Arseno ver2.1.4

ブルークその５
【ブルークその５】

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どっちかっていうと、ナシュルを溺愛しすぎだったせいなのかもね。そこへタイミング悪くヴェノンが併合しろ、と迫ってきた。ここでナシェルとリーナをベルドとウォートに託して一旦逃がす、あとは息子の意志に任せて財だけ困らないように各地の協力者に手筈を整えておく、という選択にしとけばよかったのにな～
失うものが無い人間の恐ろしさを体現した人だな。ナシェルという傑出した息子がいなけりゃあんな無茶もしなかっただろうが…。
ウォートには最善・最短の道が分かっていて、即座にゴールに到達しようとする。でも現実は、ウォートほど物わかりが良いヤツなんて滅多にいないし、周囲と歩調を合わせて段階的に変わっていくものだ。そういう意味じゃあ、ウォートは長期戦は苦手なんだろうな。常人の理解が遅いことに対して気配りしてないのは確か。
偏屈だから自分関連の関係とかはあんま熱心に構築しようとしないだけじゃねぇかな。逆に高所からの視点が不可欠になる国家間の戦略とかには結構はまりそうだが。実績ないからなんともいえんがな＾＾；
自分のイメージでは場当たり的にその場その場を凌ぐのには優れていても、長期的な戦略眼はいまいちな感じなんだよね、ウォート。特に外交関係とか打算と利害だけで図っちゃって大ポカやらかしそう。要するに空気読んだ生温い関係構築に無理解そうなんだよな。賢者の学院で上手くいかなかったって「実績」あるし。
そりゃ人間の限界を超えた知力の持ち主だもの。すげー作戦考えてんじゃね？って思うさ。でもそんなウォートでもブルークの悪巧みには気付かなかった。気付かせなかったブルークのほうが一枚上手だったのかな
ちょっとみんなウォートの戦略・戦術眼に対して過剰評価過ぎる気がするなｗ。
ウォートならどんな手段を使ってでもヴェノンを退ける事が可能だっただろうな。ただブルーク本人は死病を患って冷静な判断力を欠いていた訳で。（だからこそあの仰天プランを選んだのか）
当時のヴェノンとの国力差からして、それでも勝てないと判断したんだろう。ちなみにウォートのほうはそれでも勝てると判断した
超絶な戦士と魔術師迎え入れて、後には目いっぱい頼もしい後継者がいて、なぜ裏ワザに走るし・・・フツーに政戦両略を駆使してれば・・・
↓ 魔神操作成功。ナシェル＆勇者達と6英雄ズ、魔神軍団とオヤジを討った勢いでロードス統一。ってなシナリオだったからねぇ…。少なくとも「呪われた島」ではないだろうな（もっともカーラの邪魔が無ければの話だが）
魔神コントロールに成功していたら「祝われた島」にでもなっていたのであろうか
しかしまあ、魔神の完全解放とその理由を悟って、「呪われた島か……」って呟きには、「違うだろ、あんたの蒔いた種だろ、島のせいにするな」ってツッコミ入れたくはなるね。
「覚悟した自分」に陶酔状態だった気がしないでもない
[
魔神に体乗っ取られるってのは想定外だったとしても、無関係な人間＆亜人間を大勢巻き込む事は承知の上だっただろうさ。元より地獄に堕ちる覚悟…っつーか近いうちに病気でオダブツだったか
石の王国への攻撃が始まった頃には、ブルーク王は魂砕きで魂まで消えていたから……
友好関係にあったドワーフをほぼ皆殺しという結果に導いた。もっとも自分の娘を生贄に捧げるようなお人なので、痛む良心なんぞ持ち合わせていなかっただろうが…
かなり気難しい人物＋高級取りなので、雇える事も優秀な王の評価に繋がる
ベルドとウォート使ってヴェノンに勝っても、傭兵ユニットの2人が金で裏切ったらとかスカード国民でない2人が主力と外国に判断されたらスカード自体は大した事ないと判断される事を恐れたのかも知れない。スポーツ大会で外人選手使ってメダル取るような感じ。
魔神を操る邪悪な王になって、息子に討たれるのが目的だから・・・その武勲で統一の礎になる
もし魔神を従える事に成功しても、ロードス統一目指したらカーラ・ファーン・フラウス・ニースは敵対して、フレーベは侵略戦争には協力しないだろうから統一は難しいかな
倒した後も面倒そうだけど
戦闘と戦術と戦略では、それぞれ勝利基準が違うという話
ベルドだって活躍しすぎれば、大貴族待遇しないといけないし
ウォートは戦力として換算できなかったんだろう。あまり派手に魔法を使いすぎると、世間の魔法恐怖症が活発化してその他の国々が敵にまわりかねない。そしてベルド一人だけだと、ベルドがいない場所から攻めればいいだけだし。
本音中の本音では自分がロードス統一王になって安定させてからナシェルに継がせたいという気持ちがあったのかもな。自分の野望と親馬鹿を両立させたいというか・・・それができなくなって親馬鹿まっしぐらになってコケたのかもしれない。
ベルド陛下も建国してるしな
まぁその十数年後に雇われ傭兵が王様になっちゃった国が存在するがなｗ
雇われ傭兵と軍師で無双して返り討ちにするというのは中世的価値観ではまずかったのかもしれんな。ちょっと漫画の「眼前の敵」（活躍するのは外人部隊ばっかりで困っている）を思い出した
ベルドとウォートのタッグだけで国の軍隊の一つや二つは返り討ちできただろうにな…ｗ
↓↓ デスラー戦法思い出した
全土を夢見てしまったからなぁ。
有能ではあったけど悲観的思考と運の無さでババ引いてしまった感じ。ヴェノンと戦になっても短期決戦狙いでウォートの魔法でヴェノンの城にベルド・フレーベ・ブルーク・ナシェル送り込んでヴェノン王倒せばヴェノン併合位は出来ただろうに。
そしたら、病で死ぬまで仕えていたんじゃないの・・・病が悪化するように立ち回る(部下を使い潰す)可能性
もしリィーナが血のつながった娘だったら…
人生最後に６ゾロを振りまくって破滅したと思うと凄い人ではある。
男から見てもけっこうなクズ男だから大丈夫（？）
女から見たらけっこうなクズ男だな。
親バカすぎて気持ち悪い
ウォートとベルドに対する嫉妬、というのもあるんだろうな。自分は建国の礎という名誉だけで終わってしまう。でもウォートたちはナシェルと一緒に勝利の美酒を味わう。酒にうるさい男だっただけに、その杯を持てない未来が耐えられなかったんだろう・・・
内通者(宝物庫・財政状態をリーク)・病気・自身を討ってナシェルを英雄にも判断を狂わせた原因だろう
せっかく呼んだウォートやベルドを信頼仕切れずに元も子も無くした人。まさかこの二人でヴェノン位撃退できるなんて、自分が有数の実力者だっただけに信じられなかったのかも知れないが。
魂は破滅した（ある意味慈悲）
後悔はしてないと思うよ。どうせ死ぬなら酒で死ぬ方がいいとは思ってただろう。ただ、ロードス征服の夢と並走させようとして、征服よりも先に酒で死ぬ方がはるかに速い段階に来させてしまった自己管理の甘さに後悔はしてただろうね。
酒飲みとはそういうノノなのかもしれないが（自分は付き合い程度でしか飲まないので）、たしなめられているのに「酒は強いほうがいい」と豪語しておきながら、それが死病に繋がると後悔するというところでかなりのマイナスポイントだった
喉に腫瘍があったんだっけか
なんだかんだでリィーナのことも溺愛していた不器用パパン
いろんな意味で後の子孫に教訓を与えた男。一に「家族愛の暴走」、二に「強い酒の日常的な摂取」、そして…「過度なストレスによる脱毛症の発症」である。
ナシェルの為に暴走した、スカード王ブルークその５