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日向採集の風景
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■12月31日 夕方慌ただしく家を飛び出した。目的地はとりあえず大阪の南港。そこから先は船に乗れれば九州へ出られる、乗れなければその時考えるとしよう。そんな安易な出発だった。 19:00に南港のかもめ埠頭に到着した。デスクへ急ぐとギリギリ車も乗れるという。なんとか無事乗船し、客室へ向かった頃には出航の時だった。 さすがに長距離の船だけあって、食堂や展望風呂など設備が充実している。客室も二等寝台だったが、まあ十分なスペースだ。 おなかも空いてきていたので食堂へ行くと夜はバイキングだった。ついつい取りすぎてしまい腹一杯になってしまった。その後は朝まで眠りにつく事にした。 |
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■1月1日 6:40頃に目を覚ましデッキへ出るとだんだん空が明るくなってきていた。やがて水平線の彼方から赤い太陽が登りはじめた。元旦の日ノ出の瞬間である。なかなか感動的な光景だった。 ご来光も拝め、食堂で朝食を済ませた後は展望風呂へ入った。なかなか広さもあり、朝日を浴びながらのひと風呂というのも快適なものである。 風呂からあがり暫くすると、ようやく宮崎港へ入港した。時間は朝の9:10だった。14時間近くかかっているが、わりと快適な船旅だった。宮崎といえば都於郡城(西都市)を本拠に日向を支配した伊東氏の土地である。 下船後はまず少々標高のある山へ向かってみた。ところが、林道途中で通行止めとなってしまった。夏の豪雨の被害らしい。仕方ないので標高のあるところはパスして別なエリアへ向かった。 |
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ここまでの移動にも時間を費やしてしまっていたので、続く採集は諦めて町の方へ向かう事にした。しばらく走ると鹿児島県へ入った。ここらで一泊してもよかったが、明日の動きを考えて再度北上して宮崎県の都城へと入った。 |
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◆本日の採集成果:無し |
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