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越前・加賀採集の風景 |
◆2005.7.23◆昼の部 | |
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朝はカラスに起こされた。車の近くでカーカー鳴いている。まったく、朝から元気な奴らだ。この日は福井の山に入る事に決めていた。軽く朝食を済ませ、着替えを行い山へ入っていった。霧雨模様の天気で暑くなく歩くのにも採集にも丁度良い。しかし、こういう日は熊との遭遇が心配である。念のため腰に小型の斧を持って歩くことにしたが、会いたくない相手である。 柳やカンバ、ブナなどチェックしながら歩くが、アカアシすら見当たらない。柳には最近何かしらの甲虫の囓り痕がみられる。よく探すとスジクワガタがついていた。辺りで2頭の♂を採集したが、共に大歯で比較的大きな個体だった。その後はブナ林へ入っていった。この時間ならブナの大木を歩くヒメオオがみられるかもと期待していたが、見つけることは出来なかった。あらためて福井のヒメオオ採集の難しさを痛感させられた。 |
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午後からはエリアを移動して、別な林道へ入っていった。ここでもルッキングは苦戦を強いられた。諦めかけていたときにようやくアカアシの♂を見つけることが出来た。ここまで網を出す機会も無かったのでこの際アカアシでもネットに入れられれば嬉しいものである。近くで追加をして、更に上を目指したが、ここでアクシデントが起きてしまった。 対向車が現れ、乗っているのは登山者のおばちゃん2人組だったが、すれ違いざまにあまり避けてくれない。仕方がないので私が無理して左に避けていたら・・・側溝に脱輪してしまった。よりによって駆動輪の脱輪とは痛い。おばちゃん達も下りて車を押してくれるが、抜け出せない。その後別な車も来て大人4人で押してもらいようやく脱出することが出来た。かなり冷汗ものだったが、無事抜け出せてよかった。 |
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◆2005.7.23◆夜の部 | |
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その後は林道を下りて、一路石川県を目指した。この日の晩の灯火は石川県で行う。予め石川在住の採集者「麒麟」氏に見に来られてはいかがかと話していた。下見をして場所を決め連絡の電話を入れる。彼らもこの日は朝から採集に出ていたようで、大型のミヤマクワガタ♂も採れているらしい。私は昨夜から空振り続きで会わせる顔もない。 |
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しかし、この日は蛾が多い。毒蛾ではないからいいようなものの、体に無数にまつわりつく。 その後、飛んでくるのはミヤマ♀ばかり。♂は来てくれるのだろうか?こうも♀ばかりとは嬉しいやら悲しいやら。そんな中、ヨコヤマヒゲナガカミキリもやってきていた。触角がやや折れているが、嬉しい。 麒麟氏は離れたところで大きい甲虫を見つけたようだ。近寄るとカブトの♀だった。カブトですら♂は来ないのか・・ 21:18にようやく♂のミヤマがやってきた。続いてはまたも大型のコクワガタ♂。そして大型のミヤマ♀♀とまだまだ飛来は続く。 そんな中、麒麟氏と正康氏は車で街灯を回ってくると出ていった。彼らが去ってからは待望のミヤマ♂がポツポツ飛んでくる。これなら一人でも飽きることはない。 1時間程の後、彼らが戻ってきたが、たいした成果は得られていない様子だった。その後は23:00も回るともう飛来は殆ど無くなり、24:00前に撤収を開始した。 今夜はそこそこの飛来も見られてほっとした。やはり、月齢が悪くとも他の条件さえ整えば来るということかもしれない。彼らもわざわざ山間まで出向いて頂いたが、それなりに楽しまれていたようでよかった。次シーズンは彼らも自前灯火を持っているかもしれない。その時は並べて張りたいものである。 |
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◆本日の採集成果:スジクワガタ♂2、アカアシクワガタ♂3♀1、ミヤマクワガタ♂6♀17、カブトムシ♀2、 ヨコヤマヒゲナガカミキリ1、トガリシロオビサビカミキリ1、ノコギリカミキリ1 |