歌舞伎の部屋<演目>
代表的な作品の要約を掲載!
天衣紛上野初花<河内山>
雪夕暮入谷畦道
鰯売恋引網
天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)<河内山>
上州屋の娘、浪路(なみじ)は奉公先の松江候がご執心、妾に上げよとなったが、断り、押し込めとなる。これを救うべく、河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)が、使僧を騙って、松江候の油を散々しぼって浪路を取り返す。帰る時になり、実は河内山と正体がばれてしまうが、居直った挙げ句、意気揚々と引き上げていく。
雪夕暮入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
小悪党の直次郎(なおじろう)が逃亡途中の入谷の蕎麦屋で、なじみの三千歳(みちとせ)が入谷に養生に来ている事を知り、一目逢いに行く。そこで三千歳を身請けしてきた、と市之丞が証文を持ってきて二人一緒になれという。駆け落ちするか、となるが、そこへ追手がきて直次郎は逃げてゆく。
鰯売恋引網(いわしうりこいのひきあみ)
鰯売りの。。は傾城の蛍火に一目惚れ。仕事もままならないほどに恋い焦がれてしまっている。見るに見かねた親父様が関東侍を騙って、蛍火に逢う段取りをつける。逢ったはいいが、戦の話を・・などとせがまれて、あわてて魚を侍に見立てた戦話を作り上げ窮地を脱する。が、酔いがまわって寝てしまったところで、寝言で「鰯こ〜うらい」と、鰯売りの呼び声をあげてしまう。問いつめる蛍火だが、実は蛍火は鰯売りの呼び声に誘われて通りに出たところを人に騙されて売り飛ばされたお姫様だった!姫の行方を捜していた家来から身請けの金を受け取り、鰯売りと2人で夫婦になろう、と仲良く去っていく。
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