バックナンバー


1998年1月〜6月のNEWSです。

1998年6月15日(月)号

●来シーズン定期演奏会スケジュール発表

当団公式ホームページにおいて、来シーズンの当団定期演奏会のスケジュールが発表された。詳細はそちらをご覧いただくとして、ここでは、各演奏会の日程と指揮者(一部曲目)をお知らせする。

◎ニュースのツボ◎

5/12号および5/14号「ニュースのツボ」で触れたとおり、ブーレーズ(10月)、ヤンソンス(11月)、メータ&バレンボイム(11月)、マゼール(1月)、ムーティ(3月)、ノリントン(4月)については、既発表の特別演奏会プログラムが、そのまま定期演奏会にも登場ということになった。ただし、一部プログラムが変っているものもあるので(マゼールのシベ2がブラ4とか)、詳細については確認が必要だ。
で、それ以外の演奏会だが、こちらは、ちと予想が外れた形となった。アバド、プレヴィンといったあたりは"当確"かと思っていたのだが、なんと(?)、登場するのはバレンボイム(ソリストと指揮者両方に登場!)にアーノンクール。しかも、後者のメインプログラムはブルックナー7番と来た。これにはさすがにびっくり。近年、ブルックナーの交響曲に取り組み始めたアーノンクールだが、ついに後期の作品にも進出するわけで、どんな演奏になるのか楽しみだ。
が、個人的に、最高に"楽しみ"なのは、ラトルとの「エロイカ」。21世紀最初の当団ベートーヴェン交響曲全集指揮者に"内定"しているラトルの「エロイカ」。先般のバーミンガム市響来日公演で見せたような、躍動感に溢れた演奏になることは間違いない。ラトルの"仕掛け"に当団がどう応えるか。今からワクワクするプログラムだ(前半はラヴェルだしね^^)。



1998年5月14日(金)号

●来シーズンスケジュール続報から深読む定演の指揮者

来シーズンの当団スケジュール。今度は、ツアーの一部が判明したのでお知らせする。なお、"ネタ元"は、言うまでもなく(^^;合奏集団不協和音のS氏である。

転載メール:ここから-----------------------------------------

11/18 パリ・シャンゼリゼ劇場
ヤンソンス
オベロン+ツァラトゥストラ+ドヴォルザーク8

03/10 ニューヨーク・カーネギーホール
ムーティ
モーツァルト38+36+40

03/11 ニューヨーク・カーネギーホール
ムーティ
シューマン1+ショスタコーヴィチ5

03/12 ニューヨーク・カーネギーホール
ムーティ
シューベルト5+マンフレッド

04/21 パリ・シャンゼリゼ劇場
ノリントン
ウインザー+ニコライ秘曲+ブルックナー3!!!

ツアーの予定の一部です。カーネギー激似が予想される東京公演もありますね。
ところでシャンゼリゼ公演は例年3回セットなのに今回は2回です。
しかしノリントンが聖地でのベト7に代えてブル3というのは一体???

★5月24日(日)付追加
コンセルトヘボウのWPh情報。
ホールの定期の冊子が届きましたが、その中に注目の1件。

NOV.21(Sat) 20:15 HAITINK
Bruckner:Symphonie Nr.8

NOV.22(Sun) 20:15 JANSONS
Weber:Oberon
Strauss:Also sprach Zarathustra
Dvorak:Symphonie Nr.8

カレンダー見るまでもなく、連休なんですよね!
2日連続で指揮者違い。料金は慣例により全席均一で250ギルダー。
11/24遅刻すれば(or半休取れれば)OKですね。

ところで、なんでハイティンクなの?
というQには、ベルリンフィルでも同じようなのがある、
すなわちこれはホール側の企画だ、とAできるのでは?

ちなみに

MAY.08(Sat) 20:15 ABBADO
Rihm:In-Schrift
Bruckner:Symphonie Nr.9

MAY.09(Sun) 20:15 HAITINK, BONNEY
Britten:Les Illuminations
Mahler:Symphonie Nr.4

です。(これもなかなか美味しい。)

来シーズン、ハイティンクがフル稼動状態なのですが、
心臓病の手術を3月に済ませた後、今シーズンを全部
キャンセルした後だけに、
おいおいあまり酷使しないでくれよな、と言いたくなるよ。

なお、フランクフルト・アルテ・オパーの予定表に

Oct.19(Mon) 20:00 BOULEZ
Berg:Drei Orchesterstucke Op.6
Ravel:Le Tombeau de Couperin
Boulez:Notations 1/4
Bartok:Konzert fur Orchester

というのものっていました。

-----------------------------------------ここまで

◎ニュースのツボ◎

続々と判明してきますな、スケジュールが。で、ここで注目すべきは11月のヤンソンス。「オベロン+ツァラ+ドボ8」ってのは、まるでオスロフィルのプログラムみたいで、当団らしからぬところだけど、既に発表されているウィーンでの特別公演には予定がないことを考えると、このプログラムが、定期演奏会に充てられる"匂い"がプンプンとするわけ。というわけで、来シーズンの定期演奏会指揮者、6人目(?)はヤンソンスで間違いなし!と、斯様に予想するわけでありますが...(当るかな??)。
ところで、日本公演の"予行演習"(?)となるムーティとのニューヨーク公演だけど、プログラムが1曲だけ違ってるんだよね。シューベルト5番と組み合わされるのが、ニューヨークでは「マンフレッド交響曲」(チャイコフスキー)であるのに対し、日本では「シュトラウス一家物」。この相違、いかなる理由があってのことなのはわからないが(良くわかる気もするが...)、そうなると、ウィーンで定期演奏会に充てられるのは、モーツァルトプロではなく、この「マンフレッド」プロであるような気がしてきた。さしたる根拠はなくて、なんとなく、こっちの方が定期演奏会っぽいかなと、そう思う程度なんだけど、皆さんいかが?

◎続報のツボ◎

ウィーンでの既発表スケジュールにない演奏会がまた一つ。ハイティンクのブルックナー8番。となると、これも"定期候補"ということになるのかもしれないけど、これについては「?」マーク。なぜなら、'95年1月に、同じプログラムを定期で取り上げているから。いくらなんでも、同じ指揮者で同じ曲を定期に掛けるってことはしないでしょう。でも、演奏旅行だけにブルックナー8番という"大曲"を持って行くというのも考え難い話でもあるんで、この組合せについては少々謎。継続調査が必要ってとこでしょうな。



1998年5月12日(火)号

●当団来シーズンスケジュールの一部が判明

毎度お馴染み、合奏集団不協和音のS氏から、来シーズンの、ウィーンにおける当団公演情報(定期以外)が寄せられたのでお知らせする。

転載メール:ここから-----------------------------------------

今日出社したらMVとKHの定期、それとあまり持ってる人がいないであろうジュネスが届いてました。
以下、会場は全てMV(Musikverein)。今シーズンもKH(Konzerthaus)出場はなし。

Sep.09(19:30) Maazel
Mozart:Symphonie Nr.40
Bruckner:Symphonie Nr.7

Oct.09(15:30) Boulez = Jeunesse
Ravel:Le Tombeau de Couperin
Boulez:Notation 1-4
Berg:Drei Orchesterstucke op.6
Bartok:Konzert fur Orchester

Oct.17(15:30),18(11:00) Gardiner
Elgar:Introduction und Allegro
R.Strauss:Don Juan
Elgar:Enigma Variations
R.Strauss:Till Eurenspiegel

Nov.27(15:30) Mehta / Barenboim = Jeunesse
Beethoven:Leonoren-Ouverture Nr.2
Hindemith:Symphonie"Mathis der Maler"
Brahms:Klavierkonzert Nr.1

Nov.30(19:30) Mehta / Barenboim
Beethoven:Leonoren-Ouverture Nr.2
Hindemith:Symphonie"Mathis der Maler"
Brahms:Klavierkonzert Nr.1

Dec.05(15:30),06(11:00) Rattle / Brendel
Beethoven:Klavierkonzert Nr.2
Beethoven:Klavierkonzert Nr.3
Janacek:Sinfonietta

Jan.08(15:30) Maazel = Jeunesse
Debussy:Jeux
Debussy:La Mer
Siberius:Symphonie Nr.2

Mar.04(19:30) Muti
Schumann:Symphonie Nr.2
Schostakowitsch:Symphonie Nr.5

Apr.16(15:30) Norrington / Horicke = Jeunesse
Nicolai:Ouverture zu "Die lustigen Weiber von Windsor"
Nicolai:Fantasie und Variationen uber Motive aus "Norma"
Beethoven:Symphonie Nr.7

この最後のヤツに出て来るFriedrich Horickeというピアニストの事はよく判りません。(oにウムラウトなのでヘリツケか?)
ジュネスは平日の午後です。それで正しいのです。ご存知のとおり。
しかしこれで定期の内容がかなり予測できますね。

以上のチケット手配は全部できます。
10/09のブーレーズでしょうか? しかしこの頃オペラが揃わない。

★5月13日(水)付追加
昨日バスの中でKHをパラパラめくっていたら突然発見したのですが...
こりゃ完全に埋もれてました。

Chorkonzerteのチクルスの一環として

May.24(11:00) Norrington == Konzerthaus
Handel:Messiah
Sylvia McNair, Bernarda Fink, Ian Bostridge, Alastair Miles
Arnold Schoeberg Chor

というかなり強力なヤツが入ってました。

-----------------------------------------ここまで

◎ニュースのツボ◎

S氏もおっしゃってる通り、これで、定期演奏会の一部が読めるわけで、10月のブーレーズ、11月のメータ&バレンボイム、1月のマゼール、4月のノリントンといったあたり(つまり、金曜日のジュネス主催演奏会)は、そのまま土・日の定期演奏会につながるものと思われる(土曜は、正式には「公開総練習」だけど)。あと、3月なんかは、ムーティの指揮で、来日公演プログラムも"予行演習"するだろうから、オールモーツァルトプロを定期に回すんじゃないかとの予想も成り立つわけで、そうなると、これで5回分が"決定"(!?)ということ。残りには、ここのところの"常連"で、上のスケジュールに名前のない人たち、アバド、プレヴィン、ヤンソンス、ハイティンク、小澤といったあたりから誰かが加わり、場合によっては"新人"も登場して、全10回となるのではないかと、まぁ、このように予想するわけで...(正解確率65%ってとこ??)。
しかし、ラトル君、今度は「シンフォニエッタ」ですか。これ、当団の演奏としては、マッケラスとの"快演"があるだけに、すごく楽しみ。ブーレーズとのベルク「3つの小品」も聴いてみたいけどね(自作自演もか?)。うーん、やっぱりウィーンに住まなきゃだめか、こりゃ!?



1998年5月7日(木)号

●チェロ、コントラバスに新首席奏者誕生

来シーズン('98/09〜'99/06)のウィーン国立歌劇場スケジュールが発表され、そのパンフレットが関係各方面に届きはじめた。その中に掲載されている国立歌劇場オケのメンバー表を入手したところ、チェロとコントラバスの新首席奏者およびチューバの新メンバー氏名が判明したのでお知らせする。

なお、昨年のメンバー表に名前のあった、同じコントラバスのGeorg Breinschmidと、ハープのAdelheid Blovsky-Millerの名前が消え、それぞれの名前があった位置に、"空席(N.N)"の表記が付けられている。両名とも、定年退職の年齢ではないはずなので、なんらかの事情による退団と思われる。

◎ニュースのツボ◎

コンバスのStrakaは、トゥッティ奏者として昨年のメンバー表に名前があったので、"内部昇格"というわけだ。たぶん、今年のニューイヤーの時に、真ん中で弾いていた"メガネの彼"でろう。一方、チェロのVargaについては、まったくの新顔(のはず)。ニューイヤーでも、それらしき人物は見当たらなかったから、ほんとに顔がわからない。どんな顔で、どんなチェロを弾く人物なのか。お目見えが楽しみだ。
ところで、その他の"人事異動"だが、上に書いたように、コンバスとハープに退団者がいる以外は、特に目立った動きはないようだ。もっとも、2ndVnでは、Josef Kondorが定年退職し、Christian Frohnがビオラの首席に転じたことにより、2席が空席となっているし、コンバスも、Strakaが首席に昇格し、Breinschmidが退団したことで、同じく2席が空席となっている。よって、これらのパートでは、今年中もしくは近い将来に、オーディションが行われるものと推察される。
しかし、↓5月2日号で、2番目の女性奏者はハープのBlovsky-Miller女史では?なんて予想したのに、辞められちまっちゃしょうがないよなぁ。またしても予想を外した「在日代表」(^^;でござんした。

★5月8日(金)付補足
チェロ首席のVargaの顔写真とプロフィールが、彼の所属する音楽事務所のページで紹介されている旨、読者のOさんからご連絡いただいた(芳名録参照)。フランツ・リスト音楽院卒のハンガリー人で、ウィーン室内管やハンガリー国立オペラで活動してきた人物とのこと。ということは...と思って'94年のウィーン室内管来日公演パンフレットを見てみたら、ちゃんとメンバー表に名前が載っていた。上に、「どんな顔してるんだろ?」なんて書いたが、この公演は聴きに行ったわけだから、その際に"姿"を見ていたことになる。もちろん、まったく記憶にはないわけだけど(^^;



1998年5月2日(土)号

●オケピットに女性フルート奏者登場!
の模様

先月末に聖地を訪問され、その模様をこちらでも報告されているTさんからの通報によると、4月24日に国立歌劇場で上演された「ランメルモールのルチア」(ドニゼッティ)において、そのオケピット内に金髪の若い女性フルート奏者が登場。2番フルートを担当していたとのこと。ウィーンフィル本体が演奏旅行中であり、ピット内には残留メンバーが入っていたという状況からして、当然、エキストラとしての参加であろうが、とは言え、昨年、"ついに"女性奏者の入団を認めたことで話題になった当団だけに、その動きがいよいよ本格化しつつあることの現れと言えるかもしれない。

◎ニュースのツボ◎

昨年2月の団員総会において、創立以来貫いてきた「女人禁制」の"掟"(?)をついに解いた当団。同時に、第1号の女性団員として、ハープのレルケス女史を迎えたわけだが、このレルケスは、長年国立歌劇場オケメンバーとして活動してきた人物であったため、"第1号"とは言っても、少々"反則"の嫌いが無きにしも非ずではあった。よって、実質的な第1号が誰になるのか、というところに興味が集まるわけだが、この金髪のフルート奏者あたりが、その有力候補なのかもしれない。とにかく、入団条件に「オペラの演奏経験」を謳っている以上、入団希望者(あるいは入団させたい人物)を、ピットの中で演奏(テスト?)させないわけには行かないのだ。「これは」と思える人物については、積極的にピット内に迎え、実戦経験を積ませてきた当団。過去のこの流れに沿って考えれば、この女性フルート奏者のピット内登場は、入団の"可能性"を大いに示唆しているものとも言えそうだ。
ま、どっちにしろ、これから5年以内には、間違いなく"若い"女性団員が入団するでしょう。パートは、弦ならヴァイオリン、管ならこのフルート。他のパートは可能性低いかも。あ、でも、ハープは別。カウツキーもレルケスも"高齢"だから、数年のうちに引退するのは確実。となると、後任を探さなければならないわけで、この楽器の性質上(演奏者人口上?)、やはり女性になるだろうと。順当に行けば、国立歌劇場オケの第3のハーピスト、ブロフスキー・ミラー女史になるんだろうけどね。



1998年4月28日(火)号

●'99年ウィーンフィル・ウィーク・ジャパンのプログラム発表!

「music.co.jp」のニュースページによると、この度、来年3月に行われる、当団来日公演の日程とプログラムが発表されたとのこと。当公演は、サントリーホールが招聘元となる「"新"ウィーンフィル・ウィーク・ジャパン」のシリーズ第1回となる。指揮は、既報通りムーティ。

<日程>
3月16日(火)、17日(水)、18日(木):サントリーホール(東京)
3月20日(土):ザ・シンフォニホール(大阪)
3月21日(日):京都コンサートホール

<曲目>
Aプロ:シューマン交響曲2番、ショスタコーヴィチ交響曲5番
Bプロ:モーツァルト交響曲38、36、40番
Cプロ:シューベルト交響曲5番、J・シュトラウスファミリー作品集

なお、各公演日にどのプログラムが行われるのかは未定。また、若手の演奏家や未来の聴衆のために、公開リハーサルや公開レッスンも予定されているらしい。

◎ニュースのツボ◎

芳名録に読者のO氏が書き込んでくださった「当団の正式略称を"WPh"とする」(下記参照)という情報を確認しようと、music.co.jpのニュースページを見てみたら、アラびっくり、来年の当団公演情報が掲載されていたというわけで。しかし、6日間に5公演ですか。相変わらずの強行スケジュールですなぁ...。
曲目としては、個人的にはAプロのシューマン2番が嬉しい。こういう曲こそ、当団の演奏で"聴かねばならぬ"もの。ただ単に演奏しただけでは、いかにも「つまらない」あるいは「よくわからない」曲になってしまうだけに、オケ自身の「読解力」と「創造力」が極めて重要になる。同曲では、数々の名演を残している当団のこと。その本領を発揮してくれることを、大いに期待したい。とは言え、肝心の指揮者に、あまり「読解力」を期待できないんで、仕上がりがイマイチ不安ではあるんだけど...。ま、先年発売のCDのような演奏であれば、十分に"許容範囲"だけどね。
あとの曲目はどうだろう。おそらくB・Cプロに人気が集まるだろうけど、大体みんな"結果"が見えるしなぁ...。せっかくの当団のモーツァルトが、ムーティとの"コテコテ系"ってのは、いかにも残念。そう思いません?皆さん。


●当団の正式略称は「WPh」

同じく、「music.co.jp」のニュースページによると、今後、当団の正式な略称を、ドイツ語表記による「WPh(Wiener Philharmoniker)」とする旨、楽団長のヘルスベルク氏が発表したとのこと。長年、英語表記による「VPO(Vienna Philharmonic Orchestra)」が慣例的に用いられてきたわけだが、ここに来て、オケとしての正式見解が示されたことになる。なお、その決定の"背景"については不明である。

◎ニュースのツボ◎

私自身、長年、"慣例"に沿って「VPO」を使ってきたわけだが、当団から正式見解が示された以上、ここはそれに従うしかないだろう。というわけで、今後、当ページにおける当団の略称は「WPh」とします。読者の皆様におかれましても、以後、その線でよろしくお願いいたしたく。



1998年4月6日(月)号

●ラトル&当団、ユダヤ人強制収容所の犠牲者のために「第九」を演奏

読者のH氏からの情報、および、H氏よりご送付いただいた3月25日付Kurier紙(←オーストリアの新聞)記事によると、当団は、2000年5月7日に、ユダヤ人強制収容所のあったMauthausenにおいて、ベートーヴェンの「第九」を演奏する計画を発表したとのこと。指揮はラトル。ラトルとのベートーヴェンシリーズの一環として演奏されるわけである。

◎ニュースのツボ◎

何分ドイツ語の記事なので詳細がよくわからないのだが、概要は上記の通りで間違いないものと思われる(あやふやな「ニュース」だなぁ...)。Mauthausenという場所のことも、それがどこにあるのかも、恥ずかしながら知らないのであるが、Kurier紙の1面を飾った記事であることを考えれば、オーストリアにとって、相当に意義深い場所であり、また、意義深い企画なのだと思われる。20世紀最後の年に、20世紀を代表する場所で、「人間は皆兄弟なのだ」と歌い上げる。これもまた、意義深い行為と言えるのではないだろうか。
※本件については、おそらく、山崎睦氏あたりからのレポートが「音友」等に載るものと思われる。そちらで詳細を確認次第、改めてご報告するつもりである。悪しからずご了解いただきたい。

★4月7日(火)付補足
Mauthausen(マウトハウゼン)収容所については、ウィーン観光局のホームページ内のこちらで紹介されている旨、読者のH氏からご連絡いただいた。H氏、ありがとうございました。



1998年3月20日(金)号

●弦楽器に3人の新入団員

「レコード芸術」4月号掲載の「海外楽信」(山崎睦氏)によると、2月の団員総会において、以下の3名の弦楽器奏者が、新たにフィルハーモニーメンバーとして迎えられたとのこと。

※当ページ読者諸氏には改めて言うまでもないことだが、当団の既定では、国立歌劇場オケ入団後3年を経ないと、独立団体である"ウィーンフィル"のメンバーにはなれないことになっている。よって、上記3名は、これまでにも当団のメンバーとして演奏に参加していたわけだが、この度、"晴れて"正式な団員となったというわけだ。

◎ニュースのツボ◎

弦楽器は、どんどん若返ってますな。実際、昨年の来日公演でも、後ろの方のプルトは顔と名前の一致しない若手ばかりという状況だったし。お馴染みの古参団員の顔が、一人二人と消えていくのは寂しい限りだが、世代交代は世の習い。致し方ないことではある。
3人の中では、第5コンマスのシュトイデに注目。第4コンマスのゲーデ同様ドイツ人であり、かつ、「ウィーンで学んでいない」(はず)という経歴の持ち主。歌劇場オケ入団当時は、その弾き姿が、回りのメンバーとまったく異なり(非常に"硬い"イメージ)、ずいぶんと違和感があったが、最近は、だいぶ周囲に溶け込んできた感がある(それでもゲーデほどではないが^^;)。今後、当団の中心メンバーとなる(ならねばならない)人物。より一層の精進を期待したい。
ところで、ヴァイオリンのフロシャウアーは、生粋のウィーンっ子なわけだが(国立歌劇場合唱団の指揮者だったヘルムート・フロシャウアー[ウィンナホルンアンサンブルの曲も書いている!]の息子とか)、ヴァイオリンを学んだのは、ジュリアード音楽院なのだそうだ(もちろん、元々はウィーンでレッスンを受けていたのだろうが)。ウィーンで学んでいないドイツ人のコンマス、ウィーンっ子だけどアメリカで学んだ人、オーストラリア人の首席ビオラ。「ウィーンで生まれ、ウィーンで学んだ人しかウィーンフィルの団員にはなれない」などという話は、最早「伝説」でしかないということでございますな。

※"ついで"の情報:ビオラのリーは、2ndヴァイオリンのベネディクト・リーの双子の弟だが、ちなみに、2人がこの世に出てきた時間差は28分とのこと(読者のHさんが、ご本人から聞いた話だそうなので間違いなし^^;)。当たり前だけど、この2人は"そっくり"でっせ!(もっとも、最近は、ベネディクトの方が髭を蓄えたりして、"変化"をつけてるようだけど)



1998年2月5日(木)号

●速報!'99年ザルツブルク・モーツァルト週間プログラム
など

当コーナーの"ネタ元"としてすっかりお馴染みのS氏@合奏集団不協和音指揮者が、お仕事でウィーン・ザルツブルク方面に出張。当地でのオペラおよびコンサートの模様をレポートしてくださった。その中から、当団に関連する部分のみをご紹介する。
なお、基本的には私信ゆえ、一般の方にはやや意味不明の語句もあるかと思うが、そういう部分には、できる限りで注釈を付けた(*部分)。悪しからずご了解いただきたい。
また、来年のザルツブルク・モーツァルト週間のプログラムについてもお知らせいただいたので、合わせて発表する。これは、おそらく日本最速(^^のはず。S氏、いつもどうもありがとうございます。

転載メール:ここから-----------------------------------------

まず、視力の低下は如何ともしがたく、いつもの位置(*国立歌劇場5階立見席)からは一体誰が演奏しているのか全く識別できません。間違っているかもしれません。

1/26ストラヴィンスキー
いつもの配置。
3楽章の交響曲は多分ラルスだと思います。あとはほぼいつものメンツ。
シュルツ、Ob不明(3人の誰でもないと思う)、Cl不明(オッテンザマーか?)、あとシュテファン(*Fg:トゥルノフスキー)でした。
でも開始早々の分散和音みたいな跳躍の上の音は2つとも外してましたよ。ドキッ。
ここで休憩。
ここで世紀の大移動part1。
ムーヴマンはホルン降り番。ファゴットだけミュラーへ。
ところがこの人、早めに出てきて春祭のアタマをずーっとさらってるんだな。
4 度 上 で ! (Fから始まるって訳。)
ここでまた休憩。
世紀の大移動part2。
これが凄かった。
1)譜面台の配線をひきちぎりながらイスをドドっとどける。
2)ピアノを横倒しにし、足やペダルを引き抜き台車に載せて運び出す。
3)イスを並べる。後ろホルン8、中クラ・ファゴット10、前フルート5オーボエ3で、コーラングレ2は例によってオーボエの前。中列の混雑状況は異常。
ホルンの配列はこの場合87651234でしょうか?(*客席側から舞台側に向っての意)
すいません1番が判らない。トムベックjrに見えるが、、、ラルスは3番。
ファゴットはシュテファン、という事は、ミュラーは4度上をラクラクさらってプレッシャーかけてたのかな? そのミュラーは3番。
と思ったらコンマスがキュッヒルに代わっている。これだけは上から良く分かる。(*非常に良く分かる表現^^;)
事故はありました。第2部の難所で2ndVnが飛び出し、その数秒後にチューバが飛び出し、こりゃスペイン事件の再演か(*当コーナー1月24日号参照)と思ったけど、後は上手く行った。
事故の原因は指揮者の「振りすぎ」?
この人(ハラシュ)幾何学的な棒は振れるんだけど右端に行った時が安定しないので安心して弾いていながら実は突然の不安が発覚し動揺を誘う、といったタイプ。
空いていたので私はいつもの位置の左右10mを縦横無尽に利用して鑑賞した。
どころか春祭では右端前席で見おろし鑑賞に及んだ。
でもこの位置からでも奏者の顔は識別できない。視力は本当に0.1以下か?
これまでこんな事はなかったので、オペラグラスを忘れたのが悔やまれる。

1/27後宮
バイエルン型の配置。すなわち管が全部右側。
これがモーツァルト・ロッシーニでは標準型説もあり。(*たぶん標準です)
で、私はあわてて左へ。
今日も左右10mが占有状態。
シュルツ、ボイジッツ、シュミードル、シュテファン、だと思う。
違ったらゴメン。今日のザルツ遠征組は一体誰なんだ?
ホルンはラルス抜き。昨日の彼とも違う、という事はロナルド? に見えない事もない。
演出が良い。途中でピッコロと打楽器が狂ったように出て行くのでどうしたのかと思ったらちゃんとコスチュームにメイクまでしてステージ上で演奏していた。( これが別人だったらそれこそすごい演出だ?)
それが2度3度。行ったり来たりで着替えもご苦労様。
オケはハーガーのいつものとおり。悪くはないがつまらないぞ。
4プルトのSサイズ。キュッヒル。
歌手は巨漢オスミンの一人勝ち状態。
中の上以上の日常業務だと思ったが、拍手が少ないのが残念。
ハーガーが出てきた時にはもうピットには誰も残っていなかった。当然か?(*ハーガーに対するオケの姿勢の表れ?ちなみにいつもこう^^;)

1/29ウェルザー・メースト/VPOwithペライア(祝祭大劇場)
私が高校生の時に演奏したJCバッハの些細なシンフォニアを、5プルトのVPOで聴けるとは! これこそ正夢。
ガブリエル、ホルンは右ひじつく人。春祭と同じ人みたい? でも春祭の時は右ひじをつくスペースは全く無かったが。(*"右ひじつく"と言えば、トムベックでしょう)
2階の右スミの中段で、またしても視力検査状態。ヒンク。ミューラー。
ペライアの時に「事件」は起こった。
これは私が不協和音でこの手の曲をルーテル(*不協和音の演奏会場であるであるルーテル市ヶ谷センターのこと)場合に避けてとおれないと踏んだ配置と同一なのである。
すなわち弦は左から高い順に。
で、チェロの客席側に木管5人!(前列フルートオーボエ、後列ファゴット)
弦の中央後ろに左トランペット、右にホルン。
私の席はちょうど背中になってしまうので残念だったが、この配置は木管がとおる。
しかしペライアは上手い。きれい。ルールにも則っている。
モダン・モーツァルトのピアノでは随一だろう。
次にメシアン。これだけのためにあとフルート2オーボエ2クラ4ファゴット2ホルン2打楽器4が必要になった。
VPOのナマメシアン初体験。
しかし音が連鎖せず、メシアン的ぬめりが出てこない。
何となく全音符だけで出来ているウェーベルン風。
不得手なんだろうな。
最後は得意のモーツァルト。
ウェルザー・メーストは良く考えられた音楽の作り。生きは良いがこの程度の刺激では満足しない。もう少しくっきりと弾ませられないものか?
非の打ち所は無くても満足からはやや遠い演奏。
頭が良さそうだが控えめな性格で、運動も得意そうでいて器械体操とかは全然ダメ。
という演奏で、言いたい事が上手く伝わらず、バネの方向も限られている、、、
と思ったら、満席の聴衆が大拍手。期待票も入っていると見たが。

既に来年の予定が発表されたので、VPO関係を次に。

その前に、5/30〜6/01のバロック音楽祭(PFINGSTEN)に唯一古楽器でない演奏団体として参加するのがVPO。曲も珍しい。

May.31,11:00,Grosses Festspielhaus
Pergolesi:Confitebor tibi domine
Porpora:Salve Regina
Pergolesi:Missa F-Dur "Per Sant'Emidio"
Wiener Philharmoniker/Muti
Arnold Schoenberg Chor, Rost, Kirchschlager

では、モーツァルト週間’99

Jan.23,19:30,Grosses Festspielhaus
Mozart:Serenade D-dur KV203 mit dem Marsch KV237
Mozart:Rezitativ und Arie fur Sopran "Misera,dove son!"-"Ah!non son io che parlo"KV369
Mozart:Arie fur Bass "Mentre ti lascio,o figlia"KV513
Missa C-Dur KV317 "Kronungsmesse"
Wiener Philharmoniker/Hager
Salzburg Bach Chor, Banse, Holzl, Azesberger, Widmer

Jan.26,19:30, Grosses Festspielhaus
Mozart:Sinfonie F-Dur KV130
Mozart:Konzert c-moll fur Klavier und Orchester KV491
Haydn:Sinfonie Es-Dur Hob.1:103 "Mit dem Paukenwirbel"
Wiener Philharmoniker/Norrington, Zaharias

Jan.29,19:30, Grosses Festspielhaus
Beethoven:Ouverture zu Collins Trauerspiel"Coriolan"
Beethoven:Konzert D-Dur fur Violine und Orchester
Mozart:Sinfonie Es-Dur KV543
Wiener Philharmoniker/Harnoncourt, Zehetmair

Jan.30,19:30, Grosses Festspielhaus
Mozart:Sinfonie D-Dur KV504 "Prager Sinfonie"
Mozart:Sinfonie C-Dur KV425 "Linzer Sinfonie"
Mozart:Sinfonie g-Moll KV550 (2.Fassung mit Klarinetten)
Wiener Philharmoniker/Muti

充実してますね。ニュースで使ってください。でもチケットは高いですよ。

-----------------------------------------ここまで

◎ニュースのツボ◎

当団の通常公演での「春の祭典」。聴いて(見て)みたいっす。結構頻繁にやってはいるようだから、いつかは行き当たるかとも思ってはいるのだけど...。何せ、私の「春祭」"初体験"は、マゼール&当団のレコード('74年録音)ですからね(こういうヒトも珍しいやね^^;)。私にとって「春祭」の"デフォルトの音"である当団で聴いてみたいのですよ、ぜひとも。
それにしても、ピット内の"世紀の大移動"の様子。ドタバタぶり(大雑把ぶり?)が目に浮かびますなぁ。これもナマを見てみたい!
一方、来年のモーツァルト週間のプログラムは、確かに充実ですね。アーノンクールとムーティが連日でモーツァルト(およびベートーヴェン)を振るなんて夢のよう。でも、あれだよね、まったくスタイルの違うこの2人に付き合うことを考えると、オケも大変だ。もしかして、アーノンクール班とムーティ班にメンバーが別れてたりして?(あながちない話とも言えんな...^^;)



1998年1月31日(土)号

●当団、モーツァルトで汚名返上!?

"情熱の国"(^^;スペインでは「出て行け!コール」を食らったらしい当団だが、"ご当地"ザルツブルクでは、オハコのモーツァルトを「完璧」に演奏。見事"汚名返上"を果たしたらしい。
以下は、その模様をお知らせくださったシュツットガルト在住のS氏からのメールである。

転載メール:ここから-----------------------------------------

さてさて、マドリードではさんざんな目にあった貴団のようですが、私は1/27にザルツブルグのモーツァルト週間で貴団を聴いてきました。
指揮はMutiでモーツァルトの39番、ディベルティメントの1番などでしたが、これがまさに「完璧」な出来で天国のモーツァルトもさぞお喜びだろう、という素晴らしい演奏会でした。特に39番の4楽章はこの世のものとは思えない素晴らしさ。1楽章も思わず拍手をしてしまいそうな出来だった上に、ディベルティメントはまるで全体がある大きな意志の元に完全にコントロールされたような解釈、そのうえ楽器間の音色の違いを感じさせない(まるでひとつの楽器で低音から高音まで弾いているような)演奏でした。
これぞモーツァルト!!
私がVn弾きなので弦楽器中心の感想ですが貴団は本当に素晴らしかったですよ。
エンジンのかかりが遅い傾向もこの日はなく出だしからハイテンションでずばぬけた凝縮力をみせていました。
そうそう、ホルンですが、髪の短い精悍な顔立ちの若者と頭のはげたしろいひげづらで眼鏡をかけたおじいさんでした。名前は分かりませんので権威のVolkerさんに推定していただくということで・・・

-----------------------------------------ここまで

◎ニュースのツボ◎

Sさん、遠路遥々(^^;のお知らせ、ありがとうございます。
滅多に演奏しない「ボレロ」に比べれば、当団にとってはまさに"自家薬籠中"のモーツァルト。メンバー諸氏、さぞかし気持ち良く演奏したのでありましょう。結果、「完璧」なモーツァルトだったとのことで、ほんとに何より。まぁ、オハコのモーツァルトがボロボロで、"ご当地"ザルツブルクでも「出て行け!コール」を食らうようになっちまったら、いよいよ当団も"オシマイ"ですけどね(^^;
ところで、ホルンのメンバーですが、"権威"(爆)の見立てとしては、「髪の短い精悍な顔立ちの若者」(要は"ネオナチ顔"ってことでしょ?^^;)はラルス(シュトランスキー)、「頭のはげたしろいひげづらで眼鏡をかけたおじいさん」はゼルナー氏といったところです。まぁ、9割方間違いないでしょう、コホン(自信満々^^;)。でもねSさん、ゼルナー氏はああ見えてもまだ52歳なので、「おじいさん」というのは、ちと可哀想かなと...(^^;



1998年1月24日(土)号

●当団に「出て行け!」コール

1月21日付ロイター通信社配信記事によると、20日、スペインのマドリッドで行われた当団公演(マゼール指揮)が大荒れになったとのこと。
この日最後の曲目「ボレロ」において、まずオーボエが音を外したところ、それにつられるようにホルン、トロンボーンもミス。演奏後、会場は「出て行け!」「出て行け!」のブーイングの嵐となったらしい。

◎ニュースのツボ◎

「Yahoo Japanのニュースコーナーに"悲しい記事"が出ています」との通報を読者のT氏から受け、さっそく見てみたら上のような内容だったと...。
しかし、「出て行け!」コールとはすごいね>スペイン人。さすがラテン民族は違う。これだけ荒れるってことは、よっぽどの「やっちまった」だったんでしょう、きっと。でも、「音外したくらいで激怒すんなよ」って気もするんだけどね、農耕トーホグ人としては(^^;
ところで、「ボレロ」に詳しい方なら、この記事、ちょっとヘンであることがわかるはず。そう、「最初にオーボエが音を外した」ってとこね。だって、「ボレロ」にはオーボエのソロがないんだから。正確には「"オーボエダモーレ"が音を外し…」だったんだろうけどね。ん?でも待てよ、案外裏にまわっているオーボエが音を外したのかな。で、ホルンもトロンボーンも、ソロのところではなくて、裏にまわったところ(例のボレロ音形とか)を同じように外したと。それが「許せん!」とマドリッドの聴衆は怒ったと。だとしたら、マドリッドの聴衆ってすごいレベルだな。やはり侮れんぞ、スペイン人!(何言ってんだか^^;)
しかし、新年一発目のニュースがこれじゃぁねぇ>トホホ...


★2月20日(金)付続報!

「音楽の友」掲載の「海外レポート」(山崎睦氏)によると、「ボレロ」でソロをトチったトロンボーン奏者は、当団メンバーではなく、エキストラとして参加していたバイエルン放送響の団員だったとのこと。
オケ全体に「やる気」が感じられなかったところに、終演後、指揮のマゼールが、ミスをしたメンバーを含めて、ソロをとった個々人を起立させたために、それを「挑発」と受け取った一部の聴衆が激怒。ブーイングと「出て行け!」コールとなったらしい。
一方、自慢の"おらがオケ"が大変な扱いを受けたことに、地元オーストリアも騒然。帰国する当団を、わざわざ空港に出迎えた上で"真相"を取材したマスコミもあったらしく、ちょっとした「事件」として報道されたようだ。
しかし、いくら「オーストリア最高の輸出品」と呼ばれているとは言え、自国のオケがブーイングを食らったことが"ニュース"になるってのは、「さすが」と言うべきか。



home「フォルカーの部屋」ホームページ