=========================================== 連番リスト作成マクロ 取扱説明書 ------------------------------------------- TfRemban.a Ver.0.50 for Script-A' =========================================== Presented by 夏鰯 (このファイルは Dino で「アウトライン表示」させて読めます) * はじめに 連番作成マクロをダウンロードしていただきありがとうございます。 このマクロは、1 行 1 項目のかたちで続く連番リストを作成するものです。 機能は単純ですが、その分かんたんに使えるように設計してあります。 * 動作環境 作者は DinoX v1.07.1 でしか動作確認していないのですが、 それ以外の Dino/DinoX でも動くと思います。 akira32 はちょっと自信がないです (いま手元に資料がないので)。 「動いたよ」という方は、作者宛てにご一報くださるとありがたいです。 * こんなときに使ってください 誰にでもあるシチュエーションではないですが、Dino をいろいろと 使っていると、同じ形式の連番リストを作ることがあると思います。 例えば、CD の曲リストを書くとします。 #1 : DISSIDENT #2 : RELEASE (Live) #3 : REARVIEWMIRROR (Live) #4 : EVEN FLOW (Live) #5 : DISSIDENT (Live) #6 : WHY GO (Live) #7 : DEEP (Live) これくらいの長さなら全部手で入力しても、まぁ大丈夫。でも、 よくみると それぞれの行の内容がほとんどおなじですね。 これがもし数十行、数百行だったら、キーボードを打ちながら 「さっきから同じようなことばかり入力しているなー」と イヤになること間違いなし。 そんなあなたにお勧めするのが、この連番リスト作成マクロ なのです。 * 使い方 このマクロの使い方は、 1. 定型部分を先に入力する。 2. マクロを実行する。 3. マクロの質問に答える。 これだけです。 先ほどの例をもう一度見てみましょう。 #1 : DISSIDENT #2 : RELEASE (Live) #3 : REARVIEWMIRROR (Live) #4 : EVEN FLOW (Live) #5 : DISSIDENT (Live) #6 : WHY GO (Live) #7 : DEEP (Live) ** 定型部分を入力しよう どの行も、 #番号 : 曲名 という形ですよね。そこで、このうち、どの行にも共通する部分だけ 入力してください (1 行だけで OK です)。 # : コロン (:) の前後のスペースもお忘れなく。 ** マクロを呼び出そう 「数字を入れたい場所」にカーソル (キャレット) を置いてください。 今回の例でいえば、シャープ (#) のすぐ右になりますね。 そして、いよいよ、TfRemban.a を実行します。 デフォルトメニューでは、「ツール」の「名前を指定して実行」で 実行できます。 気に入ってくださったら、メニューに登録したり操作キーを割り当てて ください。サクッと使えてさらに簡単になります。 ** 番号を指定しよう マクロを実行すると、何番から何番までのリストを作成するかを 聞いてきます。 「連番の開始番号を入力してください」 「連番の終了番号を入力してください」 そこで、それぞれの数字を入力します。今回の例で言うと 「1」番から「7」番までになります。 半角でも全角でも大丈夫です。 これでおしまい。 ずらずらっと連番リストが作成されます。 #1 : #2 : #3 : #4 : #5 : #6 : #7 : あとは、それぞれの曲名を入れてやればおしまいです。 * こんな機能もあります ** 数字の桁は自動で揃えます 先ほどの例では 1 番から 7 番までしかなかったので問題になりませんでしたが、 これが 1 番から 10 番だったりすると、桁のずれも気になりますよね。 このマクロでは、ちゃんと桁を揃えます。1 から 100 だろうと、 -2384 から 31948 だろうと、ちゃんと揃えます。 ただし、現在のバージョンでは右端を合わせるだけなので、符号の位置は 揃いません。 ** 負の数も使えます 前のところでちょっと書きましたが、負の数も使えます。 ** 昇順・降順の両方に対応 先ほどの曲リストのように数字が増えていく (昇順) ほかに、 逆に減っていく (降順) リストも作成できます。 マクロが開始番号と終了番号を聞いてきたときに、開始番号の方が 終了番号よりも大きければ、降順で作成します。 * うまく使うコツ このマクロを上手に使うには、定型部分を書くときに、完成図をうまく 思い描くのがコツです。 さっきの曲リストのような場合、コロン (:) の後にスペースを入れるのを ついつい忘れそうになります。しかし、これを忘れると、結局すべての行に 手でスペースを入れるか、マクロの実行からやり直しになってしまいます。 また、1 番目の曲以外は最後に「(Live)」とついているので、これを 定型として入力してしまい、1 番の曲だけ削るという発想をすれば、 入力の手間はさらに減りますよね。 というわけで、結局のところ、どうすれば要領よく手を抜けるのかを 考えるのがコツです。 * 今後の予定 このマクロの改訂版を出すかは、いまのところ決めていません。 出すとしたら、こんな機能をつけるかもしれません。 番号がひとつおきの連番リストを作る機能。 「11.1」「11.2」のような少数形式の連番リストを作る機能。 漢数字で連番リストを作る機能。 * 連絡先 お使いいただいてのご意見ご感想や動作報告、「こんな風に 改造してみた」などなど、メールでお寄せいただけると うれしいです。 夏鰯