フリーの ECMAScript インタプリタ。 
Java で記述された JavaScript インタプリタ。
 
 
言語拡張 - BasicIO、 BasicIOw、BasicIOs

BasicIO、BasicIOw、BasicIOs

対話式インタプリタプログラムでは、 拡張 BasicIOBasicIOwBasicIOs のうち 1 つが 必ず読み込まれます (ただしインタプリタがユーザーのプログラムで 起動された場合はこの限りではなく、必要に応じて読み込むことができます)。 これらの拡張は (標準出力への) 基本的な出力や、基本的なメッセージ表示、 ユーザープロンプト、ファイルの読込、プログラム終了のサポートを提供します。 唯一の違いは、alertpromptconfirm の各関数に、 BasicIOwBasicIOs はウィンドウを使い、 BasicIO は単にコンソールを使うということです。 BasicIOwAWT ベースのプログラムと使うためのもので、 BasicIOs は Swing ベースのプログラムと使うものです。 AWT と Swing は相性がよくないので、誤ったバージョンを 使うと様々な問題の元になります! 対話式インタプリタを使う場合は、 オプション -w を使うと BasicIOw が、 オプション -s を使うと BasicIOs が読み込まれます。

BasicIOBasicIOw では以下のグローバルオブジェクトと ルーチンが定義されています。

alert (メッセージ)
[[alert]] メッセージをエラーストリームに書き出します。
confirm
ユーザーに確認を求めます。
exit(ステータス)
指定したステータスで終了します (System.exit() を使うのでプログラムが 強制終了されます!)。
load (モジュール名)
プロパティ FESI.path (プロパティが定義されている場合) または クラスパス のディレクトリや Jar/Zip ファイルでモジュールを検索します (拡張子 ".es"、".esw"、".js" が付加されることがあります)。実行時にそのモジュールを読み込んで 内容を評価します。
prompt (質問文, [デフォルト])
デフォルトの文字列を示してユーザーに情報の入力を求めます。
write(...)
引数を現在の出力ストリームに書き出します。
writeln(...)
引数を現在の出力ストリームに書き出し、改行します。
document
HTML ファイルを展開した際の JavaScript との互換性のために用意されたオブジェクト です。
document.close()
HTML ファイルを展開した際の JavaScript との互換性のために用意された ダミールーチンです。
document.open()
HTML ファイルを展開した際の JavaScript との互換性のために用意された ダミールーチンです。
document.URL
処理されている現在のファイルです (インタプリタで定義されていれば)。
document.write(...)
write と同じです。
document.writeln(...)
writeln と同じです。
window.alert (メッセージ)
alert と同じです。
window.confirm
confirm と同じです。
window.prompt (質問文[, デフォルト])
prompt と同じです。
document および window オブジェクトは、 ブラウザでも FESI でもテストできるスクリプトを書きやすくするだけの ためのものです。機能として "window" (ウィンドウ) や "document" (ドキュメント) を 保持しているわけではありません。
 


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最終更新日 (原文): 1998 年 7 月 12 日
(翻訳): 1999 年 4 月 1 日