備中・讃岐採集の風景

採集地:岡山県〜香川県

2007.2.11

■2月11日

岡山2日目は7:00起床の7:30出発で昨日と同じエリアを目指した。昨日入っていないポイントへ先ず向かう事にした。目的地まで到着しするといくつか割られた痕が目に入った。Y氏グループかK氏かいずれにしろ知った人たちの痕跡なのかもと思いながらも山に分け入ることにした。

昨日同様クヌギの木はあるのだが、朽ちた木が全くといっていいほど無い。ここらが岡山の厳しい現実で、そう簡単には採らせてもらえないところだった。暫く山の中を徘徊するうち鈴の音が聞こえてきた。その音はだんだん我々に近寄ってくる。そのうち山の斜面を走り回る犬の姿が目に入った。

猟犬だった。猟犬は我々と10mくらいのところまできて立ち止まり、また離れていった。猟犬に襲われたらたまったものではないが、それよりも犬が放たれているということは鉄砲を持った猟師も近くにいるかもしれない。一旦このポイントからは外れた方が得策であると判断して車へ戻る事にした。

車で今度は少し離れたエリアを流してみた。どうにも岡山はこれ以上粘っても勝算がつかめない気がしたので、午後からは香川に移動することにした。その前に清水氏が昨日食痕の出た辺りをもう一度入りたいとのことなのでそこへ回ることにした。私は車近くで散策していたが、やがて清水氏も車に戻られたので、一路高速の乗り口を目指し車を走らせる。岡山から香川へは高速に乗ってしまえばさほどの距離ではない。

梅の花
いざ香川へ

途中で腹ごしらえも済ませ、13:30頃には香川へ到着した。

香川のポイントへ到着して心機一転気持ちをリフレッシュして臨むことにした。あまり圧の高くない所から先ずは回ってみた。良さそうな林に分け入ると先程の岡山とはうって変わって倒木が豊富に感じられた。清水氏が叩いた材からはチビクワガタが出てきた。しかし、オオクワが入っていそうな材となるとなかなか見つからないのが現実で、暫く歩いてみたが場所を変えることにした。

次に向かったのは濃いと思われるエリアだが、それだけ人も入っているので難易度も高いエリアだった。流しているとK氏らしき大阪ナンバーの車が止めてあった。電話をしてみるとやはりそうだった。オオクワかヒラタか判別しにくい幼虫は出たとのこと。Y氏グループも来られているというので、早速Y氏に電話してみると昨日から泊まりで4名で来られている様だが、Y氏のみ採れて無いという。どうも電話の声のトーンが低かったのはその所為の様である。

その後は一昨年に清水氏が来られたときの場所へ向かう事にした。しかしなかなか出せない。そうこうするうちにK氏、Y氏からあがるとの連絡が入ったので、こちらもあがって合流することにした。いつも香川では最後に成果の品評会ではないが、うどん屋で団欒というのが定番になりつつある。

うどん屋ではY氏グループ4名、K氏、兵庫のO氏が集まり、私達を含め8名となった。皆その筋では第一線の強者ばかりで私などは足下にも及ばない面々ばかりであるが、こういった機会というのも偶然とはいえ面白いものだった。清水氏もK氏とは2003年に雨の山形で会った以来だった。

団欒の後は私達は市街地へ向かった。どこに泊まるかも決めてなかったからホテルを決めて、その後二人で居酒屋へ赴いた。戻るといい時間になっていたので寝るとしよう。

◆本日の採集成果:コクワガタ、チビクワガタ