日向採集の風景
(九州・四国ツアー2日目)


採集地:宮崎県〜鹿児島県〜熊本県

2007.1.2

■1月2日

日も登り明るくなった7:30頃に目を覚ました。ぐっすりとはいかないが、なんかの夢はみていた様だがいまいち思い出せない。初夢は虫でも蛇でもない事は確かなのだが。

この日は朝から霧が濃く視界があまりきかない。ゆく先は昨夜おおまかに決めたのだが、宮崎県の平地の散策だった。

広域に車で流してみると、案外雑木林がみつかる。しかしクヌギ林かと思って近寄ると栗の木だったりもした。わりと手入れもされているので、朽ちた木がほとんど無い。

あと、ほとんど手入れされてない薮は湿度が多く木に苔が生えており、なかなか虫のいそうな材が見つからないのだった。朽ちた材がみつかり叩いてみても出てくるのはオオゴキブリだった。

途中、丘の上に昔の井戸が残っていた。日向の伊東氏の前線の城のひとつだったが、今となっては面影程度の井戸が残るのみだった。

そうこうしているうちに、お昼時を迎え、コンビニで買ったおにぎりを車中で頬張り、さらにジグザグに道を変え進んだ。

オオゴキブリ

いつしか、宮崎県の外れの方まできており、思いきって標高を上げ鹿児島県の霧島を目指した。途中の自然林は良い感じだったが、あっという間に赤松のみの山に姿が変わった。

更に標高を上げると草原の様な山が現れた。この山にはやはりブナは無い様だ。

採集ははやくも終了モードでここまで来たのだから霧島温泉へ入ってゆく事にした。入ったのは有名な硫黄谷温泉・霧島ホテルだった。かなり広さのある温泉でとても気持ちのいい湯だった。

湯からあがりさっぱりしたところで来た道とは別ルートで熊本県南部を目指した。明日の目的地近くまで移動する事にした。

途中の人吉の町まで来たところで日没を迎えた。人吉といえば相良氏の城下町で今でもたいそう立派な石垣が往時の繁栄を物語る。町の中心地を歩いてみたが、昨夜同様にほとんどの店が開いていない。また車へ戻り、国道沿いの食事処が開いていたのでここへ入る事にした。今夜は焼肉だった。

初日、二日目と採集に関しては完封ゲーム続きなので、そろそろ明日は地に足据えて本気モードでかからなければならないと思う次第だった。

◆本日の採集成果:無し