ここでは私がダイビング中にやってしまった軽い失敗や経験談などをどんどん紹介していくつもりです。
はい、私も多分に漏れずやりました。水面でレギュレータにくわえ直さずにそのまま潜降する高度なテクニックですね。着底してからおもむろにレギュレータにくわえ直してレギュレータクリアなどするととても格好いいわけです。
いかんせん私の場合は口の中に水が入ってきたのにびっくりしてフィンキックで浮上、BCにエアを入れるのも忘れて必死に立ち泳ぎしながらレギュレータを探しました。水を飲まずに済んだのがせめてもの救いでした。
1999/05/15
またやってしまいました。しかし、このときは焦らずに水中でレギュレータにくわえ直す事ができました。素晴らしい、きっと誰も気付いてないでしょう。私も随分成長したものです(その前に水面で気を付けろって)。
これはちょっと焦りました。あれは初めてデジカメを持ってエントリーした時の事です。ただでさえ体がでかくてエアの消費が早いのに加えて、初めての水中撮影に夢中になってしまった私は「ゆっくり大きく」という呼吸の基本を忘れてしまったのです。
しかしその時私は全くの初心者で、潜水時間とエアの消費を関連付けて考えることなど不可能だったのです(今ならどうだと言われても自信ないですが)。つまり自分の残圧はチェックしていてもそれがいつもの自分、もしくは他人と比べて消費が早いということまでは分からなかったのです。
この時はガイドさんが残圧をチェックしてくれたので、私は自分が他の人よりも残圧が少ないことに気が付きました。そこでそこからは撮影を止め、呼吸を整える事だけを考える事にしたのですが、時すでに遅く、安全停止をするころには私の残圧はレッドゾーンに突入してしまっていたのです。
そして残圧が20キロを切ったあたりで突然、呼吸に抵抗が感じられるようになりました。「エアが切れる」そう感じた私はガイドさんに必死でそれを訴えました(首を切る手ぶりは忘れてました、いけませんね)。結局最後はガイドさんにオクトパスブリージングをしてもらって事なきを得たというわけでした。
これもなかなか焦ります。レギュレータからエアが出っぱなしになる現象ですね。オクトパスが砂をかんでフリーフローしたりするのはよくある話ですが。私の場合は吸っていたレギュレータに突然起こったのでびっくりしました。
その日は買ったばかりのレギュレータでの初ダイブでした、ビーチエントリーしてしばらくした頃、目の前が突然泡だらけになりものすごい排気音と泡の勢いに私はパニックになるかと思いました。パニックにならずに済んだのは、とりあえず呼吸に支障がなかったおかげだと思います。
しかしただでさえエアの消費の早い私は、「早く事態を収めないとまたエアが切れてしまう」という気持になり少し焦ってしまいました。何も考えずに排気ボタンを押したり、レギュレータクリアをしたりしましたが、一向に事態は好転しませんでした。
「とりあえず落ち着かなくては」と考えた私はオクトパスに切替えることにしました。レギュレータを外しオクトパスをくわえて一息つくと、レギュレータをひっくり返したり振ったりしてみました。すると何が良かったのかは分かりませんが、フリーフローは止みました。
しかし今になってよく考えてみると、セカンドステージにある調節ノブをいじるのがこの場合正しい処置だったのではないでしょうか。自分の器材ぐらいは操作方法を熟知しておかなくてはいけません。
これは焦るというかもう途方にくれるといった感じです。何せ激痛でフィンキックもままならないのですから。
はじめて水中で足がつった時、私はあまりの激痛に何が起こったのか分からずしばらく呆然としてしまいました。そうして痛みに耐えながらじっとしていると最初の痛みはゆっくりと引いていきました。少しだけ安心した私はすでに遅れかけているグループに追いつこうと再び泳ぎだそうとしました。
しかしフィンキックをしようとした瞬間、私の足に再び先程と同じ激痛が走りました。そして私は再び激痛に耐えながら自分が前進もままならない状態になってしまったことを知らされたのです。
「このままではおいてけぼりになってしまう」と思った私は足を曲げ伸ばししたりしてなんとか回復に努めました。しばらくして何とかゆっくりとならフィンキックができるまでに回復した私でしたが、残りのファンダイブは脂汗をかきながらひたすらガイドさんについていく事しかできないといった有り様でした。
水温が低い時期、筋肉が冷やされて足がつる事がよくあるという話を後で聞きました。それ以来、潜る前の準備運動はちゃんとするようにしています。