会津地方採集の風景

◆2005.8.29◆昼の部

昨夜は寒かった。朝5:30に目を覚ます予定がやや遅れて6:30の起床となってしまった。まあ、この日は平日なのでそう急くこともあるまい。準備を済ませ7:00には車を走らせこの日のポイントへ向かった。

まず向かったのはいつも入っているところではない別な場所だった。天気も良く晴れわたっており、絶好の姫採集日和という感じだった。太陽光を受け柳が鮮やかな緑を映し出している。標高もそろそろだったので車を止めてチェックしてゆく事にしたがなかなか１頭目がでない。何回か降りてはルッキングを繰り返しようやく黒い塊を見つけた。♀のヒメオオだった。難なくネットに納め辺りを見回すと今度はペアで２頭付いている。やや高い採りにくい位置だったが、これも無事にネットイン。♀はまたいずれの機会に楽しませてもらいたいのでリリースして♂だけをタッパーに納めて車へ戻った。更に進むとまたポツポツとではあるが、昨日よりはよい手応えでルッキング採集を楽しむことが出来た。

そのまま今度は車で昨日入ったエリアへ向かうことにした。こちらは先行採集者が数組入っている模様。そんな訳でか目に付く木には全く虫が見られない。一番濃いと思われるところでもヒメオオ♂とアカアシ♂を１頭ずつ採集するのがやっとである。

その後は毎度入っているポイントへ向かった。ここでも昨日同様全然見られない。初めて私が訪れた2001年はよく採集できたポイントなのだが、ここ数年はほんと厳しい状況である。そんなとき頭上の大木の枝に乗っているクワガタを発見した。足が見えているだけであるが、大きい。サイズからするとミヤマかもしれない。網を延ばすが５Ｍでギリギリ届く限界の高さだった。片腕で柄の端を持ち延ばすとなんとか枝まで届いた。揺らしてネットに納めるとシルエットはヒメオオで間違いない。手にしてみると驚くほどの大きな個体だった。前胸の張り出し具合といいオオクワの様な重厚感がある。車へ戻りサイズを計測すると54mmOVERだった。この日は数は稼いでいないが、このサイズが１頭採れただけでも満足に値する。

	会津地方採集の風景採集地：福島県西部 2005.8.28-30
◆2005.8.29◆昼の部昨夜は寒かった。朝5:30に目を覚ます予定がやや遅れて6:30の起床となってしまった。まあ、この日は平日なのでそう急くこともあるまい。準備を済ませ7:00には車を走らせこの日のポイントへ向かった。まず向かったのはいつも入っているところではない別な場所だった。天気も良く晴れわたっており、絶好の姫採集日和という感じだった。太陽光を受け柳が鮮やかな緑を映し出している。標高もそろそろだったので車を止めてチェックしてゆく事にしたがなかなか１頭目がでない。何回か降りてはルッキングを繰り返しようやく黒い塊を見つけた。♀のヒメオオだった。難なくネットに納め辺りを見回すと今度はペアで２頭付いている。やや高い採りにくい位置だったが、これも無事にネットイン。♀はまたいずれの機会に楽しませてもらいたいのでリリースして♂だけをタッパーに納めて車へ戻った。更に進むとまたポツポツとではあるが、昨日よりはよい手応えでルッキング採集を楽しむことが出来た。そのまま今度は車で昨日入ったエリアへ向かうことにした。こちらは先行採集者が数組入っている模様。そんな訳でか目に付く木には全く虫が見られない。一番濃いと思われるところでもヒメオオ♂とアカアシ♂を１頭ずつ採集するのがやっとである。その後は毎度入っているポイントへ向かった。ここでも昨日同様全然見られない。初めて私が訪れた2001年はよく採集できたポイントなのだが、ここ数年はほんと厳しい状況である。そんなとき頭上の大木の枝に乗っているクワガタを発見した。足が見えているだけであるが、大きい。サイズからするとミヤマかもしれない。網を延ばすが５Ｍでギリギリ届く限界の高さだった。片腕で柄の端を持ち延ばすとなんとか枝まで届いた。揺らしてネットに納めるとシルエットはヒメオオで間違いない。手にしてみると驚くほどの大きな個体だった。前胸の張り出し具合といいオオクワの様な重厚感がある。車へ戻りサイズを計測すると54mmOVERだった。この日は数は稼いでいないが、このサイズが１頭採れただけでも満足に値する。
	その後はミヤマがいつも付いている木を見に行った。やはりこの日も♂ミヤマが２頭付いていた。時間は15:00を回ったのでそろそろ下山しないとならない。この晩は出発途中に決まったことだが、約束があったからである。急いで町へ下り給油を済ませると電話が鳴った。仙台の清水氏だった。晩の灯火を以前より一緒にと誘われていたので今回はお言葉に甘えてご一緒させていただくことにしたのだった。まだ、１時間以上時間があるので私は一風呂浴びて合流することにしたのだった。

◆2005.8.29◆夜の部 17:00過ぎに合流場所の某民宿へ入った。先にあがって少し待っていると清水氏も到着した。早速設置場所を定め器材を配置しに行った。もうこのとき先行者が張っており、私と清水氏は約150M位の距離を置いてそれぞれの思う位置に灯火セットを設置すると急ぎ一旦宿へ戻って夕食を頂く事にした。いつも採集の遠征は宿無しが多い為、こんな豪華な夕食にありつけるの久しぶりである。私たちのテーブルの隣にはこれまた街灯採集専門のＴ氏も来ておられ話が弾む。しかしゆっくりもしていられない。もう辺りはあっという間に暗くなり夜の帳がおりてきていた。我々の中間に張っていた採集者も戻ってきていたが、ライトは無く車のライトを幕に当てるという貧相なものだった。私たちも早々に夕食を済ませてそれぞれの灯火場所へと向かった。エンジンを点灯したのは18:50になっていた。日が暮れると急に冷え込んできていた。完全にこの日は放射冷却だった。まず飛んできたのはキンスジコガネ。遅れて蛾もポツポツやってきていたが、あまり派手には集まりそうもない。そんな中アカアシクワガタやノコギリクワガタなどはポツポツやってくるようになった。私のほうは400W×2灯＋250W１灯の合計1050W。清水氏のほうは1000W×2灯＋250W1灯で2250W。だがその明るさの違いたるや歴然としたものがあり、パワー不足なのは否めない。しかし、この日は清水氏のほうも普通種ですらあまり飛来が無く、私のほうと似たような状況だった。時間も20:00を回ると気温は15℃台まで下がっていった。長袖を着ていても肌寒い。これではあまり長く続けても勝算は無い。21:00前に清水氏は撤収を開始。私も少し遅れて撤収を行うことにした。この灯火では普通種８頭で打ち止めだった。清水にも10頭行くか行かないかという状況だった。それでも比較的大型の♂ミヤマや♂ノコギリが飛んできていた辺りはさすがにパワーの違いだろう。撤収を終えると清水氏の車で街灯回りへと出かけることにした。気温からしてあまり期待できる状況ではなかったが、それでも清水氏が案内してくれる場所にはちゃんと虫が集まっていた。外は寒い位になってきているのでこれからの飛来は望めない為、軽く一回りして宿へ戻ることにした。宿に戻ってからは虫の話で深夜まで続いた。翌日は午前中だけルッキングに二人で行くことに決め、久しぶりに柔らかい布団で私は瞬く間に熟睡に落ちたのであった。



◆本日の採集成果：ヒメオオクワガタ♂７♀４、アカアシクワガタ♂９♀４、ノコギリクワガタ♂２♀３、　スジクワガタ♂１♀１、コクワガタ♀２