6時半
まだ暗くなるには十分な時間
高層ビルのあかりをみつめていた
背中をまるめたサラリーマン
ポケットにふたりで手をいれている彼女と彼
でもすぐだよ
きっと
とても近くに
ほんのすこしの情熱をもって
曇った電車のまどを
もう一度ぬぐって
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