〜支部長のほげほげタイ旅行記〜
Ver5.01

19日(バンコク観光&夜の街編)

20日(ホア・ヒン海岸編)

支部長掲示板

■8月17日
いよいよ明日タイに向かう。準備は・・・全くしていない。これで本当に大丈夫なのか?

とりあえず準備をした気になるために、図書館でタイ語の会話の本を借りて家で見てみる。さっぱり分からない。勉強する気を根こそぎ奪う言語だなあ、これは。発音も子音母音も記述も難しすぎ。
フランス語やイタリア語などのヨーロッパ言語は英語の知識を少しは生かせるし、中国語は漢字を知っているので少しは分かる。しかし、タイ語はどちらにも属していないため、本当に一から勉強しないと駄目なのである。というわけで、諦める。

あと、近くの銀行にトラベラーズチェック(TC)を作りに行く。
30000〜40000円くらい作ろうと思っていたのだが、25000円のセットしかないそうなので、しょうがなく25000円分作る。
これで準備終了。

■8月18日
いよいよ出発の日。なのになんで私は仕事をしているのだろう?まあ、いいか。
12:30に仕事終了。その後同行者のSさんと合流して成田エクスプレスで成田に向かう。ちなみに料金は東京から2940円。めちゃくちゃ高いじゃねえか。全くJRめ許せん。というか、成田が遠すぎるという話も。
私に言わせれば、成田なんて僻地に国際空港がある時点でアウトオブプロブレム、お話にならないのである。国際化国際化と言ってどんなに国内を整備しても、門から玄関までが死ぬほど遠ければ誰も来ないに決まっている。しかも、成田はpublic(公共)の意味を全く分かっていない農民どもが反対して滑走路はいまだに一本である。滑走路が一本しかない国際空港があるかボケ。
こんなことを書くとよく反動主義者だとか、個人の権利が、とか言われるのだが、空港という問題に関しては国民全体の利害に関わる問題であり、欧米流のpublicに相当する。この場合、privateに固執し、publicを無視する人間は市民とはとても呼べないのである。それをどうも日本人及びマスコミは国家の横暴だとか、問題をすり替えて本質を曖昧にしてしまう。好きにしろという感じだ。

まあ、そんなことはさておき、成田に到着。ユナイテッド航空(UA)のチェックインカウンターに向かう。
列に並んで待つことしばし。一向に前が動かない。どうしたのかと思って前を見ると、おっさん三人組(たぶん教授)が何やらカウンターでもめている様子。私の推測ではダブルブッキングだか何かで、予定していた便に乗れないのだろう。UAの人が謝っていた。面白かったのは、教授三人組でもやはり役割分担があるということだ。むやみやたらと動き喋るタイプに、黙り込んでしまうタイプ、とりあえずまとめてみるタイプ。暇つぶしにずっと観察する。愉快だ。

その後ようやくチェックイン。チェックインを終えると、カウンターの人が「ビジネス席にご招待いたします」と笑顔で言ってきた。格安航空券なのになぜビジネス?よほどビジネスが空いていたのか?それとも支部長の人徳ゆえ?なんにしろ儲けものだ。こいつは縁起がいいや!

というわけで、ビジネス席に。ビジネスは初めての経験なものでちょっと緊張してしまふ。ここで格好良くノートパソコンでも出したいところだが、我がカバンにはビジネスらしいものは一切なし。ビジネスマンに囲まれ浮きまくる。へへへ。
機内で映画の上映をするとのこと。ワクワク。って、これ『恋に落ちたシェークスピア』やん!!もう見たって!嫌がらせ?

そんなこんなでタイに到着。入国手続きをいたしましょうか。カウンターにパスポートなどを笑顔で提示。されど、事務員無視。タイの人は無愛想だなあ。まあ、いいけど。その後手続きが完了すると、奴はパスポートをこちらに放り投げる。おいおい、いくらなんでもそりゃないぜ、セニョリータ。笑顔で返せとまでは言わないけど、普通に丁寧に返してくれよ。

◆支部長の勝手にタイランド◆
(このコーナーは支部長がタイで感じたことを、そこはかとなく、かつ無責任に解説するコーナーです。文責は負いません。あしからず。)

〜サービス事情〜
はっきり言ってタイの従業員は無愛想である。これはタイの人が愛想がない、というわけではなく、サービス業に対する意識の違いであろう。
日本では「お客様は神様」と言われるように、店員は笑顔で応対がモットーである。しかし、タイ人にはそういう考え方はないようだ。特に雇われの身である人間は官僚的で非協力的である。

結局のことろ、商業主義、資本主義の根幹は「サービス第一」という考え方なのだが、タイの人はどうも商業には向かないようだ。実際、タイの経済を握っているのは中国系の連中、即ち華僑であり、タイ人は相変わらず貧しい。
ただし、タイ人はビジネスを離れると非常に親切であり、気さくである。人種の差というのはなんとも面白いものである。

私はこの旅行中、そういうタイの日本とは違う点を発見するたびに「だから、タイは資本主義になれないんだよ」とお約束のように悪態をついたが、別に資本主義が素晴らしいとも思っていないし、タイが日本より劣っている国とは全然思っていない。それぞれの国にはそれぞれの持ち味がある。ただし、ギャグがないと死んでしまうボクなので、かなり多用した気がする。

入国手続きも無事終了し、あとは今日寝るところの確保と両替である。そう、実はホテルを予約しないで来たのである。現在の時刻23:45。テヘ。
まあ、予約する余裕はあったのだが、予約をしてしまうと行動がそれに縛られてしまうことと、タイはホテルの供給が需要を上回っており、予約をしなくても比較的楽に部屋が見つかることから、敢えて予約しなかったのである。いざとなったら空港ロビーで寝ればいいだけのことだし。

というわけで、まずは両替。TCはいちいち署名確認をするから時間がかかる。
その後Sとこれからどうしようか相談していると、「Hotel Reservation」カウンターの人に声をかけられる。安いホテルを探していると言ったら、ツインで一泊1500バーツ(B)とのこと。とりあえず、眠くて疲れていたのでそれにする。二泊するから1300Bにまけろと言ったら少し悩んだ後OK。ついでに朝食もつけてもらう。

◆支部長の勝手にタイランド◆

〜物価〜
現在1バーツはだいたい3.4円程度。だから、1300Bは日本円にすると4000円ちょいである。また私の経験上、タイの物価は日本の約1/3である。よって、タイの物価に×10をしたものが日本での物価水準に相当すると考えて貰いたい。
例えば1300Bのホテルの場合、日本では13000円のホテルに相当するのである。ジュースはたいてい10〜15B程度であるから、だいたいこの計算式で高いか安いか判断できる。ただし、食事だけはピンキリであった。

ちなみに今回支部長一行は一人30000円しか用意していない。バーツに換算すると9000B前後である。タイには8日間いるわけだから、一日に使えるお金は1000B強である。勿論ホテル代を含めてだ。少し考えたら恐ろしくなってくる。それを踏まえてこの日記を見ると結構愉快ですよ。追い込まれっぷりが。

ホテルも予約したので、タクシーで空港を出る。出入り口には観光客に群がる人で一杯で、それぞれ日本語・英語で書かれたプラカードを持って叫んでいた。
タクシーカウンターに目的地を言ってタクシーに乗る。タクシーの運ちゃんはどう見てもヤクザ、それも幹部クラスにしか見えないくらいドスのきいたおっさんだった。気の小さいボクは車内で震え上がる。それはさておき、移動中ヒマだったので、このおっさんの過去を勝手に想像してみる。

タイでも有名な暴力団に所属していた彼は敵味方から「マムシのデーン」と恐れられていた。しかし、シルビアと出会ってから彼は愛に目覚める。そして、愛のため、シルビアのために組織を抜けた彼だったが、当然組織の制裁を受けることに。そして、とうとう愛するシルビアも組織によって殺されてしまう。そして彼は復讐の鬼となる。たった一人で組織に乗り込み、血の雨を降らせ、復讐を遂げた彼だったが、足下で倒れている男が「フレデリカ・・・ごめん・・・」と呟いたのを聞き、自分の復讐がさらなる悲劇を生んでしまったことに気づき愕然とする。罪の意識と空虚感に襲われ思わず夜空を見上げていると、
「あなた・・・立ち止まっては駄目。希望を奪ってしまったのなら、これからの人生を希望を与えることに捧げましょう。私はいつでも貴方を見守っているわ・・・」
「し、しかし、俺のような極道者がどうやって人に希望を与えられるというのだ。」
「タクシーよ」
「タ、タクシー?」
「そう、タクシーこそ人に希望を与えるこの世で最も素晴らしい職業よ」
「そ、そうだったのか!よし、俺はこれからタクシードライバーとして生まれ変わってみせる!俺を見ていてくれシルビア!」
その時、『タクシードライバー』の曲が荒野に響き渡っていた。バック〜、オ〜ラ〜イ〜、バック〜、オ〜〜ラ〜イ♪

くだらん。あまりにお約束すぎて自分で失笑してしまうほど。そうか、運ちゃん。あんたもつらい人生を送ってきたんだね。とか心の中で呟いていると、ホテルに到着。300B。ちょっぴりボられた。ダメじゃん。
というわけで、チェックイン。深夜にテレビを見る。タイでも通販番組はやっていた。