Peru
Last update: Nov 21, 1998
1998年にペルーを旅行したときに撮った写真です。
ペルー
南米大陸の太平洋岸に位置する国です。
中央にアンデス山脈を配し、東側にアマゾンのジャングル地帯を、
西側に砂漠地帯と、変化に富んだ国土を持ちます。
有名なインカ帝国をはじめ、アンデスには、遥か太古より高度な文明が栄えてきました。
それらの遺跡が今もペルーには点在し、多くの旅人を魅了しています 。
●都市名にカーソルを合わせてください。
その都市の簡単な説明が見れます。
●都市名をクリックするとそこで撮った写真の一覧を見ることができます。
●ちなみに地図上の「PERU」の文字にカーソルを合わせると、このメッセージが現れます。
リマ
ペルーの首都です。大都市と呼んで良いでしょう。
セントロと呼ばれる旧市街にはスペイン統治時代の歴史的建造物が残されており、
ミラフローレスに代表される新市街には近代的なビルも建てられています。
砂漠の中の街ということですが、街中にいる限りそれを感じることはありません。
冬の間はガルーアと呼ばれる霧に空を覆われ曇りの日が続きます。
そのため、緯度のわりには涼しく、実際、春間近の9月の中旬でも、
少なくとも薄手のセーターくらいはあった方が良いかなという感じでした。
ナスカ
リマの南方400Kmに位置する街です。
リマより南下するのでさらに寒いのかと思ったのですが、
9月の中旬で既に日本の夏という感じでした。
「ナスカの地上絵」で世界的に有名な場所ですが、街自体は非常に小さな街です。
地上絵のほかには何もないと言っても言い過ぎではないでしょう。
2泊もしたら、することがなくて退屈してしまうでしょう。
実際、退屈してる人がいました。
アレキパ
人口90万人(1998年現在)を数えるペルー第2の都市です。
ところが、街中に高い建物がほとんど(一切?)ないため、
大きな都市という感じはしません。
この街からプーノ行きの列車や飛行機が出ています。
厳密にはプーノから車で30分ほど離れたフリアカという街行きですが。
ナスカからプーノに向かう際に、大抵立ち寄ることになると思います。
プーノ
標高3,850mに位置するチチカカ湖畔の街です。
富士山より高い場所にある街ですから、
高山病に悩まされる人も少なからずいるようです。
幸い私は高山病の症状は現れなかったものの、
横になると呼吸数が減るためか、多少息苦しさを感じました。
結局、2泊とも良く眠れませんでした。
クスコ
標高3,360mに位置するかってのインカの都です。
しかしながら、インカの神殿を今のクスコで見ることはできません。
16世紀にやって来たスペインの征服者によってことごとく破壊され、
壮麗な教会や修道院に取って代わられてしまいました。
カミソリの刃1枚通さないといわれる精緻なインカの石組みは、
今はスペイン人の建てた教会や邸宅の礎石として見ることができます。
マチュピチュ
クスコの北西約70km。急勾配な山の頂上にある遺跡です。
1911年アメリカ人の歴史学者ハイラム・ビンガムによって発見されるまで、
400年の間、人の目に触れることなく歴史の闇に隠されていました。
スペインの征服者に発見されることもなかったため、
失われたインカの過去が手付かずに残された貴重な遺跡です。
ハイラム・ビンガムはこの都市を「失われた都市」と呼びました。