流れる雲を追いかけて









流れる雲を追いかけて
どれだけ歩いたのだろう


初めて歩く道なのに
道行く人はどこかで見た
人と何かが似ている




手のひらには少しの夢を乗せ
こぼれそうになれば立ち止まり



両手ですくいながら
すれ違う人に会釈する




はっと気付き、振り返った先には
こちらを見てる人がいる




そして視線で会釈する






やっと出会えたね







Lives