暫定版

草津想い出アルバム


なかなか公式レポートを作成できそうにないので、とりあえず、撮影してきた写真の中からいくつかをご紹介して、草津アカデミーの模様をお伝えしたいと思います。このアルバムは、後日公開する公式レポートの「予告編」です。

学生証身分は学生

十数年ぶりに「学生証」なるものを携帯した。そう、アカデミーの期間中は「学生」の身分なのだ。この学生証さえあれば、各講座の聴講はもちろん、毎日開催されているコンサートへの入場もフリーパスとなる。


レッスンレッスン

我々「東京ウィンナホルン協会」のレッスンは、8月24日(日)の10:00〜12:00の1回だけ。が、結局は、時間を延長して12:30頃までレッスンしてもらえた。顔見知りだし"特別参加"だし、軽くあしらわれるかもしれないな、との不安もあったのだが、ヘトヘトになるくらいみっちり指導してもらえたこと、ただただ感謝。
音楽を、フレーズをどう捉えるのか。それを実現するために、どういう"準備"が必要なのか。その"準備"を、アンサンブルの全員でどう共有するのか。いろいろ考えさせられる問題提起を受けながらのレッスンであった。勉強になりました。


TWV東京ウィンナホルン協会

というわけで、今回参加した東京ウィンナホルン協会の面々が"シュトランスキー先生"と記念写真。前列左から、秋元、植田。後列左から、藤本、佐々木、ラルス(わかるって^^;)、田中、柿本。植田、柿本両氏は今回が初参加。そう、要するに急造アンサンブルでレッスンに臨んだというわけだったのでして...。


個人レッスン個人レッスン

8月25日と26日は、マスタークラスに参加している皆さんの個人レッスンを聴講させていただいた。"シュトランスキー先生"は、1人1人に対して実に丁寧に指導していた。指導内容は、我々のアンサンブルの時と基本的には一緒。いかに息を吸い、それを音楽として楽器の中に吹き込んでいくか。何度も何度も止めながら、身振りを加え、繰り返し繰り返しその点を指摘していたのが印象的だった。


コンサートコンサート

アカデミー期間中は、毎日16:00からコンサートが開かれた。25日は、「バッハとその時代/ゼレンカ、クープラン、テレマン」と題された内容で、わがウィーンフィル金管三人衆は、フレスコバルディの「カンツォーナ」を演奏。当日、他には、オーボエのインデアミューレやファゴットのトルコヴィッツも出演したが、白眉はトルコヴィッツ。彼が、単に"一流のファゴット吹き"なだけではなく、希有な"一級の音楽家"であることを痛感させられる演奏だった。

ところで、この演奏会では「大役」を仰せつかってしまったのだった。ホールに入ると、トランペットの吉田太美男氏らに呼び止められ、「ホルンの生徒さんですよね。1曲目が終ったら、これをシュトランスキー先生に手渡して欲しいんですわ」と、"地ワイン"を渡されたのだ。かくして、最前列に陣取った私は、曲が終り、カーテンコールされたところでやおら立ちあがり、ラルスにワインを手渡したのであった。苦笑いしながら受け取ったラルス、「ドモ、アリガトゴザイマス」と言ってくれました。


露天風呂露天風呂

なんだか訳の分からない写真だが、実は、ラルス、守山氏と一緒に露天風呂に浸かってるところなのだ。場所は、草津の「西(さい)の河原露天風呂」。夜だったので景色はわからなかったが、巨大な露天風呂の開放感に大満足。ちなみにラルスは、この前日、守山氏らと温泉めぐりに出かけ、その際もどこかの河原にある露天風呂に入ってきたらしい(^^;


ヒンク氏とヒンク氏と

期間中、ラルスがほぼ毎日通い詰めた(おいおい...^^;)のが「おかめ寿司」。この日も、"つまみ"は口に入れず、ひたすら日本酒を飲み続けていた。そんなところに、"今しがたザルツブルクから到着した"というヒンク氏@当団コンマスが登場。奥様と仲睦まじくカウンターに腰掛けて、お寿司を食べていらっしゃった。先にお帰りになるというところをお引き止めして、記念撮影。ヒンク氏も相当ご機嫌で、足元がややふらつき気味でしたが...(^^;


守山氏と娘たちパパ守山氏と娘たち

ホルンのゲストアーティストであると同時に、レッスンのスケジューリングや通訳を担当されたのが、東京芸大助教授(元新日フィル首席ホルン)の守山光三氏。その守山氏を"パパ"と慕う(?)マスタークラスの生徒2名(右:高津さん、左:武井さん)が、敬愛するパパの似顔絵(「らくがお」ってやつ?)を描き上げた!でも、この似顔絵、どこかで見たことあるような...。「皆さん、まぁたお会いしましたね。モリヤマでぇす」なんちて(^^; ちなみに、この似顔絵は、翌日からレッスン室に"展示"されたのだった(しかも、守山氏のサイン入りで ^^)。

ところで、私のホルン吹き人生25年(!)の中で、唯一ご指導を受けた方が、実はこの守山氏なのだ。今から10年ほど前に2回ほど(^^;。でも、この2回のレッスンの意味は大きかった。それまで無茶苦茶だったアンブシュア(ホルンを吹く時の口の形)を矯正していただいたのだが、この矯正が大成功。以前の口のままだったら、きっと今ごろはホルンを吹けなくなっていたと思う。私にとっては「命の恩人」。その守山氏と、今回の草津で再会したというのも何かの縁。しかも、相変わらず「いい人」で、今回も大変お世話になってしまった。大感謝です。


大黒様大黒様

「おかめ寿司」からの帰り道、疲れて道端にへたり込んだ女の子をやさしく見つめる大黒様が...。ん?でも、この大黒様、服装からしてもしや...?


ベルにシールベルにシールを貼ると音が良くなるの!?

ラルスって人は、どうも「シール貼りたがり症」のようだ。ホルンのケースにもウィーンのシンボルである双頭の鷲(?)のシールが貼ってあるのだが、あろうことか、楽器のベルにまで貼ってやがった。前に使っていたヤマハ(すなわち、今の私の楽器)にも、当時、シールが貼られていたから、何か音響面での特性でもあるのかとも思うのだが...(でも、以前真意を聞いた時の回答は、別にそういうことでもなったと記憶しているんで、謎)。



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