日向採集の風景
(九州・四国ツアー初日)


採集地:宮崎県〜鹿児島県〜宮崎県

2007.1.1

■12月31日
夕方慌ただしく家を飛び出した。目的地はとりあえず大阪の南港。そこから先は船に乗れれば九州へ出られる、乗れなければその時考えるとしよう。そんな安易な出発だった。
19:00に南港のかもめ埠頭に到着した。デスクへ急ぐとギリギリ車も乗れるという。なんとか無事乗船し、客室へ向かった頃には出航の時だった。
さすがに長距離の船だけあって、食堂や展望風呂など設備が充実している。客室も二等寝台だったが、まあ十分なスペースだ。
おなかも空いてきていたので食堂へ行くと夜はバイキングだった。ついつい取りすぎてしまい腹一杯になってしまった。その後は朝まで眠りにつく事にした。
■1月1日

6:40頃に目を覚ましデッキへ出るとだんだん空が明るくなってきていた。やがて水平線の彼方から赤い太陽が登りはじめた。元旦の日ノ出の瞬間である。なかなか感動的な光景だった。

ご来光も拝め、食堂で朝食を済ませた後は展望風呂へ入った。なかなか広さもあり、朝日を浴びながらのひと風呂というのも快適なものである。

風呂からあがり暫くすると、ようやく宮崎港へ入港した。時間は朝の9:10だった。14時間近くかかっているが、わりと快適な船旅だった。宮崎といえば都於郡城(西都市)を本拠に日向を支配した伊東氏の土地である。

下船後はまず少々標高のある山へ向かってみた。ところが、林道途中で通行止めとなってしまった。夏の豪雨の被害らしい。仕方ないので標高のあるところはパスして別なエリアへ向かった。

山間部を抜け海岸線を南下してゆくと有名な岬へ辿りついた。とりあえずここの神社で初詣を行った。ここは野生の馬や猿が多く、天然記念物として保護されている。車で走っていてもよく遭遇するが、逃げる感じもなく愛らしい。元々は幕府直轄の馬の繁殖地だったから馬が多い様だが、自然な状態で繁殖され続けたため現在では日本産駒の貴重な姿を留めている様である。この岬の中にあるもうひとつの社、白蛇社へも行って御詣りをしてきた。御神体の白蛇様も拝め、昨年の禊ができた気がした。ここでは採集はまったく諦め完全に観光となってしまったのだった。

元旦の日の出
宮崎港到着

ここまでの移動にも時間を費やしてしまっていたので、続く採集は諦めて町の方へ向かう事にした。しばらく走ると鹿児島県へ入った。ここらで一泊してもよかったが、明日の動きを考えて再度北上して宮崎県の都城へと入った。

都城は宮崎県南部の中核都市で古くは島津荘と呼ばれ島津氏発祥の地である。郊外の温泉で汗を流したあと晩飯をと思い、町の中心地へ出かけてみたが、店は尽く閉まっていた。さすがに元旦の晩などというものは余程都会でもない限り閑散としたものなのだろう。

仕方なく車で国道沿いを流してようやくうどん屋を見つけた。鍋焼きうどんを食べて暖まり、近くの道の駅で朝まで過ごしたのだった。

野生馬蘇鉄の実
◆本日の採集成果:無し