ウィンナホルン吹いてます!

−第2回−


一緒にウィンナホルンを楽しんでいる仲間たちをご紹介するこの企画。
約1年ぶりの第2回目は、合奏集団不協和音の面々です。

不協和音

'98年5月17日の第38回演奏会へ向けて練習中の合奏集団不協和音。今回は、ベートーヴェンの「英雄」がメインプログラムなのだが、その演奏メンバーがこの4人である。左からアシスタントの秋元氏、1番の藤本氏、2番の私、そして3番の植田氏。ちなみに(と今さら言うまでもないが^^;)、この左からアシ→3rdという並び順は当日の着席順でもある。使用楽器は、藤本=ユングヴィルト、秋元・植田=アトリエ・ハーロー、私=ヤマハ。
1番を吹く藤本氏については、当ページでも事ある毎に触れてきたし、ここでも簡単にご紹介しているから、改めて詳しくは触れない。とにかく、日本において、最も長くウィンナホルンを吹き続けている、わが国ウィンナホルン界(そういうものがあれば^^;)の重鎮である。
その藤本氏と、現在、静岡県の某オケで一緒に活動しているのが秋元氏。氏のウィンナ歴も長く、もう十数年に及ぶはず。ヤマハの初期モデル(YHR-801)も所有する、相当の"好き者"(失礼!)である。
この中で最年少は植田氏。アトリエ・ハーローに通い、楽器作りにも精を出す氏のボーゲンは自作品。また、所有していたフレンチホルンを売り払って、ウィンナ一本でオケ活動して行くことにしてしまったというように、その「志」は、イマドキの若手ホルン吹きには見られない高さ。「こだわり派」のおじさんたちとしては、同じマインドを持つ彼が実に頼もしい限りだ。

こういうメンバーで吹く時の楽しみは、パートしての「"音"のあり方」に尽きる。お互いの頭の中にある音のイメージが共通だから、何の打ち合わせをしなくても、当団ホルンパートのような(あくまでも「ような」^^;)音を作れる。これは、ウィンナホルンをオケの中で吹く上で非常に大切なポイントであり、それを実践できることは、大変な喜びでもある。
今回の演奏会は、ホルン会大活躍の「エロイカ」がメイン。単に「ウィンナで吹いた」ということではなく、「ウィンナだからこそ」という音、お客さんに「ああこれだ!」と満足していただける音、を作り出したいものだと考えている。それができるメンバーだとも思うしね。


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