◆YKK

自民党の山崎拓(Y)・加藤紘一(K)・小泉純一郎(K)のトリオのこと。もしくは彼らが率いている「グループ新世紀」を指す場合もある。
YKKは現在自民党内では主流派の代表格で、特に加藤紘一前幹事長は将来の総裁候補として有名である。


◆投資信託

ビッグバンによって一躍脚光を浴びた金融商品。
顧客から集めた資金を国債・社債・株式などで運用するが、銀行預金と根本的に違うのは、元本が保証されていないところ。アメリカでは空前の株式高騰も手伝って毎年10%以上の利益を出しており、文字通り全米大ヒット。ハリウッドのごとく日本に上陸。しかし、ロシア危機以来、その好調にもかげりが見え始めている。
安全度・利回りにより、RR1〜RR5に区分される(RRはリターン・リスクの略)。RR1が一番安全だが利回りは低く、RR5は一番儲かる可能性があるが危険も一番。賢い使い方は、RR1とRR3とRR5を組み合わせるなどして、分散して投資すること。ただし、このRR1とかは投資会社が独自に設定したものである。

各行の投資信託販売状況はこちら


◆デリバティブ

ヤクルトなどの一連の不祥事に必ず顔を出し、おかげですっかり悪者のイメージがついてしまった金融商品。
しかし、本来は為替変動のリスクを避けるために存在すると言っても過言ではなく、実際石油会社やマクドナルドなど、円とドルのレートなどが経営に大きく影響を与えるところでは、円とドルの先物取引でリスクを最小限に抑えている。


◆党三役

自民党用語。幹事長・政調会長・総務会長のこと。
現在は幹事長:森喜朗(三塚派)、政調会長:池田行彦(宮沢派)、総務会長:深谷隆司(旧渡辺派)。ちなみに前の三役は、幹事長:加藤紘一(宮沢派)、政調会長:山崎拓(旧渡辺派)、総務会長:森喜朗(三塚派)。見れば分かるが、キレイに四派閥で分け合っている。(総裁は橋本小渕で、両者とも小渕派所属)

党の方針を左右する役職で、閣僚よりも影響力は大きい。前回の三役は実力者揃いだったが、今回は割と小粒。


◆FRB(米連邦準備制度委員会 Federal Reserve Board)

アメリカの金融の大元締め。日本銀行に相当する連邦準備銀行(Federal Reserve Bank 全米に12行ある)を下部組織に持つ。
現在の議長はグリーンスパンさん。どこぞの日銀総裁とは違い、アメリカでは絶大の信頼を得ており、この人の一言は金融市場に大きな影響を与える。


◆IMF

国際通貨基金(International Monetary Fund)の略。
一連のアジア通貨危機で、各国に融資するとともに財政政策にも介入し、一躍有名になった。
ただ、各国の事情などを無視した政策や、強引な緊縮政策であまり評判は良くないみたい。


◆PKO

国際平和維持活動(Peace Keeping Operation)の略。地雷の撤去・難民の救助などの、紛争地域に対する支援行動のこと。
日本では村山内閣の時にPKO法が成立し、ゴラン高原などに自衛隊が派遣され、一時期物議を醸した。

関連用語:PKF(国際平和維持軍)


◆ASEAN(Association of Southeast AsianNations)

東南アジア諸国連合。
加盟国は、ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジアの9カ国。現在、ミャンマーを加えてASEAN10にする動きがあるが、ミャンマーが軍政であることを懸念する国もあり、審議中のよう。
筆頭格のインドネシアをはじめ多くの国がアジア通貨危機に苦しんでおり、これからどうアジアを再生していくかが課題。


◆幹事長【自民党、民主党、公明党、自由党、社民党など】

党務の最高責任者で、自民党のほか大抵の党に存在する役職。
特に自民党の幹事長は大きな影響力を持ち、歴代の幹事長を見てもビッグネームばかりである。ちなみに小沢自由党党首も昔は自民党の幹事長だった。
政党中心の選挙となる衆院小選挙区制度では、幹事長ポストに権限がさらに集中する傾向がある。


◆政調会長【自民党】

党の政策の最高責任者。正式名称は政務調査会長。自民党にしかないみたいです。
民主党では政策調査会長。


◆総務会長【自民党、民主党】

総務会の会長。党の意見をまとめるところ。平たく言えば党の中の国会。
自民党の場合、全会一致方式のため、党執行部と反主流派との争いの場になることが多い。


◆政務次官

事務次官と同じく省庁のナンバー2。こちらは政治家が就任する。
ナンバー2と言っても実際は1、2回当選の若手が就く場合は殆どで、また、書類決裁権などの権限がないため、わずかな例外を除いて殆どがお飾りである。
これではいかんということで、最近では政務次官により強い権限を与えた『副大臣制』を導入しようという動きが高まっている。


◆事務次官

大臣に次ぐ省庁のナンバー2で、事務方の最高責任者。官僚のトップ。
大臣は基本的にお飾りの場合が多いので、事務次官会議で決まったことがそのまま閣議で決定されることが多い。
慣習として、一期生ごとに一人づつ就任することになっており、その期の競争レースの最終的な勝利者ということである。負け組は早めに天下り。事務次官も退職後は関連分野に天下る例が多い。


◆三角大福中

政界用語。少々昔の話。
自民党の実力者で派閥のボスでもあった、三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の五人の頭文字をとったもの(ちなみに全員首相経験者)。
今の自民党の派閥はこの三角大福中の枠組みのまま現在に至っている。


◆小渕派

田中派→竹下派と来て、現在会長は小渕恵三首相。最大派閥。91人
他の派閥と違い、明確な理念を打ち出さないことで「数」を増やす特色がある。自民党の「数の論理」を地で行く派閥。いまだに竹下登氏の影響力が絶大。
竹下氏から小渕氏へ移行する過程で小沢・羽田グループが離反したが、いつの間にか最大派閥に返り咲き。
有名どころでは、橋本龍太郎前首相、野中広務官房長長官など。


◆加藤派(宏池会)

大平派→鈴木派→宮沢派ときて現在会長は加藤鉱一前幹事長。党内のハト派の代表格。第二位派閥。70人
有名どころでは、宮沢喜一元首相、河野洋平元総裁、池田行彦政調会長などが所属している。
最近、会長職を加藤氏に禅譲するかどうかで、河野洋平氏のグループといざこざがある様子。
官僚出身者やいいとこの出の人が多く、「公家集団」と揶揄されることも。


◆森派(清和政策研究会)

福田派→安倍派→三塚派と来て、現在会長は森喜朗幹事長。比較的タカ派が多い。第三位派閥。61人。
有名どころでは、小泉純一郎前厚相、三塚元蔵相などが所属している。
ちょっと前に亀井氏らのグループが離反。


◆村上・亀井派(志帥会)

中曽根派→渡辺派→旧渡辺派と来て、現在会長は村上参院幹事長(のはず)。党内のタカ派の代表格で、第四位派閥。60人
有名どころでは中曽根康弘元首相、与謝野馨通産相、江藤隆美などが所属している。
旧渡辺派はミッチーこと渡辺美智男氏の死去後、明確な後継者がおらず、中曽根氏らベテランと山崎拓氏らの若手が対立を続き、とうとう山崎派が独立。残ったベテランと森派を離脱した亀井グループが合体して誕生。反主流派の大連合。自民党の中で唯一憲法改正を謳っている派閥である。


◆山崎派

旧渡辺派から山崎拓前政調会長率いるグループが離脱して誕生。30人
有名どころでは深谷隆司総務会長など。あと、都知事選に立候補した柿沢さんもここにいた。山崎さんにとっては痛い誤算。
加藤派・森派と並び主流派の派閥であるが、少々人数が少ない。総裁ポストを狙う山崎さんとしては、盟友でありライバルでもある加藤氏に大きく水をあけられた結果に。


◆旧河本派

三木派→河本派と来て、現在会長は空席(のはず)。ハト派多し。
現在最小派閥であり、風前の灯火。


◆二世議員

お父さんも代議士で、その地盤を継いだ議員さんのこと。さらにおじいさんも代議士だった場合は三世議員と呼ばれる。四世はさすがにいないはず。でもいずれ出てきそう。
はっきり言って、二世・三世の方が選挙で圧倒的に有利であり、若くして有名な議員の大半は二世三世である。
有名どころでは、小沢一郎、橋本龍太郎、加藤紘一など。 三世では、小泉純一郎、鳩山由紀夫・邦夫兄弟が有名。


◆適齢期

結婚の適齢期ではなく、永田町用語(自民党用語)で閣僚の適齢期のこと。
ここで言う年齢とは当選回数のことで、3・4回当選で初入閣、6・7回当選で二回目の入閣となる。
適材適所という言葉をバカにしくさった用語。


◆ビッグバン

ホーキンス教授が唱えた宇宙発生説だが、政界では金融規制緩和のこと。橋本首相のときに提唱された。
このネーミングの発案者はミスター円こと榊原大蔵省財務官らしい。

金融ビッグバンの主なスケジュールはこちらをご覧下さい


◆政策新人類

先の金融安定化法案作成のときに、官僚に頼らず独自で政策を立案し立法化する議員たちを評した言葉。
代表的な議員は、自民党では石原伸晃氏・塩崎恭久氏、民主党では仙石由人氏・枝野幸男氏など。


◆フロムファイブ

この政党を覚えている人はかなりの政治通。
新進党解党の後、細川元首相らが集まってできた政党。「5人からはじめる」ということでこのネーミングになったらしい。
結成後すぐに民政党結成に参加し、さらにすぐ民主党に合流した。実際何ヶ月存在し、残りの4人が誰だったのか、私もすぐには思い浮かばない。というか、本人も覚えているかどうか怪しい。
新進党解党前後での党の離合集散を体言した政党。


◆ノンバンク

企業の倒産などに頻繁に顔を出す単語。どうしてもバブルのダークなイメージがある。
銀行などと違い、預金などを受け入れないで、銀行などからの借入金を元手に貸金業務を営む会社。消費者金融や質屋、クレジットカード会社、信販会社などのほか、破たんした住専もノンバンクに入る。だいたい全国に3万社くらい存在する。


◆政府委員制度

国会答弁の際に、大臣の代わりに政府委員と呼ばれる官僚が答弁する制度。
政治家の官僚頼みを助長し大臣の職務を曖昧にする、との批判から、最近では廃止論まで出ている。
昔ある政治家が「重要な問題ですので、官僚に答弁させます」と言って、日本中を失笑させたことがある。


◆誰がやっても同じ

無党派用語。用例:「政治家なんて〜」
これを言った時点でその人は国民失格。民主主義の理屈が分かっていない。
政治不信というよりはむしろ政治過信。


◆秘書がやったことで・・・

政治家用語。主に責任逃れの際に用いる。
一時期政治家になくてはならない用語だったが、選挙法の改正で秘書の行動にも連帯責任が発生したため、使えなくなってしまった。
今は「彼は秘書ではない」がブーム。