18 旧三井守之助別荘

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昭和2年建築。設計者は(宮内省匠寮)木子建築事務所。木造洋風2階建。寄棟屋根。天然スレート葺。

外観は洋風、内部は和風という洋風・和風建築の双方に通じていた木子幸三郎ならではの特徴のある設計。

関東大震災後に建設されたため、当時としては最新の耐震設計が行われていた。

庭園の緑、管理人住宅等と合わせて当時の大磯の別荘景観を残す貴重な遺構であった。

02年8月にマンション計画が持ち上がり、住民団体などが大磯町に建物と庭園の買い取りを求めて募金活動を展開したが、03年5月に三澤町長が買い取らないことを正式に決定した。