ホームページへ
YAKKYさんの質問状

[ ] [ ] [] [ホーム] [サイトマップ]


おすすめ 本日更新の新作サイト Vol.1 おすすめ 本日更新の新作サイト Vol.2
おすすめ 本日更新の新作サイト Vol.3 おすすめ 本日更新の新作サイト Vol.4
おすすめ ★★ 今すぐ見たい方はココ!!★★

97年12月、YAKKYさんからの依頼で、フォーカス編集部へのメールを転載しました。フォーカス掲載の件は隠し撮りの体裁をしたやらせで、店の宣伝の側面があったのではないかとも今では言われています(真相は不明)が、当時の私たち(インターネットが縁で集ったジャンジャンファン)の気持ちや雰囲気をよく表しているので、再掲載させていただきます。YAKKYさんの性格や行動力のある点などがわかり、YAKKYさんファンにも興味深い内容かもしれません。
なお、フォーカス編集部からの回答はありませんでした。また、ジャンジャン摘発事件についてもフォーカスは報道していなかったように思います。
以下の記事は当時の原文通りです。(99. 7.12)


YAKKYさんからのご依頼で、フォーカス編集部へのメールを転載させていただきます。
 私個人として情報を発信する立場で言わせていただければ、たとえばいただいたメールの内容や女の子のプライベートな情報をどこまでHPに公開するかということは、常に悩まされる問題で、後で間違ったと思うことも少なくありません。新聞記事の公開など著作権、肖像権の問題もあり、偉そうなことをいえる立場ではないのですが、今回はYAKKYさんの気持ちの整理にもなるということなので、原文そのままで掲載させていただきます。

 なお、少年の顔写真掲載や、インターネットでの関連情報公開、新聞社の圧力(?)などについての問題には、個人的に非常に興味を持っていて、意見もあるのですが、ここでは割愛させていただきます。

 このメールについて、フォーカス編集部から何らかのリアクションがあれば、このサイトで公開させていただきます。なにかご意見がある方もぜひメールをお願いします。


YAKKYです、こんばんわ。

今日は一つお願いがございます。
phoenixさんのHPにそぐわない内容かもしれませんが、下記のメール、もしできましたら、HPになんらかの形で公開していただけないでしょうか?
(もちろん、あくまでphoenixさんがご了承していただければの話ですが・・・。)
まことに勝手なお願いで申し訳ありません。
私の一人よがりなのですが、どうしてもできるだけ多数の皆さんに聞いていただきたいと思いました。
その内容をメールいたします。

phoenixさんの11/16「J2は再開しない」という情報で絶望してしまった私はフォーカス編集部に質問&抗議のメールを送付してしまいました。
その後、同様のメールを3回にわたって送付しましたが、12/5現在、フォーカス編集部からの返事は帰って来ません。
(もちろんこのメールは本名で出しました。)
よってこのメールを公開いたします。
そしてマスメディアについて皆さんに少し考えていただければ幸いと思います。

【フォーカス編集部にあてたメール】

「拝啓
フォーカス編集部殿
3度目のメールを送付致します。
フォーカスは創刊の頃から、読んでいる読者の1人です。
創刊の頃の写真と辛口の文体が好きであった私にとって
最近のフォーカスはメジャーな一般大衆紙となってしまい、
写真だけが語る圧倒的な表現力、
写真が物語る無言の物語が感じられなくなり少し残念です。
 その不足分を、文章で補わなければならない。
そういった悪循環を重ねているように感じてしまいます。

またフォーカスが一般紙である以上、ある種の報道倫理というのも
必要なはずです。
しかし現在のフォーカスの報道倫理について、一抹の疑問を抱かずには
いられません。
一般大衆には知る権利と共に、知らないでもいい権利もあるはずです。
知らしめる意味を持たない情報を掲載し、
そのために起こるであろう事象に対しての責任は取らない。
それでは魔女狩りと同じです。
誰かに情報操作されて、踊らされる危険性を感じます。
このような事は、私が申すまでもなく当然周知の事とは存じますが、
もう一度、一般写真雑誌という分野の範疇において
何が大切なのか、また何が必要なのかを再確認していただければと思います。

さて具体的に2〜3質問したいので、フォーカス編集部の公式回答を
頂ければと思います。

10月22日号p.8〜9のフォーカスWIDE
「店の前に大行列「日本一過激」なピンサロ」の記事について質問致します。
【質 問】
@店側に写真・記事の掲載許可は取ったのでしょうか?
Aこの写真は盗撮によるものでしょうか?
Bある外部からの情報を元に、この記事は取材されたのでしょうか?
Cこの情報を採用するにあたって、一般大衆に知らしめる必要がある記事と
 解釈されたのでしょうか?

どうもこの記事は、この時期に出てくる話題として
そぐわないような気がしてならないのですが。
ご回答のほど宜しくお願い致します。なお、メールを希望します。

<以下3度目のメールにのみ記述した部分>

なお、11/17、11/25に引き続き12/2の今日、
3度目の質問ですので、もしご回答なき場合は、
@店側に写真・記事の掲載許可は取っておらず、無断掲載である。
Aこの写真は盗撮によるものである。
Bある匿名の外部からの情報を元にこの記事の取材をした。
Cこの情報を採用するにあたって、一般大衆に知らしめる必要がある記事と
 解釈した。
とフォーカス編集部が判断されたものと解釈致します。
ご回答のほど宜しくお願いいたします。
敬具」

 もちろん、このメールに対してフォーカス編集部は答える義務はありません。
しかし、まったく無視している編集部には、少なくとも一大衆の声に耳を傾けようとする真摯な態度は見受けられません。
報道倫理を取り違えたマスメディアは、何の力もない一般大衆にとって暴力以外の何者でもないと感じます。
 特に現在のフォーカス編集部は、例の酒鬼薔薇聖斗の顔写真を載せるなどといった、世間一般の常識では考えられない報道倫理を持ち合わせているようです。
一般大衆に知らせる必要のない情報、でも人間の裏の部分にある知りたいという真理を逆手にとった、現代の魔女狩り、その英雄気取りの根底にある偽善さを感じずにはいられません。
そのくせ暴力を受けたものの痛みには、まるで責任を感じていない。
こんな事がまかり通ってよいのでしょうか?
 あるいは私が偏った考え方をしているのかもしれません。
元来私はある側面だけを見て批判するような事は、フェアでないし好きではありません。

 でも想像してみてください。あなたの大切な家族や友人、あるいは恋人が何かの事件の疑いで、ある日ある雑誌に突然顔写真入りで
掲載されたとしたら・・・。
その傷は一体何によって癒すことができるのでしょうか?

このメールの公開はフォーカス編集部に対する私のささやかな抵抗です。
自己満足でしかないのかもしれません。
でもおかしい事は、おかしいとはっきり言う。
そう言った声が出す事が必要なのだと・・・。
それが今回のJ2事件に対する私なりのけじめの付け方です。

 最後に、正確な言葉は忘れましたが、私の好きなノンフィクション作家である沢木耕太郎の取材姿勢で私が記憶している事を記しておきます。
「私がまず第一に考える事は、もしこの記事が載った場合、取材した人に不利にならないかどうかという事である。
どんなにニュースバリューがあろうが、どんなスクープだろうが、本人が痛みを感じるような状況になるのであれば私はこの記事を絶対に載せない。
どんな事があろうが絶対に・・・」

P.S.
インターネットで何かを発信している私達も、特定の人々を誹謗・中傷するようなアンフェアは事はしないように気をつけてゆきたいものです。