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6月9日【仕事人現る】 - SAIPAN DIVING TOUR 2001 -
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I嬢、E嬢、Kちゃんがいろいろと手を尽くしてくれて、地元の鍵屋さんが来てくれることになった。
ホテルの部屋には宿泊客以外は入れないということで、スーツケースをフロント前のロビーへ運ぶ。
必殺の七つ道具を取り出し、鍵屋は作業をはじめる。
作業を始めてすぐ、僕は思った。
開かないと。
鍵屋は鍵穴から棒を突っ込んで、一生懸命何かに引っ掛けて鍵を開けようとしている。
しかし、今どきそんな単純な鍵はないだろう。
せめてその七つ道具から棒を2つくらい取り出して、何かを押さえながら何かを回すというような技を使って欲しいところだったが、鍵屋はひたすら1本の棒で鍵を回そうとしていた。
E嬢によるとこの鍵はマグネット式ではないかということだ。
だとするとそもそも引っかかるところなどないだろう。
結局、鍵は開かなかった。
開けば30ドルということだったが、開かなかったので料金はかからなかった。
開かなかったけど、土曜日にわざわざ来てくれて鍵屋さんありがとう。
とりあえず、サムソナイトが優秀だということは分かった。
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【スーツケース】
ダスキンでレンタルしたサムソナイトのスーツケース。お店の人はサムソナイト・フィレットと呼んでいた。レンタル代も一番安かったので、サムソナイトとしては安物の部類に入るものと思われるが、そこはサムソナイト。鍵は優秀であった。
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