、オケの姿でもありましたからね。アンサンブル的には緩くても、音楽的にはその緩さが功を奏して実に楽しい世界を生み出している。そう、それでいいじゃないですか。歌手も、バレエダンサーも、指揮者も、そしてオケの面々も実に楽しそうに演じ、演奏していた。それこそが彼らに望まれているものだし、彼らもそれを当たり前のこととして舞台に乗っていたはず。「緩さ=楽しさ」だったということで、これはこれで実に貴重な、そして尊い演奏団体だったなと、そんなことを感じて帰ってきた次第であります。--- そうそう、"敢闘賞"をあげたい奏者がいたんだった。それはコントラバスのMario Schott-Zierotinというおじさん。彼のダウンボウ(下げ弓)の多彩さといったら! ウィンナワルツをウィーンのオケがやる場合、その1拍目を担当するコントラバスはほとんどをダウンボウで弾く。で、これがウィンナワルツをウィンナワルツたらしめている最大のものであると、私はそう信じているわけです>2拍目は少し早く出る、なんてことよりも、1拍目をどういう音で出すかにこそウィンナワルツの神髄がある! なので、ワルツを聴く時は、視線をコントラバスに釘付けにしてることが多いのだけど、このマリオさん、実に見応えがありましたわ。その場その場の「音楽」に合わせて、実にいろんな"1拍目"を弾いていた。でもって、それが実に楽しそう!>事実、何度も何度もニコッとしておりましたよ(^^;。彼の演奏ぶりを見ることができたことだけでもね、私には十分に価値のある演奏会でありました。ウィンナホルン会のアンサンブル曲の中で、私もコントラバスと同じ役目をすることが多いのです。だから、これはほんとに勉強になった。マリオさん、あんがとさん(^^; (01/07)

昨日、今週末に行われるウィーン・ヨハンシュトラウス管弦楽団演奏会のチケットを買いに"ご近所"のグリーンホール相模大野というところに出かけたら、ホール周辺は振り袖とスーツ姿(いずれも着姿が板に付いていないこと甚だしい^^;)の若者でごった返し状態。そう、成人式の開式直前という時間だったため、"ご一団"に遭遇してしまったわけであります。実際の式自体が「荒れた」のかどうかはわからいが、少なくともホール前の彼らは、荒れていたというか、相当にはしゃいでましたね。振り返って自分の時(=もう20年以上前だ...^^;)はどうだったかと言えば、実家に帰って一応式には出たものの、特別な感慨はなかったなぁ。あ、いやいや、思い出した。高校の同級生が車で迎えに来てくれたのだけど、開場へ向かう道すがら、そやつの年上の女性との恋愛話(=というか、相当に色っぽい話^^;)を延々聞かされて、「オトナだなぁ」って驚かされたんだった。式そのものより、友人ののろけ話というか武勇伝に「成人」を感じた二十歳の冬(^^;
■今年の「吹き初め」となったのが、昨日午後に行われたウィンナホルン会の例会。当会の中心人物であったN氏が海外転勤となったことから、昨年までメイン会場としていたN氏勤務先の練習場が使えなくなったため、都内およびその周辺の公共施設を借りて練習を行っていかねばならない。昨日も、午後1時から5時までの4時間で会場を借りたわけだが、これだとちと物足りないのね。オケの練習だったら「4時間で充分!」と思うけど(苦笑)、アンサンブルの練習だと、もう少し時間がほしい。まぁ、短時間で密度濃く練習をする、ということも大切だし、それを今後のウィンナホルン会のテーマとしても行かねばならないのだけど。3年前の第1回演奏会でも取り上げた「聖フーベルト・ミサ」。数年前の"草津"でレッスンしてもらった「ジークフリート・ファンタジー」。この辺が"メイン"としての候補曲ということになっております。上記したように練習場の問題もあるから、今年はできるだけ早くにプログラムを固め、そこに目標を据えて練習に取り組んでいかねば。
■日曜夜にテレビ放送された昨秋の来日公演。うーむ、あれは地上波だったからなのか、それとも元々のミキシングの問題なのか、いずれにしても「音」が良くなかったですなぁ...。ピアノ協奏曲なんか、ピアノの音があまりに"オン"過ぎて、あれじゃバランスもなんもあったもんじゃない。確かにブロンフマンの音は「でかかった」と思うけど、にしてもねぇ...。それと、録音を通して聴くと、結構「一人旅」してらっしゃいますね、あの方(^^;。会場ではまったく感じなかったのだけど、これまたマイク位置の問題なのか、ちょっと耳についた。そんなこんなで、せっかくの放送だったけどやや不満な結果に。ピアノ、オケ共々アンコールがカットされちゃってたってこともあるんで、ここはひとつ、ハイビジョンなり衛星放送なりでの再放送を期待して待ちましょう。(01/11)

疲れた。個人宅訪問仕事は、大半が「問題なし」で終わるものなのだけど、例えば朝イチの仕事が「問題あり」だったりすると、不思議なものでそれ以降も何かしらトラブルに見舞われるってことが多い。昨日がまさにそれ。朝、出かける時の目論見では、夕方5時くらいには帰宅できそうだな、だったのだが、蓋を開けてみたら夜9時帰宅で...>3軒しか回ってないのに! パソコン周りの設定をいろいろやったことがある方だったらおわかりの通り、一旦ひっかかると、あっという間に時間が過ぎてしまいますからねぇ...。あー、疲れた。でもって、なんだか空しい。
■さて、これまで数週間は「個人宅訪問モード」で過ごしてきたのだが、今日からは「受講モード」に切り替わる。え?「講義モード」ではないのかって? いやいや、これが残念ながら「受講」なのですわ。つまり、私が"生徒"側にまわると。いずれ講義をすることになる(はずの^^;)講座をまずは受講する、ということなのだけど、今日から3日間のコースと、来週月曜から3日間のコースの計6日間。懸念事項はただ一つ。寝ないこと(苦笑) (01/12)

ちょっとだけ寝ちゃった(笑)。久しぶりに受講生になってみてわかったけど、講師役の方が絶対楽だわ(^^;。いや、そりゃもう大変なプレッシャーを感じることも多々あるんだけど、それでも、受講しているよりは講義している方がずっと気楽>少なくとも私には。今回の場合、講師がまだ二十代と思われるお兄ちゃんで、結構たどたどしいのね。なものだから、「そんなんなら、俺がやった方が...」って思いも強まって、こう、一種の欲求不満のようなものも覚えちゃってるし。あと2日。なんとか乗り切りましょ(^^;
■受講会場は新宿の甲州街道沿い。ビルの13階で、トイレに大きな窓がついており、そこから南の方向が見える。つまり、代々木公園から先が見通せるわけだ。で、これが実に美しい。特に昨日は、お天気が良く、さらに空気も澄んでいたから、横浜のランドマークタワーまではっきりと見えて、木々の緑とビルが溢れる"都会"の姿のコントラストが見事。ああいうのを眺めると、東京ってやっぱり魅力的な街だよなぁ、って思っちゃうね。(01/13)

昨日もいい天気。なので、受講会場の"トイレ"から見える風景をデジカメってみました(^^;。昨日は「南の方向が見える」と書いたけど、実際は南東方向ですな、これは。午後2時頃と4時半頃。これじゃよくわかんないと思うけど、実際はなかなかの眺めなのでありますよ。ところでこの2枚の写真、まったく同じ構図でしょ。これ、別に三脚立てて定点撮影したってわけじゃないのです>トイレの中にそんなん設置できないし(^^;。最初に撮った写真を液晶で確認して、大体の位置関係を記憶した上で、あとは適当に(トイレの窓にデジカメをくっつけて^^;)シャッターを押しただけ。なのにドンピシャ!>トリミングも一切してませんから。いやぁ、我ながら見事な腕前だわ... と、トイレの中で自画自賛>バカだね(^^; (01/14)

まずはお詫びから。昨晩放送された当団定期(ラトル指揮)の生放送、当欄にて告知するのを忘れておりました。っていうか、私自身この放送のことをまったくノーマークで、危うく聴き逃すところだったのですわ。当初予定より早く仕事から戻ることができ、そこで新聞を開いたことでラジオ欄に出ているのを確認できた次第。いやはや危なかった>もっとも、タイマー仕掛けで録音していたものだから、放送時間延長で見事に(!?)尻切れトンボになってしまったけれど>トホホ。で、その演奏だが、いやぁ、良かったですなぁ。適度に力が抜けて、実に爽やかな演奏に仕上がっていたと思う。「力演」というものではなくて「爽演」って感じ>そんな言葉ないけど(^^;。メインのマーラー4番も良かったけど、とりわけ素晴らしかったのはハイドン86番。ゲストの山崎睦さんが演奏前に「小股の切れ上がったハイドンになるはず」とおっしゃってたけど、まさに言い得て妙。軽妙で、爽やかで、美しくて、そして何より実に楽しいハイドン。ラトルはハイドンの比較的"マイナー"な交響曲をよく取り上げるけど、そこに「宝の山」があることをこうして実証して見せて(聴かせて)くれるわけで、その力量というか、才長けた部分には改めて感嘆するしかない。ほんと、いいハイドンだった。
■土曜日にはウィーン・ヨハンシュトラウス管弦楽団を聴いてきた。彼らの演奏会に「通う」のも早3年目。この団体は、バレエが入ったり歌が入ったりしないこともあって、ある意味「淡々と」演奏が進んでいくスタイルなのだが、それはそれでケレン味がなく素朴でよろしい。で、演奏も、びっくりするようなことは何も起こらない、実に「当たり前」のもの。でもねぇ、この当たり前さがまた味わい深いのですよ。招聘元が今年から変わったわけだけど、オケのメンツはほぼ例年通りのもので、そういう意味でも安定感のある演奏となっておりました。ホルン会はこれまた"不動の4人"で、こちらも安心して聴けるパートナーシップ>最終公演および前夜は新潟での演奏会ということで、皆さん少々お疲れのご様子ではありましたが。終演後、楽屋を表敬訪問させていただき、「お疲れさん」ということで1人1人に缶ビールを手渡して労をねぎらわせてもらったのだが、皆さん私との再会をとても喜んでくれて、これまた大変嬉しいことでありました。
■この夏、このページに出ているようなイベント(!?)が行われることになったようであります。王子ホールでも演奏会があるようで、そのタイトルは"Hornissimo 4X4"(←輸入住宅の名前みたい^^;)。計画があること自体は承知していたのだけど、ほんとに実現するんだってびっくり。でも、できることなら「ウィーンだけ」でやってほしいところなのだけど...。(01/17)

連日昼メシを食べに東京都庁の"職員食堂"に通っているのだが、その結果、男性職員の服装に関しては、"民間"に較べて以下の各項目の値が極めて高いことが判明したので、ここに謹んでご報告申し上げる。○ニットのベスト(色は紺かグレー)着用率。○金ボタンの紺ブレザー着用率。○白靴下着用率。○白ワイシャツ着用率。この傾向は、全国各地の「お役所」(および学校)でも同様であろうと推察します。ちなみに、もしかして姿が見えるかな、と期待した"クロちゃん"には、今のところ遭遇できておりません>あのぉ、"クロちゃん"って言っても「安田大サーカス」の方ではないので、念のため(^^;
■1日遅れではありますが、阪神淡路大震災10周年。犠牲者の皆さんのご冥福を改めてお祈りいたします。合掌。--- 新潟にしたってインド洋の津波にしたって、テレビで流される映像を見ているだけではまさに「対岸の火事」に過ぎない。でも、こういう災害はいつ自分の身に降りかかるかわからないものだし、その時は、自身も当事者(=被害者)として様々な苦難を乗り越えていかねばならない。生き抜かねばならない。「他人事ではない」ことを自覚すること。そして「自分の身に降りかかったら」という想像力を持ち続けること。この機会に改めて肝に銘じたい...。
■久々にCDを購入。ブーレーズ指揮によるマーラー歌曲集、今年の"ニューイヤー"、そしてヴィオラのコルによる"フィルハーモニカーの至芸"シリーズ第3弾の3枚。まだ全部を聴いてないこともあるので、所感については追々ということで>また"追々"ですか>おいおい>さぶっ!(苦笑) (01/18)

受講モードはとりあえず今日で最終日となるわけだが、後半戦となった今週の講座は、いやぁ勉強になってるなぁ。これまであやふやに覚えていた部分を体系立てて勉強できているので、まさに「目からウロコ」状態。先週のはちとナンだったけど、今週のは良かったですわ。で、明日からは「講師モード」にシフト。今晩から移動して、まずは明日が京都。週明けには大阪。で、その後、今回受講している新宿の研修施設で3日間。来月以降もこんな感じで仕事が入ってくれば、なんとかカッコがつくのだけどねぇ...。(01/19)

今さら300系の"のぞみ"に乗ると、なんか損したような気分になるよね...>わかる人だけわかって(苦笑)
■というわけで京都に来ておりますが、到着したのが昨晩の8時過ぎ。で、今日は日中ずっと仕事で、夕刻(っていうか夜)にそのまま帰宅するから、せっかく京都に来たのにどこも見物することなく終わることになる。まぁ、仕事で来てるんだからそれが当たり前なのだけど、なんかちょっと残念。金曜日には仕事が入っていないので、1日延長して観光して帰るって手もあったんだけど、諸々考えて即日帰宅という選択をした次第で...。そう言えば、昔、京都タワーの地下にある「風呂」に入ってから帰ったことがあったっけなぁ。あのお風呂、まだあるのかしら? あるんだったら、明日の帰り際に入りに行こうかな... って、そんなんなら別に京都でなくてもいーじゃん(笑) (01/20)

ブルブルッ!寒いっすね。拙宅付近は夕方から雪ですよ。積もることはなさそうって感じだけど、こうなるとさすがに寒い。風邪引きにだけは気をつけないと。
■京都の帰り道ではさすがにお風呂には入らなかったけど(笑)、せっかくだからってんで、地元のラーメン屋で食事をして帰ってきた。と言っても別段目当ての店があったわけではなく、京都駅ビルにある"京都拉麺小路"ってのに行ったら「宝屋」という京都のラーメン屋が出店していたので、そこに入ったという次第だったのだけど。ここには私の大好きな熊本ラーメン「桂花」も出店していて、普通だったら迷わずここで"太肉麺"ってことにするのだが、まぁ、せっかく京都に来たんだし、という所謂ひとつの「せっかく主義」(笑)で地元のラーメン屋を選択したと。で、どうだったかと言えば、メインのラーメンもなかなかだったけど、それ以上に感嘆したのがサイドメニューにあった"玉子かけご飯"。これ、シンプルなメニューにしては結構なお値段(=380円)なのだが、いやいや、それだけの価値のある逸品でしたなぁ。ご飯の上に玉子が割って乗せられているという形で出てくる。これを普通はしょう油で味付けするところだが、ここでは塩昆布でいただくのですわ。別皿に盛られた塩昆布を玉子にまぶしてかき混ぜる。で、付け合わせの焼き海苔を巻いて食べる。これが実に美味い! 玉子もそれなりの品なのだろうけど、この塩昆布で味付けをするってところが勝因なのでありましょうな。こういうんだったら、池波正太郎の時代小説によく出てくる「玉子かけご飯に根深汁(葱の味噌汁)で飯を四杯」って世界、ようわかるわ。あぁ美味かった(^^;
■今年の"ニューイヤー"の映像を改めて見ていて気づいたのだが、ヴィオラのリッチャウアー(Erhard Litschauer:3プルト外側)が、まるでジプシー楽団の奏者のような「楽器立て弾き」をしておりますなぁ。これ、わざとなんだろうか。それとも、彼はいつもそうやって弾いていたっけか。でも、あんな弾き方をいつもしてたんだったら、これまでにも気づいたと思うんだがなぁ。まぁ、過去の映像を確かめればはっきりする話なんだけど、にしてもなかなかに味のあるお姿でありました。こういうことやるメンバーがいるってのも、まさに当団ならでは(^^;
■さて、今週はちょっと慌ただしい一週間となる。まず、今日の午前中に新宿の仕事先へ出向き、水曜から始まる講座(=これは「講師モード」の方)の事前準備を行って、終り次第大阪へ移動。そこで明日のセミナーの準備をし、そのまま大阪泊。で、明日の"本番"が終ったらとんぼ返り(っては言わないか?)して、今度は水曜から3日間新宿での仕事。今まで受講モードばかりだった研修施設での初仕事ということになるので、気合いを入れて臨まないといけない。てなわけだから、結構くたびれそうな予感(っていうか「確信」^^;)漂う一週間。体調には気をつけて頑張りましょ。(01/24)

く、苦しい...。調子に乗って夕飯を馬鹿食いしたら、もう苦しくて苦しくて(苦笑)。何をどれだけ食べたのかは、恥ずかしいから書きません(^^;。それにしても苦しい...>アホだね。
■大阪におります。っていうか、正確には吹田市の江坂ってとこだけど。この街に来たのはたぶん初めて。結構賑やかなところですな。駅からも仕事先からも近いホテルを選んだつもりが、ここよりもさらに駅および仕事先に近い場所に結構な数のホテルがあって、なんだよそれ... 状態。自分としては綿密に調べたつもりだったのだけど、だいぶ"洩れ"があったようで。思えば、昨日は朝の小田急線が車両事故で遅れたってところから始まって、どうも物事が噛み合わない1日であった。仕事の準備にもドタバタと手間取ったし。このまま行くと、噛み合わせが悪いままずーっと低空飛行で今週を過ごすことになりそう。それじゃマズいんで、気持ちを切り替えて前向きに参りましょう。(01/25)

くたびれた。新大阪駅午後6時半発の"のぞみ"で帰路につき、家に帰り着いたのが9時半頃。考えてみれば、大阪から3時間で家まで戻ってこられたわけだから、便利だし早いよなぁ、ではあるのだけど、しかし、移動距離は約550kmということで、やはりハンパな数字ではない。日中はずっと立ち仕事&しゃべり仕事をしていた上での長距離移動だから、まぁ、やっぱくたびれましたよ。それにしても、この時間帯の新幹線車内は9割以上がサラリーマン。16両編成の車両に「仕事帰り」という人がほぼ満員状態で乗っているわけだ。で、これが1列車だけの話ではなく、前後の時間帯に運転されている列車ほとんどすべてに見られる現象だと...。「すごい」ね。なんか、そういう表現しかできねっす。
■公私ともに不安および緊張要因を抱えているものだから、ここのところ少々情緒不安定気味。公私、つまり、講師業と楽器を吹くことの両方ってことなんだけど(って、"私"の方が恋愛問題じゃないってところが情けなし...^^;)、後者の方は身から出たサビ状態で、自ら「抱えてしまった」面があることは否めない。一方前者の方は、新しい仕事先での新規講義の立ち上げだから、これはまぁ「いつものこと(=毎度の"お約束")」でもある。ただまぁ、どっちにしても不安・緊張要因を抱えている、という事実に変わりはないわけで、こういう状況になると、元来あれこれ思い悩むタチ、および基本的にマイナス思考の人間だから、どうしても気持ちが負の方向に向いてしまうのでありました。もちろん、そこから抜け出すためには、自分で「結果」を出すしかない、オトシマエをつけるしかない、ということもわかっている>なにせ、こういう思考傾向に40年も付き合ってますからね(苦笑)。だから、一つ一つの事象を「ちゃんと」やっていくことで、情緒不安定状況からは抜け出せるはず。それも頭ではわかってる... のだけど、そこに至るまでにあれこれ思い悩んでしまって...。って、いいトシしたおっさんがなに言ってる、ですけどね。ま、頑張りますわ。(01/26)

新規立ち上げの仕事は、なんとか無事に1日目を終了。当初予定した範囲を終えることができなかったので、残り2日間にしわ寄せが出てしまうことになったのは反省点だけど、あとはまぁなんとか形にできたかなと。このまま気を抜かずに進めましょう。そうやって「結果」を出して行かないと。
■NEWS欄の更新をサボり続けているものだから、このネタだけは載せていかないと、と思っていた団員動向のご報告についても滞りっぱなし。昨年から今年にかけて、結構な人数が入・退団したりWPh会員への"昇格"をしたりしてるんだよねぇ。いやはや、すんません。で、最新の昇格情報については当団公式ページにも記載されているのだけど、ハープのバルツェライトもその1人となっておりますな。前任者レルケシュが"結果的に女性団員第1号"となったわけだけど、「女性団員を認める」ということになってからの新規入団ということでは、このバルツェライト女史が最初の昇格者ということになる。で、この後プライヒンガー(ヴィオラ)、ヴェクス(チェロ)と続くわけだが、さて、どこまで数を増やしますかね、女性奏者。(01/27)

早朝のニュース番組。「お天気コーナー」になって、今し方陽が昇ったばかりの東京の街並みが映っている。そこに"お天気キャスター"氏のアナウンスが重なる。「朝陽が差している東京です。みぞれ交じりの雨模様だった昨日に較べると、気温は... (しばしの沈黙) ...下がっています...(明らかに動揺している雰囲気^^;)」。陽が差しているから気温は高いはず。今日は暖かくて良かったですね。そんなストーリーを頭に描いて話し始めたのだろうけど、いざ気温を確認してみたら... ってことでしょう。何ごとも思い込みはいけませんな。
■さて、新規立ち上げ講師モードの最終日。10名の受講生のうち、しっかり食い付いてくれているのはお二方だけなのだけど、まぁ、そういう人がいてくれるのはありがたいことでもあるので、最後までしっかりとやりましょう。(01/28)

塩昆布で食べる玉子かけご飯。家でもやってみたけど、いや、やっぱり美味いですな。これ、オススメしますよ。炊き立てのご飯であれば尚良いかと。
■7月1日に王子ホールで行われる"Hornissimo 4×4"という演奏会。ホールから送られてきた公演案内の中にそのチラシも入っていたので、ちょっとスキャンしてみました。画像はこれこれ。致し方ないところなのだろうけど、願わくば「ホルン対決!!」ってのはやめてほしかった。「対決」って、ねぇ...。あと、BPO組の写真がプロの手による"カッコイイ"のであるのに対し、当団組のはその辺のカメラでちゃちゃっと撮りましたって感じで、ちょっと...(^^;。それにLMS氏の髪型はいかがなものかと(苦笑) (01/31)